クリス・フルームは、ツール・ド・ヨークシャーの厳しい最終ステージでのStravaデータを公開。
これまでにも、フルームはStravaデータを公開している。この時にはシーズンに入る前のデータ。
フルームもどうせ公開するならば、パワーデーターも公開して欲しい所。プロ選手の中でもフルームはパワーを公開してない選手の一人。
フルームのアタックで集団は崩壊
チームイネオスのクリス・フルームは本拠地でアシストの役目で出場。
それは最終的に総合優勝したスプリンターのクリストファー・ローレスを大きく助けることに。
最終山岳オトリーシェビンの中腹でクリス・フルームの強烈なアタックにより集団が崩壊。
Stravaのデータは、フルームが、どれだけの努力を払ったかを示している。
4回のツール・ド・フランスの優勝者はハリファックスからリードまでの間で、時速95km以上と驚異的な最高速度を記録。
175kmのステージでアベレージは36.9km。獲得標高は3,380m。
オトリーシェビンのフルームのアタックが強烈で、カテゴリ3の登りは2kmで平均勾配8%の場所。
フルームは5:27秒でクリアー。優勝したグレッグ・ファンアーフェルマート(ベルギー、CCCチーム)より1秒遅い結果となっている。
この急上昇中の勾配でも、フルームは平均22.9km/hの速度を維持し、最大50km/hを達成。
登りの途中で50km/hって、どんだけ~
ステージ4の遊歩道沿いに有名なもう1つの登山道はパークラッシュ(Park Rash)だったが、フルームは比較的楽なペースで上っている。
ここは、10分31秒で2kmの長さの10パーセント平均勾配。フルームにとっては2kmの登りなんて、登りのうちに入ってないでしょうねえ~。
パークラッシュのKOM保有者はMaximilian Stedman(Canyon-dhb)。彼の記録は7分33秒。
フルームの最終結果は18位。ステージ優勝者のグレッグ・ファンアーフェルマートより12秒遅れでゴール。
総合では13位を確保。今回のコースはグランドツール向けというよりは、クラシックのスペシャリストに適しているようなコース内容だったので悪い結果ではない。
しかも、アシストしての結果ですからね。
フルームは、6月にクリテリウム・デュ・ドフィネでツール・ド・フランスの準備の最終段階に入る。
こちらはツール・ド・ヨークシャー最終ステージのハイライトです。フルームのアタックも見れます。
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