スロベニア国内選手権が6月21日に開催されるとアナウンスがあった。
スロベニアと言えば、プリモシュ・ログリッチとダディ・ボカチャルの2人の強力なライダーがいる。
彼らは、昨年のブエルタ・ア・エスバーニャでは優勝と3位という見事な成績で、世界選手権も一緒に走っているスロベニアの英雄だ。
スロベニアの状況
スロベニアの場所だが、西はイタリア、北はオーストリア、南東はクロアチア、北東でハンガリーとそれぞれ国境を接している
スロベニアの人口は205万人。コロナ感染者数は1400人余りで死亡者数は105人。5月上旬には終息宣言が出ているほど感染者数の抑え込みに成功している。
現在、スロベニア国内での感染者数は1名(6月10日現在)となっており、コロナに感染する可能性は少ない。
これならば、国内選手のみで行う全国大会でも大丈夫だろう。開催されれば、UCIが公認するレースとしては再開後初のレースとなる。
スロベニア国内選手権ロード男子
男子エリートは周回コースを走って、最後は山頂フニッシュという凄いコース。
周回を7周したあとに、待っているはゴール手前8キロから始まるゴール前の坂。2.8kmで平均9.8%のとてもきつい勾配。距離は長くないが最後に決着のつくコースだ。
距離は男子は146km、女子は68kmとなる。昨年も男子は149kmで行われているので、国内選手権としては短い部類に入るコース設定だ。
問題は、プリモシュ・ログリッチとダディ・ボカチャルが出場するか、なのだが、今のところ出場の確認はとれていない。
昨年の国内選手権はロードはプリモシュ・ログリッチが3分22秒遅れの4位。タデイ・ポガチャルは7分33秒遅れの7位となっている。
プリモシュ・ログリッチは2019年はジロからブエルタまでに走ったレースはスロベニア国内選手権のみだった。
彼らの予定だが、ログリッチは、7月に高地のトレーニングキャンプに参加し、ツールの前にツールド・レンと クリテリウム・デュ・ドーフィネに乗る予定となっている。
ダディ・ボカチャルは8月1日のストラーデビアンケからレースを再開する前に、7月にセストリエールで高地トレーニングをする予定だ。
男子エリートタイムトライヤルは6月28日に開催されるが、ポガチャルは2018年に2位となっている。今年は出るのかな?
二人が激突するのは、ツール・ド・フランスからになるかもしれない。
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