東京オリンピックでは、デンマークがひざ下にキネシオロジーテープを貼って空気抵抗を抑える役目を果たしていた。
今回の2021世界選手権ミックスリレーでは英国のダン・ビンガムが面白い試みをしている。
スキンスーツの前面に何かを詰め込んで、大きく膨らませている。これは空気の流れを良くしていると考えられている。
これもUCIから禁止を受けるかもしれないが果たしてどうなるだろう。
空気抵抗に関係
We’re flying 🔥🔥@DanBiggles22 @alexdowsett and @jjzarchibald set the fastest time at the intermediate split 👌
Now they hand over to the @JossyLowden @BarnesAlice and @annahendersonxo for the final leg 🇬🇧#Flanders2021#GBCT pic.twitter.com/1M0h7pRY9G
— British Cycling (@BritishCycling) September 22, 2021
先頭を走っているのが、ダン・ビンガム。男子エリートでは16位に入っている。
ダン・ビンガムは胸に何かを詰め込んで膨らませていた。大きなパット入りのポケットにラジオを詰め込んでいたようだ。
タイムトライヤルのスキンスーツの前面にラジオを置くことは、トップレベルのタイムトライヤルでは珍しいことではない。
ベルギーチームのBioRacrスキンスーツには、胸にポケットが組み込まれている。
レース後に、ダン・ビンガムは、それがラジオであることを告白し、メリットについて説明している。
それは安全面で導かれた。ラジオを背負ってクラッシュすると、ケガをする確率が高くなる。また、空力的にもあまり良くない。
ラジオには、さまざまな形とサイズがある。古いトランシーバーは大きいけど、それをレースラジオとして使った。心拍計ストラップの上に置くと、さらに突き出る。
英国の戦術が合法的になるのかは確認されていない。
ダン・ビンガムはエアロを専門としたブランドWatt Shopのチーフコンサルタントであり、デンマークのトラックチーム、Jumbo-VismaとCanyon-SRAM WorldTourチームの空力コンサルティング業務も請け負っている。
エアロの専門家だ。ロードではRibble Weldtite Pro Cyclingで乗っており27cmのハンドルで走って良く逃げに乗っている。
英国チームは今回55秒遅れの5位。メダルには届いていないが、面白い試みを見せてくれた。
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