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2021ヨーロッパ選手権男子エリート個人タイムトライヤルは誰が勝ったのか?

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Photo credit: Immagini 2&3D on Visualhunt
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ヨーロッパ選手権個人タイムトライヤルは、イタリアのトレンティーノ州の州都トレントで行われる。

ヨーロッパ選手権は1995年から行われているが、男子エリートは2016年から始まっている。

これまでの優勝者は

  • 2020 シュテファン・キュング
  • 2019 レムコ・エヴェネプール
  • 2018 ヴィクトール・カンペナールツ
  • 2017 ヴィクトール・カンペナールツ
  • 2016 ジョナタン・カストロビエホ

今回は、レムコ・エヴェネプールとタデイ・ポガチャルが参戦してくる。レムコは100%ではないかもしれないが、表彰台の一角には入るのでは。

 

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個人タイムトライヤル トレント~トレント 22.4km

コースマップ photo uec.ch

 

スタートとフィニッシュは、イタリアの自治区トレンティーノ州、南チロルとトレント県の州都であるトレントで行われ行われる。

市内からスタートして、10kmほどして折り返してくる。ゴール前ではカーブが連続するので、スピードはセーブされる。

 

コースプロフィール photo uec.ch

 

獲得標高は172m。距離も22.4kmしかないので短期決戦だ。パワーライダーに有利なので、これは前日にミックスドリレーを走っているけれども、ガンナ有利のコースだ。

 

シュテファン・ビッセガー

TTスぺシャリストのスイス代表、シュテファン・ビッセガーが用意している。

 

ベネルクスツアーの個人タイムトライヤルで優勝して乗り込んできた。

 

シュテファン・ビッセガーは、中間計測を12分34秒。av52.965km/hで暫定トップ。

 

シュテファン・ビッセガーは、エドアルド・アッフィニの記録を抜いて暫定トップに。24分52秒。av54.048km/h。

これで後続を待つことになる。

 

タデイ・ポガチャル

スロベニア代表。ツール・ド・フランス覇者のタデイ・ポガチャル。東京オリンピックロードで3位になって以降、イマイチの調子だ。

このTTでも、中間計測は、12分55秒。av51.531km/hで暫定4位だった。だが、ゴールは12分55秒。av51.561km/h。暫定8位。

後続には、次々とTTスペシャリストが登場するのであまり良いタイムとは言えない。世界選手権に向けて調子を上げていきたい。

 

カスパー・アスグーン

 

カスパー・アスグーンは、デンマークTTチャンピオン。中間計測を12分53秒。ゴールタイムは、25分21秒。av53.016km/h。暫定3位だ。

 

ミッケル・ビョーグ

元3年連続U23王者のミッケル・ビョーグ。ゴールタイムは26分43秒。エリートの壁は厳しい。暫定9位だ。

 

ジョアン・アルメイダ

TT得意のジョアン・アルメイダ。ゴールタイムは、25分46秒。av52.158km/h。暫定6位で後続の記録を待つ。バイクはスペシャライズドではなくBMCですね。なんでかな。

 

フィリッポ・ガンナ

2日連続のTTの勝利なるかフィリッポ・ガンナ。

 

この距離ならば、バワーとスピードはピカ一のはず。優勝候補ナンバーワンだ。

 

ガンナ速い! 

シュテファン・ビッセガーの記録を15秒も上回る。24分34秒。AV54.597 km/h。これで後続を待つ。

 

レムコ・エヴェネプール

TTに力を入れているレムコ・エヴェネプール。どこまで以前の力が戻っているのか。パワーコースなので不得意といっているけど。

 

レムコの中間計測は、12分23秒で、ガンナから1秒遅れの暫定2位。これは良いタイムが出そうだ。

 

レムコは、24分44秒。av54.34 km/h。これは良い記録だ。暫定2位。

 

レミ・カヴァニャ

クレルモンフェランのTGVとよばれるレミ・カヴァニャ。中間計測は、12分47秒。av52.098km/h。

どうも、調子がイマイチなのか、ゴール手前で後続のシュテファン・キュングに抜かれてしまう。

ゴールタイムは、25分36秒。9位という成績。

 

シュテファン・キュング

ディフェンディグチャンピオンのシュテファン・キュング登場。

 

キュングの中間計測は、12分25秒。ガンナから4秒遅れの3位。

 

しかし、シュテファン・キュングはゴールで素晴らしいタイムをたたき出す。

24分29秒。av54.894 km/h。なんと、フィリッポ・ガンナの記録を8秒も上回った。これは凄いことだ。

今シーズンのTTの勝利としては2度目。ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第4ステージで勝利して、総合優勝まで飾っている。

ガンナが2日連続のTTだったけれど、破ったことは大きい。これで世界選手権の予想順位も分からなくなってくる。

優勝したシュテファン・キュングは

本当に速いコースだった。しかし、帰り道には少し追い風が吹いていて、すべてのコーナーと小さな橋で、最後までパワーを維持することが非常に重要だった。

中間計測で、ガンナとレムコの手に届くところにいることを知っていた。通常、最後に戻るのは常に私の強みであり、今日はただ押して押して押していた。

欧州選手権のジャージを持っているのはいいことだが、私の大きな目標は、9月19日にブルージュで別のジャージを作ることだ。それが東京以来の私の大きな目標だ。

 

リザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt Time Avg
1
 KÜNG Stefan
Switzerland 70 20 0:24:29 54.894
2
 GANNA Filippo
Italy 55 14 0:08 54.597
3
 EVENEPOEL Remco
Belgium 40 8 0:15 54.340
4
 BISSEGGER Stefan
Switzerland 30 7 0:23 54.048
5
 WALSCHEID Max
Germany 25 6 0:38 53.510
6
 AFFINI Edoardo
Italy 20 5 0:39 53.475
7
 ASGREEN Kasper
Denmark 15 4 0:52 53.018
8
 BODNAR Maciej
Poland 10   1:04 52.603
9
 CAVAGNA Rémi
France 5   1:06 52.534
10
 ALMEIDA João
Portugal 3   1:17 52.160
11
 VAN EMDEN Jos
Netherlands     ,, 52.160
12
 POGAČAR Tadej
Slovenia     1:21 52.026
13
 HERREGODTS Rune
Belgium     1:30 51.725
14
 REIS Rafael
Portugal     1:34 51.593
15
 ARMIRAIL Bruno
France     1:35 51.560
16
 HEIDEMANN Miguel
Germany     1:38 51.461
17
 BÁRTA Jan
Czech Republic     1:51 51.038
18
 MULLEN Ryan
Ireland     2:10 50.432
19
 NYCH Artem
Russia     ,, 50.432
20
 RITZINGER Felix
Austria     2:12 50.369

 

 

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