ヤン・バーケランツ(Team Sunweb)はまだ、2020年の所属チームが決まらない。
Team Sunwebとの契約延長の話はなかった。
33歳の彼は2014年のツール・ド・フランスでは第2ステージでサガンを振り切ってステージ優勝。マイヨ・ジョーヌを獲得した。
2013年のツール・ド・フランス勝利
この時、図面左端には12位となった新城幸也(Team Europcar)もいる。良く見えないけど。
ヤン・バーケランツは2日間マイヨ・ジョーヌを着用。クリス・フルームが優勝したこの年。彼は総合18位で終わっている。
2014年のOmega Pharma – Quick-Stepを経て、2015年よりAG2R La Mondialeで4年間在籍。
2017年のツール・ド・フランスではロマン・バルデの総合2位をアシストしながら自らは総合22位でフニッシュしておりチームの重要な主力選手だった。
セカンドエース的な立場でグランツールでも良い成績を出していたバーケランツだったが、彼の運命が変わったのは2017年のこと。
かみ合わない体調の不調は2018年のグランツール出場をチームが見送るという決定にもつながる。2019年には4年間在籍したチームを離れることになってしまう。
人々を納得させるのは難しい
Team Sunwebに移籍して、2019年のジロ・デ・イタリアではトム・デュムランのアシストをつとめるはずだったが、デュムランは膝のケガでリタイヤ。彼は総合43位でゴールしている。
ヤン・バーケランツは、その後も目立った成績はあげられていない。
事故以来、彼の成績は良くもないが、それほど悪い訳ではない。だが、レースの世界は厳しいものがあり、これ以上の向上が認められないと思われた時には道は閉ざされてしまうのかもしれない。
ヤン・バーケランツは2019世界選手権ミックスドリレーではベルギー代表選手として招集されていおり、チームの9位に貢献している。彼の力が決して大きく落ちてないことを示している。
今でもサイクリングを楽しんでいるので、もう1か月間走るつもりだ。
とにかく、パッとカーテンを下ろすのではなく、徐々にやめるのは自転車に対する情熱だと思う。それを今ではこれまで以上に気付いた。
ただ自分を捨てて自転車を横に置いて変わるだけではない。これらはすべて、今でも走ることを止められないことを示している。
ヤン・バーケランツは2月のオンループ・ヘットニュースブラッドのレースまで所属チームを探すつもりだ。
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