第3ステージで、Q36.5 Pro Cycling Teamのミラン・ファーダーのアシストを受けてトム・ピドコックがアタック。
しかし、スプリンターのコービン・ストロングは驚異的な粘りをみせゴールまでついてきた。その差はわずかだった。
トム・ピドコックは総合トップにも立つチャンスを生かせなかったが、これはコービン・ストロングの調子が良すぎた。登れるスプリンターだ。
第4ステージ トロムソ~トロムソ 141km

コースプロフィール photo arctic-race-of-norway.com
トロムソは「北のパリ」とも呼ばれ、北欧の自然と街並みが美しいことで知られている。冬はオーロラ観測、夏はフィヨルド観光の拠点となっている。
橋で結ばれた島の中で8周回のローカルラップで決着となる。最初の登りは800m、勾配8.3%、次の登りは1.2km、勾配6.8%。フィニッシュは最後の登りを終えて7.5km地点となる。
トム・ピドコックが逆転を狙うならばアタックをかけてコービン・ストロングを引き離さないといけない。
- 残り8周
- スプリントポイント トロムソ
- 2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
- 残り7周
- 2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
- 残り6周
- 2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
- 残り5周
- 2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
- 残り4周
- 2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
- 残り3周
- 2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
- 残り2周
- スプリントポイント トロムソ
- 2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
- 残り1周
- スプリントポイント トロムソ
- 2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
オフィシャルスタート。
数人がスタートダッシュするけど決まらず。
スプリントポイント トロムソ
ここはIsrael – Premier Techのライリー・シーハンがトップ通過。
2人ならば決まるか。
- サム・メゾノベ Cofidis
- ディエゴ・ウリアルテ Equipo Kern Pharma
追走が追いつく。
2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
Intermarché – Wantyのロレンツォ・ロタが3ポイント獲得。
6人が11秒のリードに。
2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
XDS Astana Teamのダヴィデ・バッレリーニがトップ通過。
2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
先頭は残り87.9kmで1分34秒差。
2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
残り72.9kmで1分2秒差。
2級山岳をクリアー。
残り60.8km。タイム差は1分18秒。
2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
集団はTeam Picnic PostNLが引いている。残り56kmで1分19秒差。総合6位のケヴィン・ヴェルマーケの順位を守るためだ。
集団からUno-X Mobilityのアンドレアス・レックネスンがTeam Jayco AlUlaのエディ・ダンバーと共に抜け出しをはかろうとする。
残り39.7kmで先頭が捕まった。
残り29.2km。
スプリントポイント トロムソ
トム・ピドコックが2位。これでトム・ピドコックとコービン・ストロングのタイム差は5秒に。
- ビョルン・ケルト Team Picnic PostNL 3ポイント・3秒
- トム・ピドコック Q36.5 Pro Cycling Team 2ポイント・2秒
- コービン・ストロング Israel – Premier Tech 1ポイント・1秒
トム・ピドコックは集団の後ろに下がっている。次のスプリントも狙うか。
残り20km。二人が20秒のリード。
- ステファノ・オルダーニ Cofidis
- ウーゴ・デ・ラ・カレ Burgos Burpellet BH
残り16.7kmで17秒差。
残り1周
ついに残り1周に。
2人は捕まり、今度はQ36.5 Pro Cycling Teamのマルセル・カンプルビが単独に。
集団からTotalEnergiesのマテオ・ヴェルシェがまたもアタック。
残り8.2km。
2級山岳 Prestvannet summit (1.2 km・6.8%)
マテオ・ヴェルシェが追いつきそうだけど、集団もすぐ後ろ。
結局二人は捕まった。逃げていないので、これはスプリントに向かう。
コービン・ストロングの後ろにはトム・ピドコック。
コービン・ストロングは、ライリー・シーハンがいるくらいか。
残り6.2km。Uno-X Mobilityのアンドレアス・レックネスンがまたもアタック。
アンドレアス・レックネスンも捕まる。
残り4.5km。Cofidisのステファノ・オルダーニがアタック。
残り2.8km。
トム・ピドコックはスプリントにチャレンジするのか。
残り1.4km。Israel – Premier Techのライリー・シーハンが先頭に。
ライリー・シーハンが引き続ける。
残り1kmを切った。
トム・ピドコックは囲まれている。
先頭はUno-X Mobilityのフレドリック・ドゥバースネス。コービン・ストロングが左から寄ってくる。
左からコービン・ストロングがスプリントしているけど、カメラは右のUno-X Mobilityのフレドリック・ドゥバースネスをとらえている。
フレドリック・ドゥバースネスが伸びる。
XDS Astana Teamのダヴィデ・バッレリーニも追い込むが。
フレドリック・ドゥバースネスがまくらせない。
フレドリック・ドゥバースネスが勝利を確信。
フレドリック・ドゥバースネスが勝利だ~!
フレドリック・ドゥバースネスは、2025 ティレーノ〜アドリアティコ第5ステージ以来のシーズン2勝目となった。
ノルウェー人が最終ステージを飾った。第2ステージでもUno-X Mobilityのアレクサンダー・クリストフが勝利しており、Uno-X Mobilityは地元レースで大活躍となった。
コービン・ストロングは、がっちりと総合優勝を飾った。スプリンターでトム・ピドコックについて上がった第3ステージが圧巻だった。
リザルト
優勝したUno-X Mobilityのフレドリック・ドゥバースネス
ここノルウェーで優勝できて本当にうれしい。超タフな1日だったし、正直なところ、優勝できたことが信じられない。あの急な坂は僕にはちょっと厳しすぎた。
私はアシストとしてスタートし、チームメイトが良いポジションで坂を登れるようにした。でも、何度も何度も落とされても、オーデネ・ホルターに助けられながら、最後の数周で戻ってきた。
ラスト1kmで隙を見つけて、ステージ優勝を狙って早めにスプリントを開始したんだ!
総合順位でもっと良い成績を期待して臨んだが、代わりに2つのステージ優勝を獲得できたことは、やはり素晴らしい結果だ。
第4ステージ リザルト
総合
総合優勝したIsrael – Premier Techのコービン・ストロング
信じられないほどストレスの多い1日だった。特に雨の中の最初の数ラップは予想以上だった。ピドコックが得意とするウェットな下り坂もあって、本当にストレスが多かった。
今日はチームが素晴らしかった。チームは、総合GCで1位、4位、9位、15位だったんだ。この勝利は彼らのおかげだ。彼らがいてくれたからこそ成し遂げられたんだ。
ワロニーでは登りに強いと感じていたので、ここではGCでいい成績を残せると静かに確信していた。ピドコックやスカローニのような選手たちに対して、8%の4キロの上りは本当に難しいと思っていたけれど、本当にいい走りができれば、5位以内か表彰台に上がれると思った。
でも昨日は期待以上の走りができたし、ここでGC優勝を飾れたことを本当に誇りに思う。優勝できるとは思っていなかったから、イエロージャージを着て、チームメイトと一緒にゴールできたことは本当にうれしい。今週のようなチームメイトに恵まれて本当にラッキーだ。
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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