Groupama – FDJのティボー・ピノは、スタートからブルーノ・アルミライルのアシストを受けてアタックを連発。
決定的な勝ち逃げを作りだす。だが、このメンバーの中に入っていたEF Education-EasyPostのジェフェルソン・セペダエルナンデスの走りには何度も怒りをぶつけていた。
最後の登りでは、後ろにヒュー・カーシーがいるので前を引かないというのもわかるけれど、3人の逃げ切りは既に見えていた状態。
ゴール後の山岳賞の表彰式でもティボー・ピノに喜びの笑顔はなかった。
そんな勝ち方はしたくない
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— Giro d’Italia (@giroditalia) May 19, 2023
上記のような光景を、このレースで何度みただろうか。勝利を掴むのはティボー・ピノかジェフェルソン・セペダエルナンデスかと思われていた。
だが、結局は二人にゲームをさせたエイネルアウグスト・ルビオが最後は勝利してしまう。
これについて、ティボー・ピノはゴール後に怒りのコメントを発している。
今日は後悔したくなかった。短いけどとてもハードなステージだった。これらは私が気に入っている、計算のないステップだ。
スタートからフィニッシュまで全開で、今日は自分の運命に少し無理を強いなければならず、特に最初のパスで時間がかかった。静かに乗る余裕はなかった。
特に、最初の下りでは逃げが上手く回ってなかったようですが?
そのせいでほぼ1分をロスしてしまった。本当に大きな悩みを抱えていた。
これはとても残念だ。彼らが利益を上げたのは、私が寛大に努力しすぎていることを知っているからだ。彼らはただ追従しただけだが、勝者は常に正しい。
ホイールも吸気も特に難しい登りではなかったし、誰とも戦っていなかった。最初の登りですでにたくさんの努力をした。
素晴らしい登りだが、特にすべての作業を任されている場合、7%の斜面で人々を落とすのは本当に困難だ。
管理が複雑で、他に何もすることがなかった。私が乗らないとピンクジャージのグループに迎えに来られて何もしないのだから。
ジェフェルソン・セペダエルナンデスについては?
自分は彼に引き継いで方向転換をするように頼んだだけだ。ヒュー・カーシーの総合順位を言い訳にしているのなら、私には理解できない。
私が先頭に立っていなければ、山で逆転されて追いつかれてしまう。どうして彼らがこのような勝利を望むことができるのか理解できない。私はそんな勝ち方はしたくない。
特にセペダに勝ってほしくなかった。だったらむしろルビオがステージ優勝したほうがいい。セペダを勝たせないために全力を尽くしただろう。
少なくとも彼らは勝利に対して私に感謝してくれることを願っている。素晴らしいチャンスだったので残念だ。怒りを持って登り続けた。順位は全く気にしていなかった。ステージで勝ちたかっただけだ。
この後の目標は?
現時点では青いジャージが主な目的ではない。本当に望んでいるのはステージ優勝と総合順位への復帰だ。ジャージは3番目の目標だ。
他にもチャンスがあることを願っているが、山はまだ始まったばかりだ。あと8日でジロから永久に離れることになるので、腕を上げることができれば素晴らしいだろう。
逃げの協調性があれば、もっと総合での順位は上がっていたはず。残りステージで再度、ティボー・ピノは勝利を狙って逃げにのるはずだ。
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