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2023 リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ  あ~タデイ・ポガチャル

海外情報
Photo credit: Jorge Franganillo on Visualhunt
この記事は約27分で読めます。

アルデンヌクラシックの最終戦、リエージュ〜バストーニュ〜リエージュが4月24日に開催。

ここまでのアルデンヌクラシックの結果は 

さて、最終戦の勝利を飾るライダーが誰になるだろう。

 

過去の優勝者は

  • 2022   レムコ・エヴェネプール
  • 2021 タデイ・ポガチャル
  • 2020 プリモッシュ・ログリッチ
  • 2019 ヤコブ・フルサン
  • 2018 ボブ・ユンゲルス
  • 2017 アレハンドロ・バルベルデ
  • 2016 ワウト・プールス
  • 2015 アレハンドロ・バルベルデ
  • 2014 サイモン・ゲランス
  • 2013 ダン・マーティン
  • 2012 マクシム・イグリンスキー

 

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リエージュ~リエージュ 258.1km

コースプマップ phto bastogne

 

昨年は、道路工事のために、スタートはアルデンヌ広場だったけど、サンランベール広場に戻っている。

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュは、5つのモニュメントの中で最も古く1892年から始まって、今回109回目を迎える。

モニュメントとは
格式が高く記念碑的な意味合いも含まている5つのクラシックレースのこと。2023年の優勝者は

  1. ミラノ~サンレモ マチュー・ファンデルプール 
  2. ロンド・ファン・フラーンデレン タデイ・ポガチャル
  3. パリ~ルーベ  マチュー・ファンデルプール
  4. リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ
  5. イル・ロンパルディア 

 

コースププロフィール  phto bastogne

 

公式は登りは昨年より一つ増えて11か所。獲得標高は4,500m。間違いなく足を削られていくコースだ。

 

  1. Côte de la Roche-en-Ardenne (2.8 km・6.2%)
  2. Côte de Saint-Roch (1 km・11.2%)
  3. Côte de Mont-le-Soie (1.7 km・7.9%)
  4. Côte de Wanne (3.6 km・5.1%)
  5. Côte de Stockeu (1 km・12.5%)
  6. Côte de la Haute-Levée(3km・6.3%)
  7. Col du Rosier (4.4 km・5.9%)
  8. Côte de Desnié (1.6 km・8.1%) 
  9. Côte de la Redoute (2.1 km・8.9%)
  10. Côte des Forges (1.3km・7.7%)
  11. Côte de la Roche-aux-Faucons (1,3 km・10.1%)

 

注目のライダーは

  •  Soudal – Quick Step レムコ・エヴェネプール、ジュリアン・アラフィリップ、マウロ・シュミット、アンドレア・バジオーリ
  •  Alpecin-Deceuninck クイントン・ヘルマンス、セイアン・クラーウアナスン
  •  Jumbo-Visma テッシュ・ベノート、アッティラ・ヴァルテル
  •  INEOS Grenadiers トム・ピドコック、ミハウ・クフィアトコフスキ、パヴェル・シヴァコ、コナー・スウィフト、マグナス・シェフィールド
  •  Lotto Dstny マキシム・ファンジルス、アンドレアス・クローン
  •  BORA – hansgrohe アレクサンドル・ウラソフ、セルジオ・イギータ、イーデ・シュリング、ジェイ・ヒンドレー
  •  Bahrain – Victorious ミケル・ランダ、ワウト・プールス、新城幸也、ペッリョ・ビルバオ、マテイ・モホリッチ
  •  Movistar Team エンリク・マス、ルーベン・ゲレイロ、アレックス・アランブル、ゴルカ・イサギレ、ホセ・ロハス
  •  EF Education-EasyPost ベン・ヒーリー、ニールソン・ポーレス、エスデバン・チャベス、ミッケルフレーリク・ホノレ
  •  UAE Team Emirates タデイ・ポガチャル、ジョージ・ベネット
  •  Israel – Premier Tech マイケル・ウッズ、サイモン・クラーク、ダリル・インピー
  •  Team Arkéa Samsic ワレン・バルギル
  •  Groupama – FDJ ダヴィ・ゴデュ、ヴァランタン・マデュアス
  •  TotalEnergies マチュー・プルドゴー
  •  AG2R Citroën Team ベン・オコナー、オレリアン・パレパントル、ブノワ・コヌフロワ
  •  Team DSM ロマン・バルデ
  •  Intermarché – Circus – Wanty ロレンツォ・ロタ、ルイ・コスタ、コービー・ホーセンス
  •  Cofidis ギヨーム・マルタン、ヨン・イサギレ、ヘスス・エラダ、ヴィクトル・ラフェ
  •  Trek – Segafredo ジュリオ・チッコーネ、マティアス・スケルモースイェンセン、バウケ・モレマ
  •  Astana Qazaqstan Team アレクセイ・ルチェンコ、ダビ・デラクラス

 

UAE Team Emiratesのディエゴ・ウルッシは病気で欠場。代わってマイケルヴィングが出場。Israel – Premier Techのディラン・トゥーンスも欠場。

Jumbo-Vismaは、サム・オーメンとトッシュ・ファンデルサンドがコロナ陽性で欠場。Astana Qazaqstan Teamのサムエーレ・バスタチッラもDNS。

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

レムコ・エヴェネプールのコメント

タデイ・ポガチャルとは、ある時点から、互いに対抗するよりも一緒に走ったほうがいいと思っている。ただお互いを見ているのは愚かなことだ。そうすれば、3人目が勝つかもしれない。レインボーカラーの衣装でスタートできるのは特別な気分だ。

いいステージができたし、ジロに向けて順調に進んでいる。今日は、昨年のブエルタ前のクラシカ・サンセバスティアンのような徹底的なトレーニングになるだろう。

序盤で戦争が起きると思う。戦争は早く、ラ・ルドゥートの前にも行われると思う。なぜか?なぜなら、もう中間区間がないからだ。今は道幅が狭いから、より早く視界から消えてしまう。攻撃する側が有利なんだ。

タデイ・ポガチャルとの戦いはどうなりますか?

タデジと私よりも、外の世界の方が、そのことを気にしている。自分たちが2番手であることは知っている。でも、互いに対抗するよりも、ある時点で一緒に走った方がいいんだ。

どのように勝ちたい?

いい脚を期待して、それから自分のタイミングを選ぶ。

 

タデイ・ポガチャルのコメント

自分はとてもモチベーションが高く、超強力なチームを持っている。でも、レムコも高地トレーニングから戻ってきたばかりなので、とてもいいはずだ。

 

Jumbo-Vismaのテッシュ・ベノートは最初から二人を失う厳しいスタートに。

 

INEOS Grenadiersのトム・ピドコックは、足の調子がいい。3位ではなく勝つために来たと。

 

レムコ・エヴェネプールを先頭にニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

  11人の逃げ

残り257kmで6人が逃げにでた。

  1.  ジェイソン・オズボーン (Alpecin-Deceuninck)
  2. ラース・ファンデンベルフ (Groupama – FDJ)
  3.  ゲオルク・ツィンマーマン (Intermarché – Circus – Wanty)
  4.  フレドリック・ドゥパーネス (Uno-X Pro Cycling Team)
  5.  シモーネ・ヴィラスコ (Astana Qazaqstan Team)
  6.  ヨハン・ミーンズ (Bingoal WB)

 

247kmで追走の5人が先頭に追いつく。これで先頭11人に。

  1. マティス・ルベール (Team Arkéa Samsic)
  2. ポール・ウルスラン (TotalEnergies)
  3. アレクサンドル・バルマー (Team Jayco AlUla)
  4. エクトル・カレテロ (Equipo Kern Pharma)
  5. ルーベン・アペルス (Team Flanders – Baloise) 

 

タデイ・ポガチャルは、やや後方で走っている。

 

このチームカーにタデイ・ポガチャルが乗っている

 

残り174kmで、なんとタデイ・ポガチャルが落車。道路には路面のくぼみを表す標識が設置されていた。EF Education-EasyPostのミッケルフレーリク・ホノレも落車。

しばらくしてタデイ・ポガチャルは、走り続けることが出来ないことが判明。近くにいたメンバー3人は集団に戻るように言われている。

ミッケルフレーリク・ホノレも少し走ってリタイヤ。いずれにしても、レムコの対決はなくなり、新しく歴史が作られることもなかった。

情報では、タデイ・ポガチャルは、手首を負傷し病院に。落車の原因と悲しいケガの様子は後程。ツールには間に合うと思うけど。

 

Côte de Saint-Roch (1 km・11.2%)

先頭は2つ目の山岳をクリアー。タイム差は4分1秒。

 

タデイ・ポガチャルがいないことでSoudal – Quick Stepが先頭にたつ。

 

15%勾配と凄い坂を集団で登る。

 

集団先頭にジュリアン・アラフィリップの姿もある。なんとかリエージュ〜バストーニュ〜リエージュに間に合った感じだが、今日はレムコのアシストだ。

 

Groupama – FDJのダヴィデ・ゴデュは最後尾。ゴデュは花粉症がひどくて走れない。薬は飲んでないのだろうか。

 

Soudal – Quick Step先頭でクリアー。先頭はマウロ・シュミット、ピーター・セリーと続く。

 

先頭を走るTeam Jayco AlUlaのアレクサンドル・バルマーは2018マウンテンバイクジュニア王者。最近よく逃げに乗っている。

 

Alpecin-Deceuninckのジェイソン・オズボーンは、ブラバンツパイルヒルで1回転して落車していたけれど、もう大丈夫のようだ。フレッシュ・ワロンヌでは41位でゴールしている。今日はどこまで逃げれるか注目だ。

 

Trek-Segafredoのバウケ・モレマは補給中。今日の調子はどうだろうか。

 

先頭集団のAstana Qazaqstan Team 、シモーネ・ヴィラスコはディレーラーの調整。

 

シモーネ・ヴィラスコは、集団に復帰。2023ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ第3ステージで今年の初勝利をあげている。

 

ダヴィ・ゴデュは、何とボトル運びに~。花粉症は辛い。

 

残り105.6kmでタイム差3分に。

 

前半からずっと引いていたSoudal – Quick Stepのマウロ・シュミットが仕事終了。

 

あ~、ダヴィ・ゴデュは切れてしまった。この季節が終わらないと仕方ない。

 

先頭でジェイソン・オズボーンが、もっと回せとよと手を出す。

 

ジェイソン・オズボーンの走りが結構強いのか。

 

集団がペースを上げている。もうタイム差が2分となった。

 

UAE Team Emiratesのジョージ・ベネットは切れてしまったのか。前はLotto-Dstnyのリアム・スロック。二人で遅れている。

 

Côte de Mont-le-Soie (1.7 km・7.9%)

登りで3人が少し前に。

 

早くも先頭から二人切れた。

 

Team Jayco AlUlaのアレクサンドル・バルマーも切れた。

 

あ~、残り94kmで新城幸也が切れてしまった。

 

あと少しで頂上なので、下りで追いつかないかな。前はTeam Arkéa Samsicのウクライナ王者、アンドリー・ポノマル。

 

集団はSoudal – Quick Stepが引きまくる。タイム差は1分47秒に。

 

逃げていたEquipo Kern Pharmaのエクトル・カレテロが集団に吸収される。

 

Côte de Wanne (3.6 km・5.1%)

先頭は8人に。

  1. ジェイソン・オズボーン (Alpecin-Deceuninck)
  2. マティス・ルベール (Team Arkéa Samsic)
  3. ラース・ファンデンベルフ (Groupama – FDJ)
  4. ポール・ウルスラン (TotalEnergies)
  5. ゲオルク・ツィンマーマン (Intermarché – Circus – Wanty)
  6. フレドリック・ドゥパーネス (Uno-X Pro Cycling Team)
  7. シモーネ・ヴィラスコ (Astana Qazaqstan Team)
  8. ヨハン・ミーンズ (Bingoal WB)

 

先頭からUno-X Pro Cycling Teamのフレドリック・ドゥパーネスが切れる。

 

集団からヤン・トラトニクがアタック。

 

二人後ろから追っている。

 

後方はGroupama – FDJのヴァランタン・マデュアスとINEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールド。

 

Movistar Teamのエンリク・マスも切れている。

 

ヴァランタン・マデュアスは、もう逃げ切りを目指すだろう。

 

INEOS Grenadiersのミハウ・クフィアトコフスキは、またも切れた。調子は上がっていない。

 

あれれっ、ヴァランタン・マデュアスは切れてしまった。

 

Bahrain Victoriousのミケル・ランダは、フレッシュ・ワロンヌの疲れが残っているのか、遅れてしまった。

 

Team Arkéa Samsicのマティス・ルベールは切れそう。だが、なんとか追いつく。

 

追走は3人。ただ、アレクサンドル・バルマーは先頭からちぎれたライダーだから、すぐに切れそう。ツキイチだ。集団に14秒差をつけている。

 

Côte de Stockeu (1 km・12.5%)

ここでまた絞られそうだ。

 

後方では、Team Arkéa Samsicのマティス・ルベールが切れた。

 

ヤン・トラトニクの引きで、アレクサンドル・バルマーが切れる。追走は二人に。

 

Côte de la Haute-Levée(3km・6.3%)

先頭は5人に。

 

先頭のメンバーは。

  1. ジェイソン・オズボーン (Alpecin-Deceuninck)
  2. ラース・ファンデンベルフ(Groupama – FDJ)
  3. ポール・ウルスラン (TotalEnergies)
  4. ゲオルク・ツィンマーマン (Intermarché – Circus – Wanty)
  5. シモーネ・ヴィラスコ (Astana Qazaqstan Team)

 

Astana Qazaqstan Team のアレクセイ・ルチェンコも切れている。

 

シモーネ・ヴィラスコが少し抜け出している。

 

ヤン・トラトニクは、マグナス・シェフィールドもちぎって単独で追走に。

 

あと、先頭まで40秒だ。

 

Soudal – Quick Stepのアシストもあと二人だ。

 

先頭はルイス・フェルファーク、イラン・ファンワイルダー、レムコ・エヴェネプール、EF Education-EasyPostのベン・ヒーリーと続く。

 

ジュリアン・アラフィリップは、すでに集団後方。膝の調子は万全ではないのだろう。

 

逃げていた3人が集団に吸収される。

 

雨がカメラにも付き始めた。あまり降らないといいのだけど。

 

トム・ピドコックは集団の後方にいる。

 

ヤン・トラトニクは、アウタートップで62km/hという猛烈なスピードで追っている。あと14秒だ。

 

ジュリアン・アラフィリップが先頭に戻ってきた。

 

さあ、ヤン・トラトニクが先頭に追いついた。これで6人に。

 

ジュリアン・アラフィリップが先頭を引き続けている。

 

Col du Rosier (4.4 km・5.9%)

ヤン・トラトニクが、もう先頭を引き始めた。休憩終わりだ。

 

TotalEnergiesのポール・ウルスランが少しやばいか。

 

TotalEnergiesのポール・ウルスランが先頭から切れる。

 

続いて、Groupama – FDJのラース・ファンデンベルフも切れた。

 

先頭は3人に。

  1. ジェイソン・オズボーン (Alpecin-Deceuninck)
  2. シモーネ・ヴィラスコ (Astana Qazaqstan Team)
  3. ヤン・トラトニク Jumbo-Visma

 

Intermarché – Circus – Wantyのゲオルク・ツィンマーマンも切れている。

 

ジェイソン・オズボーンがキツソウ。

 

あ~、ジェイソン・オズボーンも切れてしまう。

 

ジュリアン・アラフィリップが切れている。

 

まだ、コンデションが上がっていない。

 

最初から逃げているシモーネ・ヴィラスコはキツソウだ。

 

逃げていた二人が集団に吸収される。

 

集団はルイス・フェルファーク先頭で1分10秒差。

 

ヤン・トラトニクも先頭まで来たけど、もうシモーネ・ヴィラスコも前を引ける足がない。テッシュ・ベノートが来てくれるまで粘らないといけない。

 

ジェイソン・オズボーンは、まだ集団の前にいる。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュを最大の目標にすると言っていたけど、これだけ逃げれば目標達成では。期待通りの走りだ。

 

残り50.4kmでタイム差37秒に。

 

ジェイソン・オズボーンが集団に吸収される。ここからはクイントン・ヘルマンスのアシストだ。

 

Jumbo-Vismaのアッティラ・ヴァルテルが前に出るのかと思ったら。

 

前を走るカメラにもっと離れろと言っている。前を走るヤン・トラトニクのために少しでも逃げさせるためだ。

 

レムコの後ろにはINEOS Grenadiersが陣取っている。あとは、レムコのアタックの場所が問題となる。

 

Côte de Desnié (1.6 km・8.1%) 

ヤン・トラトニクは、35秒差で耐えている。

 

UAE Team Emiratesは、どうするんだろうか。マルク・ヒルシで狙うのか。ただ、集団後方だ。

 

ここでTrek-Segafredoのバウケ・モレマがアタック!

 

INEOS Grenadiersのパヴェル・シヴァコフが追う。

 

パヴェル・シヴァコフが先頭に。

 

先頭2人は35秒差で越える。

 

ルイス・フェルファークが切れてレムコのアシストはイラン・ファンワイルダーだけに。

 

対するINEOS Grenadiersは、オマール・フライレ、パヴェル・シヴァコフ、マグナス・シェフィールドもいる。

 

下りでは、シモーネ・ヴィラスコも先頭交代に。タイム差は46秒にひろがっている。

 

先頭にBahrain Victoriousのペッリョ・ビルバオが立つ。誰のためだ?

 

登りで集団最後尾まで下がったルイス・フェルファークが先頭に戻ってきた。最後の引きだ。

 

最も人数のいるINEOS Grenadiersが先頭を引きだした。でも、これはSoudal – Quick Stepを助けることにならないか。

 

後ろが下りでは80km/hを越えるスピードで追っているので22秒と縮まる。

 

Côte de la Redoute (2.1 km・8.9%)

このコート・ド・ラ・ルドゥットの登りを越えられるか。

 

イラン・ファンワイルダーがどこまでレムコを引けるだろうか。

 

マテイ・モホリッチも切れている。

 

先頭が捕まる。

 

ヤン・トラトニクは抜かれていく。

 

イラン・ファンワイルダーは全開だ。

 

レムコがアタック準備。

 

レムコはシッティングで力を溜めている。

 

さあ、レムコがアタックだ。

 

すぐにトム・ピドコックが反応。

 

ここで遅れると追いつけなくなる。

 

レムコはピドコックを引き離す。

 

頂上で、約10m離れたか。

 

レムコはピドコックを引き離すが。

 

ピドコックが追いついた。

 

先頭は2人に。

 

後続は、Trek-Segafredoのマティアス・スケルモースイェンセンとジュリオ・チッコーネ。

 

レムコがピドコックに先頭交代を促しているが、ピドコックは首を振る。前に出るほどの足がないようだ。

 

 

後続は5人。

 

レムコは18秒差を稼ぎだした。

 

あれれっ、ピドコックが離れている。

 

あ~、完全に遅れてしまった。

 

レムコがすでにピドコックを引き離している!

 

ピドコックから、もう前は見えない。

 

もう、25秒も引き離した。なんというスピード!

 

コーナーは慎重にいかないといけない。良く滑る。

 

ジュリオ・チッコーネとマティアス・スケルモースイェンセンがピドコックに追いつきそうだ。あと5秒。

 

ピドコックは後ろを確認。

 

ベン・ヒーリーが集団からアタック。

 

あっという間に集団をちぎる。

 

ベン・ヒーリーは追走に追いつく。

 

ベン・ヒーリーはすぐに先頭を引く。行かないと後ろが追いついてくる。

 

後ろから、さらにライダーが追っている。こちらは表彰台を狙う争いとなる。

 

追走は6人に。

  1. トム・ピドコック INEOS Grenadiers
  2. ベン・ヒーリー INEOS Grenadiers
  3. ジュリオ・チッコーネ Trek-Segafredo
  4. マティアス・スケルモースイェンセン Trek-Segafredo
  5. サンティアゴ・ブイトラゴ Bahrain Victorious
  6. ヴィクトル・ラフェ Cofidis

 

Lotto-Dstnyのアンドレアス・クローンが生垣を越えてしまう。

 

近所の人に抱えられてなんとか外に。大きなケガはなさそうだけど。

 

Côte de la Roche-aux-Faucons (1,3 km・10.1%)

レムコはもう最後の登りだ。

 

後続は集団に戻っている。

 

ベン・ヒーリーがアタック。

 

パヴェル・シヴァコフとサンティアゴ・ブイトラゴが反応。

 

レムコはタイム差を広げていく。

 

3人が少し抜け出した。

 

レムコは登りを越える。

 

ベン・ヒーリーの引きにパヴェル・シヴァコが切れた。

 

この二人が表彰台に向かうのか。

 

サンティアゴ・ブイトラゴがようやく先頭交代。

 

ベン・ヒーリーは捕まりそう。あまり、サンティアゴ・ブイトラゴが先頭交代しない。

 

ピドコックが追ってくる。

 

追いついた。

 

ベン・ヒーリーは逃げ切りのために引きまくる。

 

後ろが近いので少し難しいかな。

 

まだ100mしか離していない。

 

残り8.1km。タイム差は1分31秒差となる。61km/hという猛烈なスピードだ。

 

後続も表彰台を諦める訳にはいかない。

 

3人はかなり後続を引き離した。

 

レムコはもう勝利を確信しており、カメラに向かって笑顔と手で少し合図をした。チームカーにもガッツポーズ。

 

1kmを切って今度は大きくガッツポーズ。

 

レムコが、ゴール前で観客をあおる。

 

レムコ・エヴェネプールは、レインボージャージを着てリエージュ〜バストーニュ〜リエージュを制するという歴史に残る勝利を上げた!

1952年にフェルディナント・キューブラー、1972年にエディ・メルクス、1987年にモレーノ・アルゼンチンが記録している。

 

見事に連覇だ。高地トレーニングからきて勝利を取ってしまう新しいパターンで勝ってしまった。残念なのは、将来のツールのライバルとなるタデイ・ポガチャルとの対決が見れなかったこと。

これは本当に残念。しかも、タデイ・ポガチャルはケガまでしてしまうとは。手術となる。

 

2位のスプリントはトム・ピドコックが獲得。表彰台だが、勝利を掴むまでにはいかない。3位のサンティアゴ・ブイトラゴは大金星だ。モニュメントの表彰台獲得は大きい。

ベン・ヒーリーは、最後のスプリントでは一番弱いのはわかっているので、とにかく逃げて勝つしかない。残念ながら4位だが、その実力は本物だ。

 

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リザルト

レムコ・エヴェネプールのコメント

レインボージャージでの勝利のイメージはできたよ(笑い)。リエージュ〜バストーニュ〜リエージュのような大きなレースでの勝利は素晴らしい!本当に不思議なことだと思う。

特にJumbo-Vismaのアタックには苦しめられたよ。ルドゥットでみんなが僕の車輪に張り付いてきたけど、僕は落ち着いてプランに従った。 ルドゥットの後のストレッチで、最も時間を稼ぐことができたと思う。

チームに感謝したい。彼らは最初から素晴らしいショーを見せてくれた。彼らをとてつもなく誇りに思う。

今日は優勝を祝いますか?

小さなパーティー。節度をもって楽しむ。栄養士にも相談済みで、もうすぐチップを食べることが許されるでしょう。

 

2位のトム・ピドコックのコメント

リエージュ〜バストーニュ〜リエージュとは、まだ最高の縁がなかったんだ。2年前は体調を崩し、昨年はレース中に体調を崩してしまった。リエージュでの成功は今回が初めてだ。

下りで差を縮められると思ったので、ルドゥットでは足元に気をつけた。

でも、その後は本当に限界だったんだ。レムコは自分に交代するかどうか聞いてきたが、私にはできなかった。その後、彼は全力で走ってくれた。そこで自分は、少し待って、それでも2位を狙うという選択をした。それが完全に功を奏した。

 

3位のサンティアゴ・ブイトラゴのコメント

書類上、ミケル・ランダが我々のリーダーだった。しかし、ランダは早くも荷を下ろさなければならなかった。自分のチャンスを狙えるというのも、自分にとっては驚きだった。いつものようにしっかり準備したのに、今こうして表彰台に上っているのは理解しがたい。レムコはあまりにも強すぎた。

世界チャンピオンの後方で、ピドコックとベン・ヒーリーとの2位と3位を目指してスプリントでしたね。

ピドコックが最速のスプリントをすることは知っていたが、250kmも走れば、それがどんなものかはわからない。フィニッシュまで300mという早い段階でアタックすることで先読みしようとしたが、残念ながらまだ追いつかれてしまった。

リエージュでコロンビア人初の表彰台に立ったことは、知らなかった。子供の頃、このレースをよくテレビで見ていたし、好きなクラシックのひとつだ。今こうして表彰台に上れるなんて、信じられないよ。この結果は、シーズン前半の最大の目標であるジロ・デ・イタリアへのモチベーションになる。

 

4位のベン・ヒーリーのコメント

これはもちろん超いいことだ。しかし、ここ数週間を考えると、この4位にはがっかりだ。けど、もし2週間前にこれを言っていたら、私はあなたがおかしいと宣言しただろう。

スプリントで少し早く行き過ぎたかもしれないが、でも、2人がお互いを見ているのが見えたから、やってみるしかなかったんだ。将来は、このようなレースで優勝を狙えるようになりたいものだ。

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 EVENEPOEL Remco
Soudal – Quick Step 800 6:15:49
2
 PIDCOCK Thomas
INEOS Grenadiers 640 1:06
3
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 520 ,,
4
 HEALY Ben
EF Education-EasyPost 440 1:08
5
 MADOUAS Valentin
Groupama – FDJ 360 1:24
6
 MARTIN Guillaume
Cofidis 280 1:25
7
 BENOOT Tiesj
Jumbo-Visma 240 1:37
8
 KONRAD Patrick
BORA – hansgrohe 200 1:48
9
 SKJELMOSE Mattias
Trek – Segafredo 160 ,,
10
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates 135 ,,
11
 VAN GILS Maxim
Lotto Dstny 110 ,,
12
 WOODS Michael
Israel – Premier Tech 95 ,,
13
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo 85 ,,
14
 SIVAKOV Pavel
INEOS Grenadiers 65 ,,
15
 BARDET Romain
Team DSM 55 ,,
16
 IZAGIRRE Ion
Cofidis 50 ,,
17
 DE PLUS Laurens
INEOS Grenadiers 50 2:02
18
 PARET-PEINTRE Aurélien
AG2R Citroën Team 50 ,,
19
 VELASCO Simone 
Astana Qazaqstan Team 50 2:13
20
 ROTA Lorenzo
Intermarché – Circus – Wanty 50 ,,
21
 SOBRERO Matteo
Team Jayco AlUla 30 ,,
22
 VAN WILDER Ilan
Soudal – Quick Step 30 2:21
23
 GUERREIRO Ruben
Movistar Team 30 3:15
24
 JOHANNESSEN Tobias Halland
Uno-X Pro Cycling Team 30 ,,
25
 TRATNIK Jan
Jumbo-Visma 30 3:53
26
 VALTER Attila
Jumbo-Visma 30 ,,
27
 GOOSSENS Kobe
Intermarché – Circus – Wanty 30 4:09
28
 DE MARCHI Alessandro
Team Jayco AlUla 30 ,,
29
 MOLLEMA Bauke
Trek – Segafredo 30 ,,
30
 CRAS Steff
TotalEnergies 30 6:07
こちらはハイライト動画

 

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