ツール・ド・フランスでは新しい技術が色々とテストされている。
今回は、Team Qhubeka NextHashのセルジオ・エナオが超軽量のディスクホイールに乗っているという情報だ。
セルジオ・エナオは、Team Sky、UAEを経て2021年、Team Qhubeka NextHashに移籍しているクライマーだ。
セルジオ・エナオが乗っていたのは、チームが使用するHuntのプロトタイプのディスクホイール。ディスクホイールで1,151gというのは相当軽い部類にはいる。
Hunt ディスクホイール
このホイールが見られたのはツール・ド・フランス第8ステージの山岳でのこと。それ以来、プレゼンテーションで、いつもセルジオ・エナオのホイールをみているのだけど、これ以降は使っていない。
ツール第3週で山岳ステージがあるので、ここで使用してくるかもしれない。
リムハイトは36mmでヒルクライムに特化したホイールのようだ。
Huntはセルジオ・エナオが使用したホイールの画像を共有している。リアが660g。フロントが509gで、12mmスルーアクスルのセンターロックディスクホイールで重量は1.151gと超軽量だ。
スポーク数は前輪が16本、後輪が20本。これらは、各ホイールの駆動側と非駆動側の間で均等に分割されているように見える。
ハブは、Hunt 44UDカーボンスポークディスクにあるTaperLockSprintハブと比較的似ている。
明らかに、超軽量ホイールは常に多くのロードサイクリストの興味を引く。
Huntまた、最初のUDカーボンスポークディスクホイールは、スポークが16%少なくても、剛性が6%向上し、高周波のロードバズを吸収するのに優れていると主張している。
ツール・ド・フランスの山岳でチューブラーとしての地位を少し証明した今、次のステップは、消費者向けのチューブレスバージョンを作ることだという。
Huntはそれがフックレスかもしれないとさえほのめかしている。
Huntは新しいホイールブランドだけど、意欲的なホイールをダイレクト販売で安価に提供している。
現在でも、HUNT 36UDカーボンスポークホイールセットは、1,295gでディスクホイールとして販売しているが、価格は179,764円と安価だ。
Huntの新型ホイールも多分、安価で市場に登場すると思われる。このホイールブランドに要注目だ。
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