プロライダーのエベレストチャレンジが止まらない。
2019ツール・ド・フランスで総合4位のエマヌエル・ブッフマン(BORA – hansgrohe)も5月末にエベレストチャレンジすることになった。
ブッフマンがチャレンジする目的はドイツの貧困に苦しむ子供達のためだ。
目標額は€88,848
目標額は、エベレストの標高8,848mの1mにつき10ユーロで€88,848(約1,000万円)。
寄付金はドイツの貧困家庭で苦しんでいる子供達を助けている慈善団体に寄付される。そのうちの少額はブッフマンがサイクリングを始めたKJCレイベンズバーグにも寄付される。
育ててくれたチームの若いライダーを支援することで恩返ししたいと考えているのだ。
エマヌエル・ブッフマンがエベレストチャレンジする場所はオーストリアのエッツタールで5月28日頃に行われる。
山岳ルートを登り降りする時間を9~10時間と見込んでいるようだ。最速記録を目指すならば8時間を切らないといけないけど、今回はそんなチャレンジではないので。
挑戦自体は間違いなく私にとって新しい領域だ。これまで、トレーニングやレースで標高8000メートルを超えたことはない。
私の体がこの緊張にどのように反応するかを見ていきたい。自分の努力を注意深く管理する必要があると思っている。特別な準備はしてないので体に負担がかかりそうだ。
2020年は更に飛躍出来るのか
エマヌエル・ブッフマンは2015年からBora – Argon 18のプロコンチネンタルチームで走っていた。
2017年にチームはBORA – hansgroheとなりワールドツアーチームに昇格。当時はサガン一人のチームという感じだったが、生え抜きの選手が少しずつ力をつけてきた。
そして、エマヌエル・ブッフマンは、ついに昨年はツール・ド・フランスで総合4位という素晴らしい成績を残すまでに。
スプリンターチームから、総合の狙えるチームともなってきたのは素晴らしい。サガン一人がポイントを稼ぐチームではなくなったのだ。
ブッフマンは、2020年初戦のTrofeo Serra de Tramuntana (1.1)では独走して2位のアレハンドロ・バルベルデに38秒もの差をつけて勝利。
UAEツアーでは、第4ステージを走ることなくリタイヤしたが、今年も活躍することだろう。
まずは、エベレストチャレンジの様子を追ってみたい。
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