度重なるレースでのクラッシュ。レース設備、モトバイクとの接触。
目に余る事故に対する対処として、ようやくUCIとCPA(プロサイクリスト協会)との会議が行わた。
関係者と協力してレースでのライダーの安全性を高め、2020年から新しく導入することを発表した。
ようやく、選手の訴えとか安全に関する動きが出てきたようです。
主要レースでの事故から安全性の論議へ
UCIは、最近数週間の主要なレースおよび国内レースでの一連の事件に続いて、CPAから渡されたライダーの安全性の懸念に耳を傾けてきた。
まじかの事故では、アルバロホセ・ホッジがフェンスの足にぶつかって事故をした例。
ロット・スーダルのランプレヒトが道路の埋め込み標識にヒットして道路側溝で打撲して死亡してしまった事件も含まれている。
これらの事故も含めてUCIとライダー(CPA)、プロロードサイクリングチーム協会(AIGCP)、主催者(AIOCC)の代表者が協議を実施。
これまでの安全に関するルールは以下のようだったが、これに更に追加するルール作りをすることになっている。
- UCI WorldTour(2017)およびUCI Women’s WorldTour(2019)レースでのテクニカルアドバイザーの紹介
- レースコンボイでの車両循環に関するガイドラインの公開(2017)および主催者向けのUCI WorldTour仕様の更新(2017)
- UCI WorldTourレース(2017年)の車両ドライバーとモーターサイクリスト、およびUCIロードワールドチャンピオンシップ(2018年)の代表チーム向けの安全運転認識コース
- UCI WorldTour(2018)で競合するチームの規模の縮小
2017年以来、UCIには、規制とガイドラインに違反する人を懲戒委員会に紹介するという選択肢もありましたが、多くの制裁が、特にドライバーに対して課されている。
モトバイクとライダーの距離に関する問題も数多くこれまでもあった。
モトバイクとの距離や、実際に接触してしまった例はもっと沢山ある。
これらについても、具体的にレース中でも注意喚起出来る措置が必要だと考えられる。
ロードマップ作成に合意
会議後、UCIとCPAは今後数週間にわたってロードマップを作成することに合意。
その間、ライダー、チーム、主催者の代表が参加するいくつかのワーキングミーティングを行い、2020年シーズン以降に適用されることを視野に入れる。
これらの措置は、12月10日から11日に開催されるUCI WorldTourセミナーで発表される。
CPAのジャンニ・ブーニョ会長は次のように述べている。
ライダーの安全はCPAの重要な使命の1つです。2020年にライダーの利益のために導入された重要な措置を検討することを目的として、建設的なアプローチの一部として具体的な提案を考えます。
元名ライダーのジャンニ・ブーニョですから、是非選手の立場にたった視点で安全を確保して貰いたいですね。
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