チタンフレームのロードバイクも色々と紹介してきたけれど、今回のReactor Aeroはカッコよすぎる。
アメリカのNo.22 Bicycle Companyが発表したもので、世界初の真に空力最適化されたチタン製レースマシンだという。
フレームは最新のエアロロードそのものだ。
Reactor Aero
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見た目だけでも、かっこよさは群を抜いている。本当にチタン製なのか疑ってしまいそうだけど、秘密は3Dプリントでつくられた各フレームパーツにある。
これを実現するために、ダウンチューブ、ボトムブラケット交差部、チェーンステーが全面的に再設計され、3Dプリンターが提供する形式的な自由度を活用して最適化された。
その他のチュービング・プロファイルと交差部もすべて一から作り直し、ドライブトレインの剛性とチタンが誇る伝説的な乗り心地を両立させている。
Reactor Aeroは現在、シートチューブを除き、グレード5のチタンパウダー(6Al-4Vチタンとしても知られる)を3Dプリントしたプロトタイプだ。
シートポストはカーボン製で、エアロプロファイルが施されている。
このReactor Aeroプロトタイプの開発は4年以上前に始まっている。
Nagbukas na ang pre-sale para sa unang 3D na naka-print na titanium alloy road bike sa mundo – ang Reactor Aero mula sa No. 22 Bicycle Company!https://t.co/bLIIQ3y1yZ#gr888 #bicycle #bike #roadbike #3d #titanium #alloy #ReactorAero pic.twitter.com/jO8Qs1cJm8
— Glamritz GR (@GRGlamritz) September 23, 2024
上記は開発途中の2024年のプロトタイプ。ポートランドで開催されたMADEショーでのプロトタイプを公開している。
メディアでの評判にとどまらず、顧客からの直接のフィードバックも圧倒的で、プロトタイプの開発を続け、最終的な生産モデルへと仕上げている。
Reactor Aeroには、生産準備に入る前に、以下のようないくつかの重要なステップが残されている。
- CFDモデリングを検証し、バイクの空力特性をさらに改良するための風洞試験
- 生産に向けた製造工程の改良
- プロトタイプは、3Dプリントされた1枚のチタン製のモノリシックピースとして展示されたが、生産用バイクは、品質とアライメントをより正確にコントロールするため、より小さく、より正確な3Dプリントされたサブアッセンブリーのシリーズから組み立てられる予定
- 構造テストと乗り心地テストを実施し、チタンの特徴であるフィーリングと耐久性を確保
フレームセット(フレーム、フォーク、ヘッドセット)の価格は10,000ドル(約143万円)以上となり、2025年後半の生産開始を見込んでいる。
完成車は一人ずつと打ち合わせとなる。
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