ベルギーでおこなわれるカンピウンスハップ・ファン・フラーンデレン。Kampioenschap van Vlaanderen(1.1)
直訳するとフランダース選手権、またはフランダース王座決定戦。別名、地元の名前からコールスカンプ・クルス(Koolskamp Koerse)とも呼ばれている1クラスのワンデイレース。
1908年から始まっている100年以上続く伝統のレースだ。
過去の優勝者
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2023 ジャスパー・フィリップセン
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2022 ファビオ・ヤコブセン
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2021 ジャスパー・フィリップセン
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2019 ヤニック・シュタイムレ
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2018 ディラン・フルーネウェーヘン
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2017 フェルナンド・ガビリア
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2016 ティモシー・デュポン
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2015 ミハウ・ゴワシュ
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2014 アルノー・デマール
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2013 イェンス・デブシェール
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2012 ヴァン・ザンドベーク・ローナン
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2011 マルセル・キッテル
コールスカンプ~コールスカンプ 180.2km

コースプロフィールマップ photo koolskampkoers
コールスカンプは、ベルギーの西フランダース州にある小さな村。1908年からレースは始まっており、今年で108回目となる。
コースはみての通りの周回コース。コールスカンプで始まり、ズウェーフェゼーレ、エゲム、ピッテムを通る。
若干のアップダウンはあるが高低差は10m程度。14.5kmの周回コースを13周行う。誰がどう見てもスプリンターのためのステージだ。
フランダース選手権は、ベルギーとオランダのワンデーレースで開催される Lotto Cycling Cupシリーズの最終レースとなる。
注目のライダーは
- Alpecin – Deceuninck ジャスパー・フィリップセン
- Soudal Quick-Step ティム・メルリエ
- Lidl – Trek ジョナサン・ミラン
- Red Bull – BORA – hansgrohe ヨルディ・メイウス、サム・ウェルスフォード
- Decathlon AG2R La Mondiale Team エドヴァルド・ボアッソンハーゲン
- Movistar Team アレクサンデル・アランブル
- Team Jayco AlUla カレブ・ユアン、ディラン・フルーネウェーヘン
- Team dsm-firmenich PostNL ファビオ・ヤコブセン、トビアス・ルンド・アンドレセン
- Intermarché – Wanty ヘルベン・タイッセン
- Arkéa – B&B Hotels アルノー・デマール
- Cofidis ミラン・フレティン
- Astana Qazaqstan Team ダヴィデ・バッレリーニ、ケース・ボル
- Lotto Dstny ミラン・メンテン
- Israel – Premier Tech ユーゴ・オフステテール
- Uno-X Mobility アレクサンダー・クリストフ
- Tudor Pro Cycling Team アーヴィッド・デクレイン
- TotalEnergies ジェイソン・テッソン
- Q36.5 Pro Cycling Team ジャコモ・ニッツォーロ
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンは2023年に続いて連覇を目指す。

Tudor Pro Cycling Teamは、アーヴィッド・デクレインで狙う。膝の調子は良くなっているばす。

Uno-X Mobilityはアレクサンダー・クリストフ。

Arkéa – B&B Hotelsはアルノー・デマール。

Intermarché – Wantyはヘルベン・タイッセン。

Team dsm-firmenich PostNLのファビオ・ヤコブセンは2年ぶりの勝利となるか。

Team Jayco AlUlaはカレブ・ユアン。

しかし、Team Jayco AlUlaはディラン・フルーネウェーヘンも一緒に出場している。どちらで狙うのか。

ヨーロッパ選手権ロードを制したSoudal – Quick Stepのティム・メルリエも優勝候補だ。
3人の逃げ

3人が逃げている。
- ファビオ・クリステン Q36.5 Pro Cycling Team
- アレックス・コールマン Team Flanders – Baloise
- Sam Gademan(VolkerWessels Cycling Team)

残り64.8km。Astana Qazaqstan Teamがペースアップ。
残り4周

先頭は残り4周に。

集団は3分25秒差で通過。

Soudal – Quick Stepのセンネ・ハルスマンスが落車。開発チームのライダーだ。

先頭は一人切れてしまう。

集団で落車。かなりの人数が止まってしまう。
- Haest Jasper (VolkerWessels Cycling Team)
- Daemen Stijn (VolkerWessels Cycling Team)
- ティモ・ローセン (Team dsm-firmenich PostNL)
- エルマー・ラインダース (Team Jayco AlUla)

集団は落車で後方が割れている。

Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンも後方に取り残されている。

残り50.2km。タイム差は3分20秒。
- ファビオ・クリステン Q36.5 Pro Cycling Team
- アレックス・コールマン Team Flanders – Baloise

先頭から切れたライダーが集団に捕まる。

集団はAlpecin-Deceuninckが引き出す。
残り3周

先頭は残り3周に。

集団は3分36秒差で通過。

ジャスパー・フィリップセンがパンクなのかチームメイトのセンテ・センティエンスのバイクを借りて走り出す。

ジャスパー・フィリップセンは復帰中。

落車。
- ブラム・ウェルテン (Team dsm-firmenich PostNL)
- ヨハン・ヤコブス (Movistar Team)

残り22km。タイム差は1分28秒。

残り16km。Soudal – Quick Stepが引いてタイム差は36秒。
残り1周

残り1周まで逃げた。

先頭はQ36.5 Pro Cycling Teamのファビオ・クリステン単独に。

また、集団で落車。狭いので当然落車が起こってしまう。スプリンター3人が落車だ。
- サム・ウェルスフォード(Red Bull – BORA – hansgrohe)
- ダヴィデ・バッレリーニ (Astana Qazaqstan Team)
- ファビオ・ヤコブセン (Team dsm-firmenich PostNL)

ファビオ・ヤコブセンは落車で取り残された。

集団は落車で割れている。

先頭が捕まった。

集団は5秒差まで詰め寄る。

残り3.6km。集団はつながった。しかし、一列棒状だ。

残り2.7km。トレインは出来ない。個々の戦いとなりそうだ。

これはまとまるのか。

残り1.2km。各チームのアシストが前に。

Alpecin-Deceuninckが先頭に立った。

なんと残り200mからAlpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンが発射だ。

ジャスパー・フィリップセン先頭で残り75mまできた。

だが後ろからヨーロッパチャンピオンジャージのティム・メルリエが追い込んでくる。

ジャスパー・フィリップセンが粘るが。

ジャスパー・フィリップセンが足を止めた。流石にロングスプリントすぎた。
ティム・メルリエがジャスパー・フィリップセンを抜いて勝利だ!

ティム・メルリエは、ヨーロッパチャンピオンジャージを着て優勝。今シーズンの勝利数を15に伸ばした。
リザルト

優勝したSoudal – Quick Stepのティム・メルリエ
10km地点でクラッシュがあり、我々はその後ろにいた。道が塞がれていたので、前のグループを追いかけなければならなかった。
ラスト4kmでは、ベルト・ファンレルベルフを失ってしまった。
ワレ・ヴァンヘルヴェはラスト1kmで僕をうまく連れてきてくれた。それがフィリップセンのホイールだった。ワレ・ヴァンヘルヴェにスプリントを頼んだが、彼は動けなかった。すると、彼らは後ろから追い上げてきたので、そこで僕は飛び乗ったんだ。

2位 Tudor Pro Cycling Teamのアーヴィッド・デクレイン
他の選手と同じようにチームメイトがいなかった。言い訳にはならないけど、ちょっと遠くから1人で来なければならなかったんだ。
ベルギー勢のステアリングを握るのは大変だった。自分にもまだパンチはあったけど、スタートが早すぎた。でもいいスプリントだった。
チームとしてはうまくいっているし、今日は自分たちの力を発揮できなかったのが残念。前にも一人でスプリントしたことがあるけど、助けてもらえる方がうれしい。でも、2位が最高位であることに変わりはない。

3位 Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセン
スプリントの脚が最高ではなかったし、感触も最高ではなかった。それに満足しなければならない。
風が強くて少し難しかったが、パニックになるようなことは一度もなかった。注意を払って先頭に立つのはちょっとしたことだったが、私たちは常にそれを実践してきた。
コンデションはベストではない?
勝ちたかったけど、現時点での気持ちを考えると、これ以上の可能性はないと現実的にならざるを得ない。
ヨーロッパ選手権でもそうでしたか?
分からないが、私たちはゆっくりしなければならない。
ミラノ~サンレモの勝者にとって、自分自身を鋭敏に保つための絶対的な主要な目標がまだ欠けているのではないだろうか?
私個人としては、モチベーションを高めることに何の問題もない。これからも素晴らしい大会がたくさんある。
確かに、私たちはもう最大のレースについて話しているわけではないが、もちろん、これからも続くすべての大会で勝利を目指して参加しようと努めている。私はレースで勝つことが本当に好きなんだ。

| Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
|---|---|---|---|---|
| 1 |
MERLIER Tim
|
Soudal Quick-Step | 125 | 3:56:00 |
| 2 |
DE KLEIJN Arvid
|
Tudor Pro Cycling Team | 85 | ,, |
| 3 |
PHILIPSEN Jasper
|
Alpecin – Deceuninck | 70 | ,, |
| 4 |
TAMINIAUX Lionel
|
Lotto Dstny | 60 | ,, |
| 5 |
THIJSSEN Gerben
|
Intermarché – Wanty | 50 | ,, |
| 6 |
MEEUS Jordi
|
Red Bull – BORA – hansgrohe | 40 | ,, |
| 7 |
MIHKELS Madis
|
Intermarché – Wanty | 35 | ,, |
| 8 |
GROENEWEGEN Dylan
|
Team Jayco AlUla | 30 | ,, |
| 9 |
GAUTHERAT Pierre
|
Decathlon AG2R La Mondiale Team | 25 | ,, |
| 10 |
HESTERS Jules
|
Team Flanders – Baloise | 20 | ,, |
| 11 |
CIMOLAI Davide
|
Movistar Team | 15 | ,, |
| 12 |
BOL Cees
|
Astana Qazaqstan Team | 10 | ,, |
| 13 |
Tim Torn Teutenberg
|
Lidl – Trek | 5 | ,, |
| 14 |
DE VYLDER Lindsay
|
Team Flanders – Baloise | 5 | ,, |
| 15 |
WALSCHEID Max
|
Team Jayco AlUla | 5 | ,, |
| 16 |
TESSON Jason
|
TotalEnergies | 3 | ,, |
| 17 |
KRISTOFF Alexander
|
Uno-X Mobility | 3 | ,, |
| 18 |
BOMBOI Davide
|
TDT – Unibet Cycling Team | 3 | ,, |
| 19 |
HOFSTETTER Hugo
|
Israel – Premier Tech | 3 | ,, |
| 20 |
THEUNS Edward
|
Lidl – Trek | 3 | ,, |
| 21 |
KOGUT Oded
|
Israel – Premier Tech | 3 | ,, |
| 22 |
JEANNIÈRE Emilien
|
TotalEnergies | 3 | ,, |
| 23 |
TOWNSEND Rory
|
Q36.5 Pro Cycling Team | 3 | ,, |
| 24 |
DÉMARE Arnaud
|
Arkéa – B&B Hotels | 3 | ,, |
| 25 |
POLLEFLIET Gianluca
|
Decathlon AG2R La Mondiale Team | 3 | ,, |
| 26 |
CANAL Carlos
|
Movistar Team | ,, | |
| 27 |
DE MEESTER Luca
|
Bingoal WB | ,, | |
| 28 |
WILLEMS Thimo
|
VolkerWessels Cycling Team | ,, | |
| 29 |
RENARD Alexis
|
Cofidis | ,, | |
| 30 |
VANDEVELDE Yentl
|
Team Flanders – Baloise | ,, |


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