ジュリアン・アラフリップのレーススケジュールが発表されている。
昨年と同じようにブエルタ・サン・ファンで開幕戦を行う。その後、ツアー・コロンビアと続く。
だが、ジュリアン・アラフリップは来シーズン新たな挑戦を行うと発表。彼の新たな挑戦とは北のクラシックに挑戦することだ。
ベルギーのチームに所属していながら、石畳の厳しいフランダースには出ていない。
北のクラシック
北のクラシックの明確な定義はないようだが、ベルギーの位置はヨーロッパでは北に位置している。
そして、ベルギー国内で行われるレースは以下の通り。
ロンド・ファン・フラーンデレンはモニュメントの一つで、距離も270kmと長いが後半の石畳であるミュールは足にきいてるライダーには厳しい試練となる。
ベルギー国内のクラシックライダー、屈強なワンデイライダーがどうしても欲しいタイトルの一つだ。
ジュリアン・アラフリップはフランスのライダーであり、小さな頃から石畳を経験している訳ではない。
彼が石畳に対応して走れるかは未知数だと言っても良いかもしれない。
フィリップ・ジルベールが抜けてしまったが、チームにはゼネク・スティバル、ボブ・ユンゲルス、イヴ、ランパールト、キャスパー・アスグリーンがいる。
彼らウルフパックのメンバーの誰かが勝利を狙えば良いのだ。
アラフリップが石畳に対応出来れば、勝利への力となることは間違いない。来年上手く走れればその後エースとして走ることも可能だろう。
2020年レーススケジュール
ここでジュリアン・アラフリップのレース予定を見てみよう。
ジュリアン・アラフリップは、北のクラシックも走るだろうが、どちらかと言えばその前後のレースで頑張って欲しいというのがチームの方針のはずだ。
実際に、チームのGMパトリック・ルフェーブルには、フランダースを走っても良いが、それをナンバーワンの目標にはしないでね。と言われているようだ。
あくまで、チームはリエージュ~バストーニュ~リエージュまでエースとして活躍して欲しいのだ。
フランダースツアーには経験が必要だと言われることが多い。狭い田舎道や鋭い石畳の登りには習熟するのに何年もかかることがある。すぐに順応出来れば良いがそう簡単ではないだろう。
2019年に12レースで優勝し、イエロージャージーで14日間の記憶に残るツール・ド・フランスを走ったアラフィリッブは、ツアーコロンビアと共に3年連続で南米で2020年のレースを開始する。
私は特別なシーズンを過ごしたばかりだが、栄誉にとどまることはない。再びゼロから始めるつもりだ。
更なる高みを目指して北のクラシック挑戦となったが、今年以上の活躍を出来るのだろうか?
例年チームからは有力選手が抜けるばかりで、補強はなく自前の選手育成だけで勝利をつかんでいく。
チームに残ったジュリアン・アラフリップの肩には大きな期待がチームから寄せられていることだろう。
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