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2025 ジロ・デ・イタリア第16ステージ  INEOS Grenadiersを襲う3度の不運

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Unsplashpetr sidorovが撮影した写真
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 INEOS Grenadiersは序盤にジョシュア・ターリングが逃げに入ることに成功。しかし、雨のコーナーでジョシュア・ターリングはガードレールに向かって落車。

全く立てずリタイヤとなる。さらに、テイメン・アレンスマンも落車。そして、エースのエガン・ベルナルまで。落車にないた INEOS Grenadiersとなってしまった。

時系列で落車をみてみると。

 

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ジョシュア・ターリング

 

ジョシュア・ターリングは立ち上がれないほどの衝撃を受けてしまった。このステージの最初のリタイヤとなる。

ここまで第2ステージで優勝。第10ステージの個人タイムトライヤルでは2位だったけれど、十分に成功したジロだった。さらに、アタッカーとしての地位も確立しようとしていたのに、この落車でのリタイヤはチームにとっても痛い。

まだ、ケガの詳細についてはわかっていない。

 

テイメン・アレンスマン

 

私が見ていたところ、Soudal – Quick Stepのジャンマルコ・ガロフォリが滑り、バイクが道路外まで跳ね飛ばされた。

それにテイメン・アレンスマンがぶつかったように見えた。テイメン・アレンスマンはブレーキをかけたようだけど、後ろから突っ込まれたと。

 

テイメン・アレンスマンのコメント

落車の状況は全く分からない。前のライダーが転倒しそうになった。ブレーキをかける時間はまだ十分あったのに、誰かがブレーキをかけずに私の後ろにぶつかってきた。

彼が何をしていたのかは分からないが、レースではよくあることだ。最初はアドレナリンで走っていたんだけど、その後はもう痛みに耐えられなくなってしまった。今は膝が本当に痛い。

 

結局、テイメン・アレンスマンは山岳で遅れてしまい、ステージ24位。総合9位から15位まで順位を落としてしまった。

 

エガン・ベルナル

 
 
 
 
 
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エガン・ベルナルが突然路上に立っている姿をカメラはとらえていた。エガン・ベルナルがどのように落車したのかは不明。

このジロでエガン・ベルナルは何度か落車している。個人タイムトライヤルでも落車。

 

幸い、エガン・ベルナルは復帰したが、山岳では遅れてしまった。それでも一人でペースで走り、最後にはマリアローザのアイザック・デルトロも置き去りにしてステージ11位でゴール。

結果だけみると総合8位から6位に上がったけれど、サイモン・イェーツ、リチャル・カラパスとはタイム差が広がっている。

返す返す、テイメン・アレンスマンとエガン・ベルナルの落車がなければ結果はもう少し違っていたはず。疲れがあるというテイメン・アレンスマンが、もう少し山岳でアシストできていたはずだ。

これも不運としかいいようがない。

 

エガン・ベルナルのコメント

ハードな1日だった。 転倒に見舞われ、その後、良いフィーリングを取り戻すのはかなり難しかった。 最後から2番目の登りですでに順位を落としていて、このままではタイムを失うと思った。

でも自分を信じて戦い続け、なんとか後続に追いつくことができた。 しかし、何人かの総合ライダーにタイムを奪われたことも事実だ。

たった1つの山岳ステージで総合の順位は大きく変わった。 明日はモルティローロを登る。 でも僕は戦い続けるよ。 たとえ少しヒビが入ったとしても、僕のプランはアタックして運を試すこと。

5年間あきらめなかったのだから、1日で諦めるなんてありえないよ。

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