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ドリダーフス・ブルージュ~デ・パンネ マチュー・ファンデルプールが~

海外情報
Photo by Libby Penner on Unsplash
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ドリダーフス・ブルージュ~デ・パンネはベルギーで行われるクラシックレース。

通常ならば春先のレースだが、今回は10月開催となった。ロンド・ファン・フラーンデレンの前哨戦として争われるレースで、2018年までは3日間のステージレースだった。

2019年からワンデイレースとなりUCIワールドツアーのレースに昇格している。フラットなためにスプリンターが勝利することの多いレースだ。

今回はカレブ・ユアンも出場しており、ロンド・ファン・フラーンデレンでワウト・ファンアールトをスプリントでやぶったマチュー・ファンデルプールとの対決が見ものだ。

 

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One day race » Brugge › De Panne (156.3k)

https://www.procyclingstats.com/race/driedaagse-brugge-de-panne/2020/result/today/profiles

コースプロフィール

オールフラットなスプリンターのためのコース。スプリント勝負となるのか、逃げきれるのかチーム力も試されるコースだ。

ほとんどの選手は今シーズン最後のレースとなるので、全力で挑んでくるはず。面白い戦いが見れそうだ。

 

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逃げ集団は合体して21人

この二人は何をしている?

スタート前だろうけど、この後二人は~。

 

 

スタートでは、マーク・カヴェンデッシュの姿がある。これで現役最後のレースとなるかも。

残り185km地点で、ミハウ・クフィアトコフスキはオリバー・ナーセン(AG2R)とセプ・ファンマルク(EF PRO cycling)と3人で落車。

クウィアトコウスキーは残り134kmでリタイヤ。

 

 

次々とアタックのかかる集団は最終的に合体して21人の巨大な逃げとなる。

最初の1時間の平均速度が51km/hというスピードで、すでにこの中から優勝が決まるのはまちがいないだろう。

 

21人のライダー

1 カスパー・アスグリーン Deceuninck – Quick Step
2 イヴ・ランバールト Deceuninck – Quick Step
3 フロリアン・セネシャル Deceuninck – Quick Step
4 ティム・デクレルク Deceuninck – Quick Step
5 ベルト・ヴァンレルベルヘ Deceuninck – Quick Step
6 DRUCKER Jempy BORA – hansgrohe
7 マッテオ・トレンティン CCC Team
8 VAN KEIRSBULCK Guillaume CCC Team
9 ジョン・デゲンコルプ Trek – Segafredo
10 ジャスパー・デブイスト Trek – Segafredo
11 マックス・ワイシャイド NTT PRO cycling
12 BYSTRØM Sven Erik UAE-Team Emirates
13 シュテファン・キュング Groupama – FDJ
14 クリス・ローレンンス INEOS Grenadiers
15 クリストフ・ラポート Cofidis, Solutions Crédits
16 マチュー・ファンデルプール Alpecin-Fenix
17 ティム・メルリエ Alpecin-Fenix
18 アレクサンダー・クリガー Alpecin-Fenix
19 リナス・リッカード Alpecin-Fenix
20 DECLERCQ Benjamin Team Arkéa Samsic
21 HAVIK Piotr Riwal Securitas Cycling Team

Deceuninck – Quick Stepが5人Alpecin-Fenixが4人。

これがラスト39kmでは15人に減っている。

 

ティム・メルリエ(Alpecin-Fenix)はあわや落車という場面で、なんとか立ち直る。キャン〇〇を打ってないのか心配だ。

とにかく横風の強い日でライダーは斜めに隊列を組んで進んでいる状態。

 

photo tiz-cycling ストリーミングより 以下同様

ラスト26kmでメイン集団とは57秒のタイム差。ガンガンに先頭交代しており、耐えきれないライダーは落ちていく。

このままいくと、カレブ・ユアンもアレクサンダー・クリストフもいないので、マッテオ・トレンティンとマチュー・ファンデルプールのスプリント勝負となるかな。

 

後ろは、すでに回せないライダーもいる。

 

ラスト20kmで後ろの4人と40秒のタイム差。集団とは1分以上離れている。マチュー・ファンデルプールは前で先頭交代に積極的に参加している。

 

マチュー・ファンデルプールが落車

道路の端にいたマチュー・ファンデルプールとスヴァンエーリック・ビストグラム(UAE)の腕が絡んだように見えた。上の画面の左端。

肝心なところは、カメラの前に何かがあってわからない。

 

なんと、ここであってはならないことが起こってしまう。マチュー・ファンデルプールが跳ねられて土手下まで落ちてしまった。

中々起き上がれないマチュー。起き上がっても後ろに倒れそうになっていた。ケガの様子が心配される。

 

 

ここで、クイックステップがスパート。

 

マチュー・ファンデルプールは土手下から上がっている。歩いているので良かった。だが、これから病院だろう。

救急車で運ばれるほどではないので重症ではないようだ。

 

マッテオ・トレンティンが揺さぶりをかけてスパート。その時だった。

 

マッテオ・トレンティンのアタックが終わった瞬間に、イブ・ランパールトがカウンターアタック!

これは決まったか?  当然、クイックステップが邪魔をする。

 

ラスト5.8kmで16秒のタイム差。誰も追わさせないので決まりだ。後ろは追走しようとするとクイックステップがチェックに入る。

 

ティム・メルリエのためにヨナス・リッカードが全開で引くが、タイム差は広がるばかり。

後ろには、カスパー・アスグリーンがついて先頭交代させない。

 

ラスト1kmで30秒を保っており完全に逃げ切りだ。

 

イブ・ランパールトは後続に追いつかれることなく独走で勝利!

ランバールトは今季初勝利。完全にウルフパックの戦術が決まった感じだ。誰でも勝てるメンバーが残っていたので勝利は見えてましたね。

それにしても、最終戦で落車してしまったマチュー・ファンデルプールは残念だった。これがロード最終戦とはちょっと後味が悪い。

 

ハイライト

 

レースリザルト

Rnk Rider Team UCI Pnt
1 Lampaert Yves Deceuninck – Quick Step 300 200
2 Declercq Tim Deceuninck – Quick Step 250 150
3 Merlier Tim Alpecin-Fenix 215 120
4 Degenkolb John Lotto Soudal 175 100
5 Drucker Jempy BORA – hansgrohe 120 90
6 Trentin Matteo CCC Team 115 80
7 Van Lerberghe Bert Deceuninck – Quick Step 95 70
8 Küng Stefan Groupama – FDJ 75 60
9 Asgreen Kasper Deceuninck – Quick Step 60 50
10 Rickaert Jonas Alpecin-Fenix 50 40

 

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