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ツール・ド・フランス第19ステージ 最後の平坦ステージも超高速か?

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Photo by Bec Brown on Unsplash
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今大会最後となる平坦ステージ。注目は何と言ってもサム・ベネットとサガンのグリーンジャージ争い。

BORAは最後まであきらめないだろう。山岳賞争いはどうだろうか?  第18ステージで43ポイントの荒稼ぎをしたリチャル・カラパスは4級山岳の1ポイントを全力で取りに来るだろうか?

 

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第19ステージ ブールカン=ブレス〜シャンパニョル 166.5㎞

第19ステージ photo letour

スプリントポイントは117.6km地点にある。

その前には丘陵が待っているのでBORAがあきらめないならば、サム・ベネットを追い落すために全力で集団を引くだろう。

予想としては、相当速いペースで進むと思うけどBORA次第ですね。

 

ここまでのポイント賞争いは

  1. サム・ベネット 298
  2. ペーター・サガン 246
  3. マッテオ・トレンティン 235

サガンの奇跡の逆転を果たすには、ゴールで勝利するしかないだろう。

それもサム・ベネットにポイントを取らせないように、遅らせないといけない。かなり難しいかな。

 

逃げはゆるされない

photo tiz-cycling ストリーミングより 以下同様

今日から山岳賞ジャージを着るリチャル・カラパス。今日は4級山岳だけなので、どう動くかな。明日が個人タイムトライヤルなので静かにしているかも。

 

最初にアタック合戦で抜けだした3人。

  1. 77. Neilson Powless(ニールスン・パウレス)EF Pro Cycling
  2. 116. Michael Schär(ミハエル・シャー)CCC Team
  3. 198. Maximilian Walscheid(マックス・ワルシャイド)NTT Pro Cycling

5秒のリード。あっという間に捕まる。

 

その3人を追い越して、レミ・カヴァニャが単独で走り出す。さすがクレルモン・フェランのTGV。

 

27. Lukas Pöstlberger(ルーカス・ペストルベルガー)が、なんと蜂に口の周りを刺されて痛みのためにリタイヤしてしまう。これはBORAにとっては痛い離脱だ。

病院に行ったが、アナフィラキシーショックとかはなかったようだ。

 

イネオスのディラン・ファンバーレは単独でレミ・カヴァニャを追っていたが、後ろと合流。

  1. 8. Dylan van Baarle(ディラン・ファンバーレ)Team GRENADIERS
  2. 121. Guillaume Martin(ギヨーム・マルタン)Cofidis, Solutions Crédits
  3. 187. Geoffrey Soupe(ジョフレ・スープ)Total Direct Energie
  4. 212. Cyril Barthe(シリル・バルト)B&B Hotels-Vital

総合12位まで落ちたギヨーム・マルタンが入っている。だが、マルタンは残り140km地点で、補給食を食べながら集団に戻っていく。

 

レミ・カヴァニャは、2分30秒までタイム差を広げる。

 

集団はBORAが2人で引いている。サガンは10番手当たり。

 

2番手グループは後ろに吸収されそうだ。一人のレミ・カヴァニャに全く追いつく感じがしない。

結局、残り124.7KMで集団につかまる。あとは、レミ・カヴァニャ一人だけ。

 

レミ・カヴァニャは4級山岳をトップ通過。集団とは1分50秒のタイム差を保っている。

 

スプリントポイント手前で、

  1. 33. Benoît Cosnefroy(ブノワ・コヌフロワ)AG2R La Mondiale
  2. 218.  ROLLAND Pierre(ピエール・ロラン)B&B Hotels

が抜けだす。

これにルーク・ロウもジョイン。

 

レミ・カヴァニャはスポリントポイントまで逃げ切り。1位通過を果たす。

 

メイン集団のトップはサム・ベネットで11ポイント追加で309ポイント。サガンは10ポイント追加で、256ポイント追加。

 

レミ・カヴァニャはついに、追いつかれる。120kmに渡って逃げつづけた。

 

サガンとサム・ベネットを含むメンバーは、スプリントポイントから逃げようとしていたが、すぐに足を止める。

 

集団では、パヴェル・シヴァコフが落車してしまう。バイク交換して走り出すが最後までついてないですねえ~。

 

先頭の4人は後ろから合流したグループに追いつかれる。ゴールが近くなってきたので危ない逃げはつぶされていく。

 

昨日逃げた、ミハウ・クフィアトコフスキもアタックをかけるが決まらない。

 

12人の逃げグループ

ルーク・ロウのアタックによって出来た12人のグループは一気にタイム差を開いていく。サム・ベネット、サガンも回しているので逃げ切りを狙っている。

 

集団は、ロットが3人で引いていたがクイックステップがフタをしたために、タイム差は広がる一方。ついに逃げ切りを許してしまった。

 

205. Søren Kragh Andersen(セーアンクラーク・アナスン)Team Sunwebが先頭集団からアタック。

下りで一気に差を開いていく。後ろはお見合いしてしまい、独走を許してしまう。セーアンクラーク・アナスンもそれを狙っていたようだ。

ここで、有力ライダーが反応すれば追走したライダーが足を使わないといけない。誰もが有力選手だったことも災いしたとも言える。

 

セーアンクラーク・アナスンは、第14ステージでも優勝しており2回目のステージ優勝を飾った。

今年のSunwebは若手の活躍で大躍進だ。ツール3勝は素晴らしい!

 

ポイント賞争いの3人は8位争いとなってしまう。最後のスプリンターステージで逃げ切りをさせてしまった。

 

こちらは第18ステージハイライト

第19ステージ リザルト

スマホの場合には、横にスワイプして見て下さい。

ステージ

Rnk Rider Team Time
1 Kragh Andersen Søren Team Sunweb 3:36:33
2 Mezgec Luka Mitchelton-Scott 0:53
3 Stuyven Jasper Trek – Segafredo ,,
4 Van Avermaet Greg CCC Team ,,
5 Naesen Oliver AG2R La Mondiale ,,
6 Arndt Nikias Team Sunweb ,,
7 Rowe Luke INEOS Grenadiers 0:59
8 Bennett Sam Deceuninck – Quick Step 1:02
9 Sagan Peter BORA – hansgrohe ,,
10 Trentin Matteo CCC Team ,,

総合

Rnk Rider Team Time  
1 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 83:29:41
2 Pogačar Tadej UAE-Team Emirates 0:57
3 López Miguel Ángel Astana Pro Team 1:27
4 Porte Richie Trek – Segafredo 3:06
5 Landa Mikel Bahrain – McLaren 3:28
6 Mas Enric Movistar Team 4:19
7 Yates Adam Mitchelton-Scott 5:55
8 Urán Rigoberto EF Pro Cycling 6:05
9 Dumoulin Tom Team Jumbo-Visma 7:24
10 Valverde Alejandro Movistar Team 12:12

 

山岳賞

Rnk Rider Team Pnt
1 Carapaz Richard INEOS Grenadiers 74
2 Pogačar Tadej UAE-Team Emirates 72
3 Roglič Primož Team Jumbo-Visma 67
4 Hirschi Marc Team Sunweb 62
5 López Miguel Ángel Astana Pro Team 51
6 Cosnefroy Benoît AG2R La Mondiale 36
7 Rolland Pierre B&B Hotels – Vital Concept p/b KTM 36
8 Peters Nans AG2R La Mondiale 32
9 Porte Richie Trek – Segafredo 28
10 Kämna Lennard BORA – hansgrohe 27

ポイント賞

Rnk ▼▲ Rider Team Pnt
1 Bennett Sam Deceuninck – Quick Step 319
2 Sagan Peter BORA – hansgrohe 264
3 Trentin Matteo CCC Team 250
4 Coquard Bryan B&B Hotels – Vital Concept p/b KTM 173
5 Ewan Caleb Lotto Soudal 158
6 Alaphilippe Julian Deceuninck – Quick Step 150
7 van Aert Wout Team Jumbo-Visma 147
8 ▲6 Kragh Andersen Søren Team Sunweb 138
9 Mørkøv Michael Deceuninck – Quick Step 129
10 ▼2 Pogačar Tadej UAE-Team Emirates 123

 

ヤングライダー賞

Rnk Rider Team Time
1 Pogačar Tadej UAE-Team Emirates 83:30:38
2 Mas Enric Movistar Team 3:22
3 Madouas Valentin Groupama – FDJ 1:35:35
4 Martínez Daniel Felipe EF Pro Cycling 1:51:32
5 Kämna Lennard BORA – hansgrohe 2:10:21
6 Tejada Harold Astana Pro Team 2:29:13
7 Eg Niklas Trek – Segafredo 2:42:01
8 Hirschi Marc Team Sunweb 2:43:00
9 Powless Neilson EF Pro Cycling 2:56:52
10 Sivakov Pavel INEOS Grenadiers 4:06:17

 

コメント

  1. バナナ より:

    ポガチャルは総合あきらめて山岳狙うことはないんですかね?

  2. ちゃん より:

    まあ、2ポイント差なので間違いなく逆転するでしょうね。そうなると新人賞に山岳賞と2賞を獲得する。初めてのツール出場でこれは凄いことになりますね!

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