INEOS Grenadiersは序盤にジョシュア・ターリングが逃げに入ることに成功。しかし、雨のコーナーでジョシュア・ターリングはガードレールに向かって落車。
全く立てずリタイヤとなる。さらに、テイメン・アレンスマンも落車。そして、エースのエガン・ベルナルまで。落車にないた INEOS Grenadiersとなってしまった。
時系列で落車をみてみると。
ジョシュア・ターリング
Joshua Tarling scivola sulla rotonda e va a sbattere contro il guard rail: il britannico lascia il Giro 🩹❌🚴♂️#Ciclismo #Giro #Cycling #GiroDItalia pic.twitter.com/DrPMKV5hM7
— Eurosport IT (@Eurosport_IT) May 27, 2025
ジョシュア・ターリングは立ち上がれないほどの衝撃を受けてしまった。このステージの最初のリタイヤとなる。
ここまで第2ステージで優勝。第10ステージの個人タイムトライヤルでは2位だったけれど、十分に成功したジロだった。さらに、アタッカーとしての地位も確立しようとしていたのに、この落車でのリタイヤはチームにとっても痛い。
まだ、ケガの詳細についてはわかっていない。
テイメン・アレンスマン
#GirodItalia 🇮🇹🚴♂️
Thymen Arensman 🇳🇱 lag er ook bij pic.twitter.com/YZ02AdBaxc— Boertje Pummel (@BoertjePummel) May 27, 2025
私が見ていたところ、Soudal – Quick Stepのジャンマルコ・ガロフォリが滑り、バイクが道路外まで跳ね飛ばされた。
それにテイメン・アレンスマンがぶつかったように見えた。テイメン・アレンスマンはブレーキをかけたようだけど、後ろから突っ込まれたと。
テイメン・アレンスマンのコメント
落車の状況は全く分からない。前のライダーが転倒しそうになった。ブレーキをかける時間はまだ十分あったのに、誰かがブレーキをかけずに私の後ろにぶつかってきた。
彼が何をしていたのかは分からないが、レースではよくあることだ。最初はアドレナリンで走っていたんだけど、その後はもう痛みに耐えられなくなってしまった。今は膝が本当に痛い。
結局、テイメン・アレンスマンは山岳で遅れてしまい、ステージ24位。総合9位から15位まで順位を落としてしまった。
エガン・ベルナル
この投稿をInstagramで見る
エガン・ベルナルが突然路上に立っている姿をカメラはとらえていた。エガン・ベルナルがどのように落車したのかは不明。
このジロでエガン・ベルナルは何度か落車している。個人タイムトライヤルでも落車。
幸い、エガン・ベルナルは復帰したが、山岳では遅れてしまった。それでも一人でペースで走り、最後にはマリアローザのアイザック・デルトロも置き去りにしてステージ11位でゴール。
結果だけみると総合8位から6位に上がったけれど、サイモン・イェーツ、リチャル・カラパスとはタイム差が広がっている。
返す返す、テイメン・アレンスマンとエガン・ベルナルの落車がなければ結果はもう少し違っていたはず。疲れがあるというテイメン・アレンスマンが、もう少し山岳でアシストできていたはずだ。
これも不運としかいいようがない。
エガン・ベルナルのコメント
ハードな1日だった。 転倒に見舞われ、その後、良いフィーリングを取り戻すのはかなり難しかった。 最後から2番目の登りですでに順位を落としていて、このままではタイムを失うと思った。
でも自分を信じて戦い続け、なんとか後続に追いつくことができた。 しかし、何人かの総合ライダーにタイムを奪われたことも事実だ。
たった1つの山岳ステージで総合の順位は大きく変わった。 明日はモルティローロを登る。 でも僕は戦い続けるよ。 たとえ少しヒビが入ったとしても、僕のプランはアタックして運を試すこと。
5年間あきらめなかったのだから、1日で諦めるなんてありえないよ。
コメント