2回目となった Team INEOSのバーチャルレース。
第1回目の勝者はローハン・デニスだった。世界選手権TTチャンプの実力はやはり凄い。Digital Swiss 5バーチャルレースでも圧倒的勝利をしているのは流石だ。
今回は、ローハン・デニスを破るライダーが出るのか注目だったが、結果はいかに~。
Team eRace Classic
レースはスタートして最初だけ、ルーク・ロウやクーネスがトップに出ていたが、あっという間にローハン・デニスと英国チャンピオンのベン・スウィフトの二人になってしまう。
その後、ジョナタン・カストロビエホとローハン・デニスの二人が争う形に。ジョナタン・カストロビエホはスペイン国内TTチャンピオンを5回獲得しているTTスペシャリスト。
2016年の世界選手権ではトニー・マルティン、バシル・キリエンカについで3位となっている実力者だ。
やはり、バーチャルレースではTTスペシャリストやトライアスリートのように一定ペースで走れる選手は強い。
だが、今回は前回4位だったキャメロン・ワーフは途中は5位くらいで走っていたが、最終的には10位以内に顔を出してこなかった。これは不思議。当然体調もバッチリでないと良い走りは出来ないのは当たり前か。
順位の変動が
今回気になったのはクリス・フルーム。ロックダウン中は7時間もローラーを漕いでいたというけれども、今回は10位以内で走ることも少なかった。
最終的には10位以内にも入っていない。
逆に、前回全く走れてなかったゲラント・トーマスが順位を上げてきたことは順調に調整が進んでいることの現れだろうか?
途中3位まで順位を上げて、前のローハン・デニスとジョナタン・カストロビエホを追っている場面もあった。
気になった選手の順位
優勝したのは、皆さんの予想通りだと思いますけど、一応順位は以下の通り。
3位には、ディラン・ファンバーレが上がってきた。彼は2018年オランダTTチャンプ。最後の追い込みは素晴らしかった。
ローハン・デニスがへばったというのもあるだろうけど。
バヴェル・シヴァコフやエディ・ダンバーといったクライマー系の若手もしっかりと上位に入っているのは素晴らしい。
体重も身長もそれほど大きくないのに彼らのパワーは凄い。
19歳のカルロス・ロドリゲスもしっかりと7位に入っている。さすがは将来を見込まれて入った若手だ。UAEツアーでも落車しながらも完走している。
クリスティアン・クーネスは最初から上位で走っていた。39歳と最年長でこの順位とパワーは凄い。パワーがあるからこそ、この年齢でもしっかりと走れるのだろう。
9位に入ったミハウ・ゴワシュ。アシスト選手で目立たないが、36歳のベテラン選手だ。2011年にVacansoleil – DCMでワールドツアーデビュー。
Omega Pharma – Quick-Stepを経て、2016年にチームスカイに移籍してきた。これまでの勝利は3勝。目立たないけれどもアシスト選手として貴重な選手だ。
これだけパワーのある選手がアシストなのだから、チームは強い訳だ。
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