BORA – hansgroheは、昨年12月にはエマヌエル・ブッフマンをジロ・デ・イタリアのリーダーとすることを発表していた。
では、だれがツール・ド・フランスのリーダーになるのだろうと思われていた。その答えは移籍してくる、ウィルコ・ケルデルマンがエースとなるようだ。
ケルデルマンがツール総合を狙う
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2019ツール・ド・フランス総合4位の、エマヌエル・ブッフマンがジロを目指すことで、残る総合系の選手としてはウィルコ・ケルデルマンしかいないということだろう。
2021年のツールのコースは、山岳が厳しくなくTTもあるため、ブッフマンに向いていないと判断されている。
マキシミリアン・シャフマンもジロに出場する。だから、今の所、ツールのメンバーには選ばれていない。
チームではツール・ド・フランスに出場する、15名のロングリストが作られているが、一般公開されているメンバーはまだ数名だ。
現在公開されているツール・ド・フランス暫定メンバーは
- レナード・ケムナ
- サガン
- ウィルコ・ケルデルマン
- パトリック・コンラッド
- パスカル・アッカーマン
レナード・ケムナなどは、セカンドエースとして十分に働いてくれるだろう。問題は、安定してウィルコ・ケルデルマンが成績を残して貰えるかが焦点となる。
ケルデルマンとしては、ジロ総合3位に続く良い走りが出来るのか真価が問われる形となる。
パスカル・アッカーマンはツール出場が可能か?
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一方、トップスプリンターのパスカル・アッカーマンが、2021年に初めてツール・ド・フランスのステージ勝利を狙うことができるかどうかは不明のまま。
一応、ロングリストには名前が出ているけど。
パスカル・アッカーマンは
ツール・ド・フランスは私にとって大きな目標です。しかし、私は次のように言わなければなりません。フォームは正しくなければならない。
最強は最初にある必要があると私は思う。現在、私はスプリントトレイン全体でロングリストに載っている。
と、述べている。自信満々ですね。
パスカル・アッカーマンがツールには出場したことがない。2019年のジロ・デ・イタリアでは前年ポイント賞獲得のサム・ベネットを押しのけて出場。見事にポイント賞を獲得した。
そして、ブエルタ・ア・エスパーニャでも2勝をあげている。
だが、パスカル・アッカーマンもサガンというスーパースターがいるため、このままではツール出場は難しいだろう。サム・ベネットと同じ道を歩むとは思えないけど。
ツールのメンバーも8人しか選べない。ウィルコ・ケルデルマンのサポートライダーと、あとは8つのスプリンターステージがあるので当然スプリンターを配置してくる。
パスカル・アッカーマンが出場となれば、サガンはグリーンジャージの獲得が難しくなるだろう。チーム内でポイントを奪い合うことにもなりかねない。
チームは、現在ガルダ湖で合宿しており、話し合いが行われるはずだ。パスカル・アッカーマンの場合、今後のレースの結果によって判断されるかもしれない。
どちらが出ても勝利が狙えるので、チームとしては贅沢な悩みとなりそうだ。
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