マーク・カヴェンディシュの移籍先として急遽浮上してきたのがワールドチームのAstana Qazaqstan Team 。
Astana Qazaqstan Teamは、ミゲルアンヘル・ロペスを解雇したことで、一人余裕が出来た。
これにより、Astana Qazaqstan TeamのGMアレクサンドル・ヴィノクロフは、すぐにオファーを出したという。
B&B Hotels – KTMの消滅から、数日でミゲルアンヘル・ロペスの解雇通知。なんか、都合よく仕組まれているように感じるのは自分だけか?
マーク・カヴェンディシュにオファーを
A small Media Day at the training camp in Altea.#AstanaQazaqstanTeam #AstanaIsMyTeam
📷 @SprintCycling pic.twitter.com/zB2og03aAF
— Astana Qazaqstan Team (@AstanaQazTeam) December 14, 2022
アレクサンドル・ヴィノクロフは、B&B Hotels – KTMの消滅が決定すると、すぐにマーク・カヴェンディシュにオファーを出している。
アレクサンドル・ヴィノクロフは
「彼がフリーだったら、話をしようと電話をかけたんだ。確かに彼は35歳か36歳か？
しかし、本当に重要なのは、彼がやる気になっているかどうかだ。私は40歳を目前にしてオリンピックで優勝したんだ。
子供が、お父さん、彼と契約してみて、と言ったんだ。だが、完全な契約が実現するのはまだ先だ。」
Astana Qazaqstan Teamにしてみれば、アレクサンドル・ウラソフを2021年末に放出。ヴィンチェンツォ・ニバリは2022年末に引退。
チームは弱体化している感じがしていた。ここにきてミゲルアンヘル・ロペスの突然の解雇。一説によると、新たにドーピング疑惑も疑われるからと言われている。
ミゲルアンヘル・ロペスの新たな疑惑とは
It has been reported to the media today the decision of Astaná Qazaqsan Team to
terminate the contract between the rider Miguel Angel Lopez with that team. This
contract had been extended in November 2022, for the the season 2023 ✉️ pic.twitter.com/27PJWpuxBu— Miguel Angel Lopez Moreno (@SupermanlopezN) December 12, 2022
ドーピングが疑われているのは、2022ジロ・デ・イタリアでのこと。スペインの新聞ABCの報道による。以下引用。
新しい要素とは、裁判官が所有する文書であり、ロペスはハンガリーでの最後のジロ・デ・イタリア(第3ステージ)が始まる前に、メノトロピン(筋肉量の増加と液体の除去を促進する成長ホルモンの類似体)の投与を受けた可能性があり、それが第4ステージでの彼のリタイヤの原因になった。
メノトロピンはメイナール博士によって示され、ハンガリーに送られ、そこでアスタナのマッサージ師として働く元監督ビセンテベルダの息子であるビセンテベルダ・ガルシアによって受け取られたとされている。
事件を指揮する裁判官は、エストレマドゥーラ大学からハンガリーへのメノトロピンの移動プロセスが説明されている市民警備隊からの手紙をすでに所有しています。
文書があるとなると、信憑性もあるような。ロペスは股関節の治療で使っている。
Astana Qazaqstan Teamとしては、メイナール事件と合わせて、新たな疑惑が出来たことでいち早く、解雇に踏み切ったと思われる。
ただ、メノトロピンは、世界アンチドーピング機関(WADA)の世界コードのリストに含まれていない。これで、ドーピング疑惑と言えるのか疑問だ。
もし、メノトロピンが、ドーピング指定薬物の分類のペプチド及び糖蛋白ホルモンとその同族体に含まれているのならば誰か教えて下さい。
Astana Qazaqstan Teamとしたら、ミゲルアンヘル・ロペスに支払う給料でマーク・カヴェンディシュを雇うことが可能。
さらに、ヴィンチェンツォ・ニバリの引退で予算もある。ニバリには、2022年は210万ユーロ支払っていたのだから、十分だろう。
果たして、アレクサンドル・ヴィノクロフのオファーは届くのか。要注目だ。
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