ポケットロケットこと、カレブ・ユアンはロット・スーダルと2022年まで3年間の契約延長を結んだ。
発表では、合わせてカレブ・ユアンのスプリントの発射台でもあるロジャー・クルーゲも契約延長している。
さらに、スプリントトレインのメンバーであるジャスパー・デブイストも一緒だ。
これで3年間、カレブ・ユアンのスプリントトレインは維持されることになる。
カレブ・ユアンのトレインは強化される
Exciting news! Our @CalebEwan @JasperDeBuyst and @kluge_roger have extended their contract with Lotto Soudal until the end of 2022. Lightning sprint train assured for the next three years 🚀
📷 @facepeeters pic.twitter.com/BRCRU295zk
— Lotto Soudal (@Lotto_Soudal) December 18, 2019
カレブ・ユアンはミッチェルトン・スコットからロジャー・クルーゲを引き連れてロット・スーダルにやってきた。
カレブ・ユアンはジロ・デ・イタリアで2勝。ツール・ド・フランスでは3勝。さらにシャンセリゼでのスプリンター対決でも見事に優勝を勝ち取った。
2019年の最高のスプリンターだと言ってもよいだろう。
私はこの動画が好きで何度でも見返してしまうのですが、ハンドルよりも低い位置にある独特のポジションは風洞実験室で作り出したものらしい。
165cmの身長に、更に低いポジションでは後ろについたライダーのメリットは全くなし。
今シーズンは、登りスプリントでも勝利を奪っており、進化するポケットロケットは誰にも止めることは出来ないだろう。
ロジャー・クルーゲ
ロジャー・クルーゲはミッチェルトン・スコットからカレブ・ユアンと一緒にやってきた。
だが、ロジャー・クルーゲは2017年にオリカ・グリーンエッジでもカレブ・ユアンとコンビを組んでいた。
だから、彼ら二人は6年コンビを組んでいくことになる。2017年のツアー・ダウンアンダーでのカレブ・ユアンの驚異的な4勝にもロジャー・クルーゲの力が大きくかかわっている。
ロジャー・クルーゲはトラックでの成績は素晴らしく、2008年北京オリンピックではポイントレースで銀メダル。
2018年には、マディソンで世界チャンピオンにもなっている。
心配なのは、心臓の出術を受けていること。すでに6day LONDONとか出場しているので問題はないようだが。
二人は今後3年間さらに勝利を量産していくことになる。
ジャスパー・デブイスト
ジャスパー・デブイストは、ロット・スーダル生え抜きの選手であり、2015年にロット・スーダルでワールドツアーデビューしている。
ジャスパー・デブイストは、トラック競技のワールドカップや6日間レースでも活躍しており、2015年トラックワールドカップ第3戦コロンビア・カリ大会では、オムニウムで銀メダルを獲得している。
2015年にロットに来た時には、当然アンドレ・グライペルのスプリントトレインの一員だった。
だが、小さなステージレースでは、彼自身勝利を目指してスプリントをして、これまで4勝をあげている。
今シーズンも、PostNord Danmark Rundt – Tour of Denmark (2.HC)で1勝とポイント賞も獲得しているのだ。
ジャスパー・デブイストは、これからもトラック競技と並行して、カレブ・ユアンのスプリントトレインの一員として活躍することになる。
ロット・スーダルには来シーズン、フィリップ・ジルベールとジョン・デゲンコルプが移籍してくる。
ジルベールは10年振りの古巣復帰となるが、ウルフパックのリーダーとして勝利を重ねてきた彼の存在は、チームを更に強化することだろう。
カレブ・ユアンのスプリントトレインは更に強化され、来シーズン以降も超低空姿勢のスプリントが見られるはずだ。
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