Selle Italiaから、ロード・TT・トライアスロンの3つの分野に向けて作成されたSelle Italia Wattが発売された。
2度のIRONMAN世界チャンピオンであるパトリック・ランゲ(Patrick Lange)とBMC-Vifit Triathlonチームの専門家によって設計された革新的なサドル。
Selle Italia、WattのR&D部門による長年の研究の結果、Wattは最も要求の厳しいトライアスリートのニーズを満たし、サイクリング効率の向上、快適性、パフォーマンスを最大化するサドルを完成させた。
Selle Italia Watt
完全に再設計されたSelle Italia Wattは、全長250mmの短縮された全体的なプロファイルを特徴とする最新の新しいサドル。
十分にパッドが入った50mm幅のノーズにより、深い前傾ポジション、空力ポジションでライダーを快適にサポートする。
パトリック・ランゲとBMC-Vifitトライアスロンチームのプロアスリートと共に開発されたSelle Italiaは、長年のR&Dの成果であり、ペダリングの効率とトライアスロンの長時間の努力に必要な快適性とのバランスを獲得している。
当然、トライアスロンだけでなく、ロングライドでも快適なサドルであることは間違いない。
長いライドになるほど、ポジション変更も少なからずあるはず。少し長くなったサドルはより快適に座れるポジションを探すのに役立つはずだ。
Selle Italia Watt 技術詳細
サドルには、圧力を軽減するために全長のSuperflow中央カットアウトが含まれている。最近のSelle Italiaのサドルは全て、カットアウトが基本になっているのかな。
生誕30周年を記念発売された、ショートノズルのSelle Italia Flite Boostも全長に渡ってカットアウトされている。
グリッピーなドットがサドルの上部全体を覆い、さらにノーズにハイグリップの滑り止め素材を使用することで、お尻をしっかりと固定できる。
これは、プロのTTではテープなどを貼って対応している場面も良くみる。サドルに最初から滑り止めがついているほうが便利ですね。
サドルは基本的にトップ全体がフラット。厚いパッドはフラットエッジを提供し、長時間単一のポジションでペダルを踏む際の圧力ポイントを防いでくれる。
Selle Italia Wattは、これまでの幅広でショートだったサドルから少し変更されている。
サドル全幅133mmを後方に移動。ノーズ部分は50mm伸びている。これにより、ライダーはより長い時間、上下に快適にペダルを踏むことが可能となる。これは実際の実走テストによって導き出された答えだ。
短い距離のTTとかならば、ショートサドルでも良いかもしれないが、4時間以上となるとポジションはより快適な形状となるのは必然かもしれない。
Selle Italia Wattは、トライアスロン、タイムトライアル、ロードなど、より広い範囲のサドルフィット調整を可能にするために、レールのクランプ領域が通常より10mm長くなっている。
ノーズの下にある小さな赤/灰色のラックラバーインサートは、トランジションラックに掛けられたときにサドルを保護する役目を持っている。
2つの形状
Selle Italia Wattは2種類で発売される。サドル部分は同じシェルと形状だが、レースが異なる。
赤いアクセントのワットキットカーボンスーパーフローは、楕円形の7x9mmカーボンレールを採用しており、重量が200g。全体的な構造の剛性が最大となる。
価格は$ 280(約3万円)。
もう一種類は、レール先端がグレーでチタンレールを採用。重量は235gとなる。
価格は、$ 200(約2万円)。
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