イタリアでの最終ステージ。
途中でフランス領に入っていくコース。今度こそ逃げが頑張るステージとなるか。
第4ステージ スーザ~ヴォワロン 206.7 km

コースプロフィール photo lavuelta
前半は非常に厳しい。スタートから登っていくのでスプリンターは大変。逃げはスプリンターチームに追い付かれないように走り続けるだろう。
ただ、後半120kmが平坦では最後まで逃げるには大きめの集団が必要となる。
- 3級山岳 プエルト・エグザイルズ 5.8km・6.2%
- 2級山岳 モンジュネーヴル峠 9km・5.6%
- 2級山岳 ロタレ峠 9.2km・5.2%
- スプリントポイント ノヤレイ
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
第3ステージでは、ダヴィ・ゴデュに抜かれインタビューもうけずにチームメイトに謝罪。今日はリベンジとなるか。
リーダーのヨナス・ヴィンゲゴーは今日は動きなしのはず。
オフィシャルスタート。
3級山岳 プエルト・エグザイルズ 5.8km・6.2%
ポイント獲得順位は
- ジョエル・ニコラウ Caja Rural – Seguros RGA 3ポイント
- ルイス・フェルファーク Soudal – Quick Step 2ポイント
- マリオ・アパリシオ Burgos Burpellet BH 1ポイント
2級山岳 モンジュネーヴル峠 9km・5.6%
ポイント獲得順位は
- ルイス・フェルファーク Soudal – Quick Step 5ポイント
- ジョエル・ニコラウ Caja Rural – Seguros RGA 3ポイント
- ショーン・クイーン EF Education-EasyPost 1ポイント
2級山岳 ロタレ峠 9.2km・5.2%
ポイント獲得順位。これによりジョエル・ニコラウが山岳賞ジャージに。
- ショーン・クイーン EF Education-EasyPost 5ポイント
- ジョエル・ニコラウ Caja Rural – Seguros RGA 3ポイント
- ルイス・フェルファーク Soudal – Quick Step 1ポイント
5人の逃げ
昨日も逃げたショーン・クイーンが連日の逃げ。
- ルイス・フェルファーク Soudal – Quick Step
- ジョエル・ニコラウ Caja Rural – Seguros RGA
- カミエル・ボンヌ Intermarché – Wanty
- ショーン・クイーン EF Education-EasyPost
- マリオ・アパリシオ Burgos Burpellet BH
残り98.2kmで37秒差。
集団はLidl – Trekが引いている。
残り91.2kmで、逃げは捕まった。
ただ、Burgos Burpellet BHのマリオ・アパリシオが単独に。
マリオ・アパリシオは、すぐに捕まる。
残り82.5km。Burgos Burpellet BHのシヌエ・フェルナンデスが単独アタック。
ヨナス・ヴィンゲゴーは補給中。
残り66.7kmで38秒差。先頭はLidl – Trekのアマヌエル・ゲブレイグザブハイアー。
コンポワール峠で集団が迫ってくる。Lidl – Trekはジャスパー・フィリップセンを落とすためにペースアップするだろうか。
Burgos Burpellet BHのシヌエ・フェルナンデスは捕まった。
スプリントポイント ノヤレイ
Lidl – Trekがトレインを組んでマッズ・ピーダスンを発射。トップ通過だ。
- マッズ・ピーダスン Lidl – Trek 20ポイント・6秒
- イーサン・バーノン Israel – Premier Tech 17ポイント・4秒
- ジェイク・スチュアート Israel – Premier Tech 15ポイント・2秒
- ジュリオ・チッコーネ Lidl – Trek 13ポイント
- ダヴィ・ゴデュ Groupama – FDJ 10ポイント
Decathlon AG2R La Mondiale Teamのブルーノ・アルミライルが単独アタック。
残り26.3km。32秒差。直線で見えているので逃げにくい。
Q36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコックも今日は出番なし。第2ステージの大落車では照明塔にぶつかる寸前で回避。芝生を選んで落車している。柱にぶつかっていたら、この場にはいない。
残り17.6km。21秒差に。
ブルーノ・アルミライルは残り15.3kmで捕まった。
Alpecin-Deceuninckのガル・グリバーとジョナス・リカールトはすでに集団最後尾に。ジャスパー・フィリップセンのトレインはどうなる?
あっと落車。
住宅街のカーブだ。
UAE Team Emirates – XRGのジェイ・ヴァインは、後ろからきて詰まって落車。
Israel – Premier Techのジョージ・ベネットは走れるか。
- Vine Jay (UAE Team Emirates – XRG)
- Van Boven Luca (Intermarché – Wanty)
- Barceló Fernando (Caja Rural – Seguros RGA)
- Bennett George (Israel – Premier Tech)
集団は50km/hオーバーで10分間進んでいる。
残り3.8km。さらにペースが上がる。
残り2.1kmに。
残り1.2km。
残り1kmを切った。左からAlpecin-Deceuninckが上がってくる。
先頭はTeam Picnic PostNL。
最後のカーブをAlpecin-Deceuninckのエドワード・プランカールト先頭で切り込む。後ろはジャスパー・フィリップセンだ。
3番手はIsrael – Premier Techのイーサン・バーノン。その後ろに INEOS Grenadiersのベン・ターナー。
ゴールは登っている。
ジャスパー・フィリップセンは、まだ出ない。
おっと、ベン・ターナーがまくり上げてきた。
イーサン・バーノンもくるぞ。
2人がまくりあげてきた。
ようやくジャスパー・フィリップセンが前にくる。
ジャスパー・フィリップセンは、ベン・ターナーの後ろだ。
仕方なくエドワード・プランカールトが最後まで踏み込む。
だが、ベン・ターナーがゴールラインを駆け抜けた~!
ベン・ターナーはユニフォームを指さす。
ベン・ターナーはキャリア3勝目。非常にビッグな勝利となった。
面白いものだ。体調不良となったクリス・ハーパーのかわりにレニューイ・ツアーで走っていたベン・ターナーが急遽呼ばれて、そして勝利するのだから。
ジャスパー・フィリップセンは、脚がなかったのだろうか。まくりに出るのが遅かった。
ダヴィ・ゴデュはヨナス・ヴィンゲゴーより先にゴール。このため、タイム差なしでヨナス・ヴィンゲゴーからリーダージャージを奪っている。
嬉しいグランドツアーのリーダージャージを着用したダヴィ・ゴデュのコメントは別記事で。
リザルト
優勝した INEOS Grenadiersのベン・ターナー
正直、何と言っていいか分からない。クレイジーな1週間だった。レニューイ・ツアーに行った時に、チームから本当に僕が必要だと言われたんだ。もちろん、イエスと言ったよ。こういうレースに出られるなら、何でもやるよ。
第1ステージの最初のスプリントチャンスでチェーンが切れてしまった時は、本当にがっかりした。自分の力を信じていたので。
今日は本当に良い感触だったが、チームメイトにも感謝しなければならない。チームの雰囲気は本当に素晴らしい。ここ数週間は信じられないほど素晴らしいものでした。
ツール・ド・ポローニュとここでのミハウ・クフィアトコフスキもそうです…ここ数週間で私が達成したすべての結果は、彼なしでは不可能だった。
2位 Alpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセン
チームとしては本当にうまくいった。エドワードは本当に強かったので、僕は彼の左からスプリントを始めたかったが、彼には聞こえなかったんだ。観客の声が大きかったんだ。
そのせいでスピードと勢いを失ってしまった。それはチームにとって残念なことだが、僕の脚もあまり調子が良くなかったんだ。
ラインが完全にまっすぐではなかったので、追い抜くのが少し難しかった。まだ分析が必要だが、フィーリングが全く良くないことは分かっている。
あの序盤の難しさが、決勝であまり良い感触を得られなかった原因だったのでしょうか?
序盤はかなり難しかったが、一度逃げ集団が形成されると、集団は良いペースを維持した。速すぎることもなかった。
6位 Lidl – Trekのマッズ・ピーダスン
今、なぜ笑っているのか分からないけど、ポイントランキングでトップに立つのは嬉しい。でも、マドリードはまだ遠い。グリーンジャージには程遠いけど、目標に一歩近づいた。
またしてもチャンスを逃してしまったが、仕方がない。前回ブエルタに出場した2022年も、勝利するまでに13日かかった。これはまさに、不可能なことは何もないということを証明している。
これからのステージにどう臨むか、じっくり考えなければならない。失敗から学ぶことが重要だ。最終ステージは非常に混沌としており、良いリードアウトを組むのは必ずしも容易ではない。
これからも努力を続けていく。このように一緒にレースをするのは初めてなので、このブエルタで今後に向けての基盤を築くことも重要だ。
ミハウ・クフィアトコフスキのコメント
信じられない気持ちだ。プレッシャーを背負って決勝に臨み、最後の6キロで一瞬ベンを見失ったような気がした。危うく転倒しそうになったので、無線で彼に「ここからは一人で走って」と伝えた。
でも何とか追いつくことができたが、彼のフィニッシュの仕方は信じられない。翌日にはこれが終わりなのかと思うほどだった。スプリントレースの優勝候補は分かっていたが、全てを正しく行い、信念を持ち続ければ、必ず成功する。
これは誰にとっても教訓だ。決して諦めず、常に自分を信じ続けなければならない。
勝つことがどれほど難しいかを知っているからだ。脚が良ければ勝つのは簡単そうに思えるが、こういうスプリントでは多くのことがうまくいかなければならない。集中力を保ち、賢く賭け、リスクを負わなければなりません。
第4ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
コメント
フィリップセンは左から飛び出したかったようで、スピードをのせきれなかったようですね。
ターナーの勝利はクフィアトコフスキーのゴール前数キロの牽引が効いてますね。
ポーランドでの勝利も、勝てなかったレースでもレインボーの袖のクフィアトコフスキーの位置取りめちゃうまいです。そしてゴール前数kmをエースをのせてひきまくってます。
5stのチームTTについて、各チーム実力拮抗してること、GCタイム拮抗、そしてスタート順によるアドバンテージなど誰にマイヨロホが動いても不思議ではないと思ってます。
前述巧者クフィアトコフスキーや、ガンナを筆頭に強烈な機関車を数名擁しているイネオスがベルナルにマイヨロホ着させられる可能性を考えるとワクワクします。
発走順のおそいUAEやVISMAは夕暮れ時なのでちょっと視界的に不利益があるかも?数年前のレムコのように。。。
ゴールの幅が狭いことは最初からわかっているのだから、レース前に徹底しておくべきでしたね。インタビュー中もジャスパー・フィリップセンは、再生ビデオを確認。まあ、今後は生かされるのでは。
それをベン・ターナーがまくるのも面白い。
TTTは、パリ~ニースで採用され、2026 ツール・ド・フランスでも採用されると噂される新ルールで行うべき。何故、旧ルールでするのか意味がわかりません。さらに休息日なしでイタリアからスペインはあまりにも選手、スタッフのことを考えていない。時間は遅いスタートですが、選手は大変。
終わってから表彰、そしてホテルでマッサージでは休む間もないのでは。