フランスのワンデイレース、ショレ=ペイ・ド・ラ・ロワール(Cholet – Pays de la Loire)で、ゴール後にナセル・ブアニ(Team Arkéa Samsic)が失格となった。
見ていて、危ないと思ったのだけどやはりと言った感じだ。
問題のゴールシーンを見てみよう。
ショレ~ショレ 201.8km
前半から小刻みなアップダウン。そして、最後はシュレの市街を6周回してゴールするコース。
レース序盤から逃げていた逃げは、残り24kmで飲み込まれる。その後も、抜け出しをはかろうとするライダーが何人もチャレンジしていく。
何回もアタックがかかって見ていて面白い展開だったが、フランスの放送は後ろから映してくれないのでライダーのゼッケンが中々確認出来ない。
上は最後の抜け出しの場面。AG2Rはメンバーチェンジして逃げを続ける。
3人はかなり良いペースで逃げる。10秒程度のタイム差しかないけど。
何故か、3人は最後は少し息切れしたのか、少し足を止め加減だったのが少し気になった。
ラスト1kmで7秒のタイム差があったので、もう少し頑張れば逃げ切れていたと思ったのだけど~。
3人は残り300mで捕まる。
ゴールは、ファビオ・サバティーニのアシストを受けたエリア・ヴィヴィアーニと、ナセル・ブアニ(Team Arkéa Samsic)の対決。
ファビオ・サバティーニはクイックステップからエリア・ヴィヴィアーニと共に移籍している。
ナセル・ブアニはトマ・プタのアシストを受けていた。上の写真を見てもわかるが良い位置につけていた。
だが、ナセル・ブアニは左隣のGroupama-FDJのジェイク・スチュワート(Jake Stewart)によりかかってしまう。
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ジェイク・スチュワート(Groupama – FDJ)はなんとか落車しなかったが、危ないところだった。
ゴールは、そのままエリア・ヴィヴィアーニが獲得。実に2年振りの勝利だ。コフィディスに移籍してようやく勝利をチームにプレゼントすることができた。
問題のゴールシーン
UPDATE | Nacer Bouhanni raakt derde plek kwijt na gevaarlijke actie in sprinthttps://t.co/mCQZoCLyYZ pic.twitter.com/ee8k23funl
— WielerFlits.nl (@WielerFlits) March 28, 2021
ほとんどこけてもおかしくない場面だ。ジェイク・スチュワートは良くこけなかったものだ。
ジェイク・スチュワートは、以下のようにコメント。
やあナセル、私が今何を考えているのか聞いてみたいですか? あなたが脳細胞を持っていないことは明らかです。
皮肉なことに、フィニッシュ後にあなたは私に敬意を払わないと言ったのです。これは「敬意なし」がどのように見えるかについての教育ビデオです。
ジェイク・スチュワートがかなり怒っている。
ジェイク・スチュワートは、オンループ・ヘットニュースブラッドでも2位に入り、ノケレ・コールスでも6位に入っている21歳の有望な若者だ。今回もこれがなければ、トップ3に入っていただろう。
UCIはこの事件について、まだコメントしていない。
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