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2023 ティレーノ〜アドリアティコ第2ステージ スプリントを勝ち取ったのは?

海外情報
Photo credit: Jacopo Marcovaldi on Visualhunt
この記事は約18分で読めます。

ティレーノ〜アドリアティコの第2ステージは200kmを越えるスプリンターステージ。

スプリンターが活躍するステージとなるはず。さあ、誰が勝利するのか?

 

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第2ステージ  カマイオーレ~フォッローニカ  209 km 

コースプロフィール photo tirrenoadriatico

 

第2ステージは、ティレニア海と平行に走るスプリンターステージ。ゴール前は22.1kmのローカルラップ。

まちがいなく、スプリントで決着のつくコースだ。

 

  1. 山岳ポイント Castellina Marittima 12.3km・2.9%
  2. スプリントポイント Canneto   4.1km・4%

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

リーダーのフィリッポ・ガンナは、このステージでは問題なくジャージをキープするはず。第4ステージくらいまで大丈夫そうだ。

 

サガンは、最後のシーズンで是非勝利が欲しいところ。

 

 

Alpecin-Deceuninckのマチュー・ファンデルプールは、ジャスパー・フィリップセンのアシスト役で今日は走る。

 

第2ステージのスタート時の賞ジャージは

  •  総合 フィリッポ・ガンナ INEOS Grenadiers
  • ポイント賞 レナード・ケムナ BORA-hansgrohe
  • 新人賞 マグナス・シェフィールド INEOS Grenadiers

 

5人の逃げ

スタートから逃げグループが出来上がる。

 

EOLO-KometaとTeam Corratecから二人ずつ入った逃げが完成。

  1. マッティア・バイス EOLO-Kometa
  2. ミルコ・マエストリ EOLO-Kometa
  3. Stefano Gandin (Team Corratec)
  4. Alessandro Iacchi (Team Corratec)
  5. Roland Thalmann (Tudor Pro Cycling Team)

 

山岳ポイント Castellina Marittima 12.3km・2.9%

3級山岳通過順位は

  1. Stefano Gandin (Team Corratec) 5ポイント
  2. マッティア・バイス EOLO-Kometa 3ポイント
  3. Alessandro Iacchi (Team Corratec) 2ポイント
  4. ミルコ・マエストリ EOLO-Kometa 1ポイント

 

なんとまあ、ジュリアン・アラフィリップが先頭牽引に加わっている。残り91.6kmでタイム差は1分35秒。

 

逃げからEOLO-Kometaのマッティア・バイスが降りてきた。明日も逃げを狙うのかも。

 

昨年までTeam BikeExchange – Jaycoで走っていたアレクサンダー・コニシェフはTeam Corratecに移籍している。サポートカーで補給中。

 

Soudal – Quick Stepのドリース・デヴァイナンスが牽引。後ろはTeam Jayco AlUlaが二人。さらにINEOS Grenadiersと続く。

パリ~ニースと被るので、ティレーノ〜アドリアティコに出場しているスプリンターを再度見てみると。

  • Alpecin-Deceuninck  ジャスパー・フィリップセン
  •  Astana Qazaqstan Team マーク・カヴェンディシュ
  •  Bahrain – Victorious ヒィル・バウハウス
  •  BORA – hansgrohe ヨルディ・メーウス
  •  Cofidis シモーネ・コンソンニ、アクセル・ジングル
  •  EF Education-EasyPost ユリウス・ファンデンベルフ
  •  Intermarché – Circus – Wanty ビニヤム・ギルマイ
  •  Israel – Premier Tech ジョコモ・ニッツォーロ
  •  Jumbo-Visma ワウト・ファンアールト
  •  Movistar Team フェルナンド・ガビリア
  •  Q36.5 Pro Cycling Team マッティオ・モスケッテイ
  •  Soudal – Quick Step ファビオ・ヤコブセン
  •  Team Arkéa Samsic ナセル・ブアニ
  •  Team DSM アンドレアス・レックネスン
  •  Team Jayco AlUla ディラン・フルーネウェーヘン
  •  TotalEnergies サガン
  •  UAE Team Emirates フアン・モラノ

スプリンターが勢揃いだ。

 

スプリントポイント Canneto   4.1km・4%

先頭がスプリントポイント通過。

  1. Stefano Gandin (Team Corratec) 5ポイント・3秒
  2. マッティア・バイス EOLO-Kometa 3ポイント・2秒
  3. Alessandro Iacchi (Team Corratec) 2ポイント・1秒
  4. Roland Thalmann (Tudor Pro Cycling Team) 1ポイント

 

先頭から一人切れた。

 

タイム差が44秒となっているので、先頭から切れるとすぐに吸収される。

 

UAE Team Emiratesのジョアン・アルメイダがパンク。

 

Team Arkéa Samsicのナセル・ブアニはスプリントにからめるか。

 

ファビオ・ヤコブセンもパリ~ニースでティム・メルリエが勝利しているので勝たないといけない。ツールのセレクトは始まっている。

 

残り45.9kmで54秒差。Team Jayco AlUlaはチーム全員が先頭に集まっている。

 

遠くに集団が見えている。

 

TotalEnergiesのダニエル・オスが落車。

  •  PELLAUD Simon (Tudor Pro Cycling Team)
  •  ダニエル・オス (TotalEnergies)

 

INEOS Grenadiersのトム・ピドコックは集団最後尾でヒラヒラしている。

 

 

ワウト・ファンアールトは集団復帰中。

 

残り20.8km。後ろに集団が迫る。

 

先頭は握手して健闘をたたえ合う。

 

各チームの位置取りが始まるか。

 

ジュリアン・アラフィリップ、ワウト・ファンアールトが先頭に出てきた。

 

ワウト・ファンアールトは、チームの先頭を引いているのでスプリントはしないようだ。

 

残り5.3km。ワウト・ファンアールトとジュリアン・アラフィリップが並んで引いている。

 

落車だ。

  •  GHEBREIGZABHIER Amanuel (Trek – Segafredo)
  •  RODRÍGUEZ Cristián (Team Arkéa Samsic)

 

Soudal – Quick Stepは、ファビオ・ヤコブセンをセットアップ。後ろにナセル・ブアニがいる。

 

残り1.7kmでIntermarché – Circus – Wantyが先頭。

 

残り1.1kmでSoudal – Quick Stepが上がってくる。

 

残り700m。各チームのアシストが引いている。

 

Alpecin-Deceuninckのマチュー・ファンデルプールが強烈に引く。

 

マチュー・ファンデルプールの引きが終わり、各チームの最後のリードアウトだ。

 

ここで、Movistar Teamのフェルナンド・ガビリアが早掛けだ。

 

猛烈なスピードでフェルナンド・ガビリアがゴールを狙う。

 

ガビリアがリードしている。

 

後ろからくるのは、ディラン・フルネーフェン。ファビオ・ヤコブセンは進路を中央に変えた。

 

フェルナンド・ガビリアの後ろから、ジャスパー・フィリップセンが追い込んでくる。

 

ゴールラインで、ファビオ・ヤコブセン、ジャスパー・フィリップセン、フェルナンド・ガビリアがハンドルを投げた。勝ったのは誰だ?

 

勝ったのは、ファビオ・ヤコブセンだ!

ル・サミンでは落車してリタイヤしたが、見事にスプリントを制した。ブエルタ・ア・サンファンの勝利に続いて今シーズンの2勝目だ。

 

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リザルト

ファビオ・ヤコブセンのコメント

フェルナンドは、ほぼ完璧なタイミングを計っていた。あの瞬間、僕はまだベルト・ファンレルベルフの後ろにいて、本当はもっと行きたかったんだ。

でも、まだ前にチームメイトがいるときは、もう少し待ったほうがいいこともある。最終的には3人でのエキサイティングなスプリントとなり、自分のタイミングも良かった。

体調を崩したミケル・モルコフにかわったベルト・ファンレルベルフの働きについては?

ベルトは大きくて強い男で、風をたくさん受けてくれる。そのおかげで、最後の300メートルをとてもフレッシュにスタートすることができた。

ル・サミンでの転倒の後遺症は大丈夫なのですか?

バイクに乗っているときよりも、階段を上るときの方が苦しいけれどね。それ以外は、ただベストを尽くしている。チャンスを掴んで、それをものにしなければならない。今日はそのひとつで、それを手に入れることができてうれしい。

 

2位のジャスパー・フィリップセンのコメント

チームが決勝に立ち会えたのはとても良かったし、マチューがリードアウトで自分の仕事を十分にこなすことができた。私たちが一緒にスプリントしたのは今シーズン初めてだった。

ラモン・シンケルダムとは、すでにうまく機能していた。彼はもはや初心者ではない。彼は何年にもわたってアルノー・デマールのリードアウトを行ってきた。もう何も教える必要はない。

お互いに慣れる必要があるが、それで問題ない。

フェルナンド・ガビリアの動きに、スプリントで非常に迅速に反応してましたね。

ガビリアは遠くからスプリントを開始し、私はそれにジャンプする。それが私が勝てなかった理由だ。ファビオ・ヤコブセンは十分に待って、私のスリップストリームに参加した。

私はそれを知っており、画像もそれを示している。このまま続けていれば、いつかあの勝利が来る。 誰かがそれをオンにする必要がある。

もちろん、常にスプリントで勝ちたいと思っている。近かった。だからがっかりしているけど、そう遠くはなかったし、明日またチャンスがあるかもしれない。これはチームに自信を与え、この勢いを続けることができる。誰もが勝利を待っている。私たちは勝つのが好きだが、このまま続ければ、その勝利が来るだろう。

第2ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI   Time
1
 JAKOBSEN Fabio
Soudal – Quick Step 60
10″
5:06:33
2
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Deceuninck 40
6″
,,
3
 GAVIRIA Fernando
Movistar Team 30
4″
,,
4
 GIRMAY Biniam
Intermarché – Circus – Wanty 25   ,,
5
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates 20   ,,
6
 BAUHAUS Phil
Bahrain – Victorious 15   ,,
7
 GROENEWEGEN Dylan
Team Jayco AlUla 10   ,,
8
 CONSONNI Simone
Cofidis 8   ,,
9
 MEEUS Jordi
BORA – hansgrohe 5   ,,
10
 BOUHANNI Nacer
Team Arkéa Samsic 2   ,,
11
 SAGAN Peter
TotalEnergies     ,,
12
 COLNAGHI Luca
Green Project-Bardiani CSF-Faizanè     ,,
13
 LIENHARD Fabian
Groupama – FDJ     ,,
14
 NIZZOLO Giacomo
Israel – Premier Tech     ,,
15
 THEUNS Edward
Trek – Segafredo     ,,
16
 MAYRHOFER Marius
Team DSM     ,,
17
 STEWART Jake
Groupama – FDJ     ,,
18
 TIVANI German Nicolás
Team Corratec     ,,
19
 NEILANDS Krists
Israel – Premier Tech     ,,
20
 MOSCHETTI Matteo
Q36.5 Pro Cycling Team     ,,
21
 BOHLI Tom
Tudor Pro Cycling Team     ,,
22
 KONYCHEV Alexander
Team Corratec     ,,
23
 MAGLI Filippo
Green Project-Bardiani CSF-Faizanè     ,,
24
 DAINESE Alberto
Team DSM     ,,
25
 STÖCKLI Jan
Team Corratec     ,,
26
 DENZ Nico
BORA – hansgrohe     ,,
27
 ZINGLE Axel
Cofidis     ,,
28
 KEUKELEIRE Jens
EF Education-EasyPost     ,,
29
 CAVENDISH Mark
Astana Qazaqstan Team     ,,
30
 GEE Derek
Israel – Premier Tech     ,,

総合

Rnk Prev ▼▲ Rider Team UCI Time
1 1
 GANNA Filippo
INEOS Grenadiers 10 5:19:01
2 2
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe   0:28
3 3
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers   0:31
4 5 ▲1
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates   0:34
5 6 ▲1
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers   0:39
6 7 ▲1
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates   0:41
7 8 ▲1
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM   ,,
8 9 ▲1
 PEDERSEN Casper
Soudal – Quick Step   0:47
9 10 ▲1
 KELDERMAN Wilco
Jumbo-Visma   0:48
10 11 ▲1
 LUTSENKO Alexey
Astana Qazaqstan Team   ,,
11 12 ▲1
 ROGLIČ Primož
Jumbo-Visma   0:49
12 13 ▲1
 OLIVEIRA Nelson
Movistar Team   ,,
13 14 ▲1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin-Deceuninck   0:50
14 15 ▲1
 VLASOV Aleksandr
BORA – hansgrohe   ,,
15 16 ▲1
 HINDLEY Jai
BORA – hansgrohe   0:51
16 17 ▲1
 O’CONNOR Ben
AG2R Citroën Team   0:52
17 18 ▲1
 GEOGHEGAN HART Tao
INEOS Grenadiers   ,,
18 20 ▲2
 CICCONE Giulio
Trek – Segafredo   0:59
19 21 ▲2
 SYRITSA Gleb
Astana Qazaqstan Team   1:00
20 22 ▲2
 REINDERS Elmar
Team Jayco AlUla   ,,
21 23 ▲2
 MAS Enric
Movistar Team   ,,
22 24 ▲2
 ARNDT Nikias
Bahrain – Victorious   1:01
23 25 ▲2
 KWIATKOWSKI Michał
INEOS Grenadiers   1:02
24 26 ▲2
 VANHOUCKE Harm
Team DSM   1:04
25 27 ▲2
 BODNAR Maciej
TotalEnergies   1:05
26 28 ▲2
 SKUJIŅŠ Toms
Trek – Segafredo   1:07
27 29 ▲2
 CARTHY Hugh
EF Education-EasyPost   ,,
28 30 ▲2
 BYSTRØM Sven Erik
Intermarché – Circus – Wanty   ,,
29 31 ▲2
 GEE Derek
Israel – Premier Tech   ,,
30 32 ▲2
 BAGIOLI Andrea
Soudal – Quick Step   1:08

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 GANNA Filippo
INEOS Grenadiers 12
2  
 JAKOBSEN Fabio
Soudal – Quick Step 12
3 2 ▼1
 KÄMNA Lennard
BORA – hansgrohe 10
4  
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Deceuninck 10
5 3 ▼2
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers 8
6  
 GAVIRIA Fernando
Movistar Team 8
7  
 GIRMAY Biniam
Intermarché – Circus – Wanty 7
8 4 ▼4
 HEPBURN Michael
Team Jayco AlUla 7
9 5 ▼4
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 6
10  
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates 6

山岳賞

Rnk Rider Team Points
1
 GANDIN Stefano
Team Corratec 5
2
 BAIS Davide
EOLO-Kometa 3
3
 IACCHI Alessandro
Team Corratec 2
4
 MAESTRI Mirco
EOLO-Kometa 1

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 SHEFFIELD Magnus
INEOS Grenadiers 5:19:32
2 2
 MCNULTY Brandon
UAE Team Emirates 0:03
3 3
 ARENSMAN Thymen
INEOS Grenadiers 0:08
4 4
 ALMEIDA João
UAE Team Emirates 0:10
5 5
 LEKNESSUND Andreas
Team DSM ,,
6 6
 SYRITSA Gleb
Astana Qazaqstan Team 0:29
7 7
 BAGIOLI Andrea
Soudal – Quick Step 0:37
8 8
 BUITRAGO Santiago
Bahrain – Victorious 0:39
9 9
 MIHOLJEVIĆ Fran
Bahrain – Victorious 0:40
10 10
 MAYRHOFER Marius
Team DSM ,,
こちらはハイライト動画

 

コメント

  1. ソルト より:

    リザルトは3位でしたけど、ガビリアのスプリントがヤバかったですね。
    味方の発射台がいない状況でベストな位置取りでもなかったのに、早掛けで全てをひっくり返して失速もしない。
    対応できたのもトップスプリンターの2人だけでしたし、全盛期を彷彿させるようなスプリントでした。
    これにクイックステップのような強力なトレインがあれば無敵だったのでは…?

    • ちゃん より:

      やっぱり、トラック仲間で同じアパートに住んでいたマキシミリアーノ・リケーゼが引退したのが痛いかも。
      Movistar Teamでは、中々良いトレインも出来ないでしょうね。あと2回はスプリンターにチャンスがあるので、ここで期待ですね。

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