2022世界選手権ロードで、スロバキア代表のユライ・サガンは最初の逃げを作り出すことに何度もアタックをかけていた。
ようやく出来た12人の逃げにユライ・サガンは入り込むことに成功。
スロバキア代表はサガン兄弟以外はコンチネルタルチームのメンバー二人なので、ユライ・サガンはアシストとして必要なはずだったのだけど。
ユライ・サガンが世界選手権で最初の逃げに乗ったのは特別な思いがあったからだ。
世界選手権が最後のレースに
Today was also a special day for one of our riders. World Championship was the last race of Juraj Sagan’s career.
All the Team wishing you a happy retirement Juraj! 👋 pic.twitter.com/gAQVNf1biK
— Team TotalEnergies (@TeamTotalEnrg) September 25, 2022
ユライ・サガンは、残り6周のマウント・プレザントまで逃げ集団を牽引。200kmに渡って逃げ続けた。
最後は力尽きたが、十分過ぎる走りだった。弟は兄の思いを受け取りゴールでは7位に入る好走を見せている。
Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット
ユライ・サガンは、フニッシュラインでリタイヤするとスロバキア代表のスタッフと共に記念撮影。世界選手権には9回出場した。
2016年には39位でフニッシュして弟の2回目の世界王者のアシストをしている。キャリアの勝利は、2016、2017、2019、2020スロバキア選手権ロードを制覇したこと。
弟と兄で2011年から連続してスロバキア王者を分け合っている。
サガンは兄について
この投稿をInstagramで見る
サガンはインスタグラムで兄について以下のようにコメント
どんなライダーにとっても、世界選手権は特別なレースであることに疑いの余地はない。1年間レインボージャージを着るという、他にはない権利を得ることができる場所だからだ。
しかし、僕にとって今日は、さらに特別な理由で感慨深い一日になった。今日は、僕の兄弟であり、チームメイトであり、親友でもある選手と、正式にレースコースを共にする最後の日なのだ。
ユライ・サガンは今年いっぱいでプロのサイクリストから引退するので、ウロンゴンは彼の公式なキャリアフィナーレを飾ることになる。
兄よ、良い日も悪い日も、いつも僕のそばにいてくれてありがとう。自転車の上でも外でも、この数年間、僕のためにしてくれたことすべてに感謝している。ペロトンもきっと寂しがると思う。
兄は、来シーズンから一緒にレースを走ることもない。感慨深い一日となったことだろう。
コメント