ブエルタ第3ステージで、エースのマイケル・ウッズを脳震盪で失ってしまったIsrael – Premier Tech。
これについては、オランダのルート選択が落車に繋がったのではないかとアレハンドロ・バルベルデは言及している。
クリス・フルームは総合トップ10を目指していたマイケル・ウッズの速すぎる退場を受けて、チームの計画を再編成する必要があると語ってるいる。
チームは、すぐに第4ステージで、アレッサンドロ・デマルキを逃げに送る。アレッサンドロ・デマルキは、2021ジロ・デ・イタリア第3ステージから2日間マリアローザを着用しているベテランクライマーだ。
クリス・フルームは、変わらずステージ優勝を狙う予定となる。
チームの戦術変更
🔝La bici de @chrisfroome 🔥
🥵 Chris Froome bike @IsraelPremTech #LaVuelta22 pic.twitter.com/3z0DCVIJ7O
— La Vuelta (@lavuelta) August 21, 2022
クリス・フルームは、カスタムペイントされた特別なバイクに乗っている。
バイクは良いのだけど、現在のフルームの走りはイマイチ。インタビューでは以下のように答えている。
Israel – Premier Techのエースであるマイケル・ウッズがリタイヤしましたね。チームにとっての影響は?
僕らにとって、マイケルは欠くことのできない存在だった。彼の総合10位以内を狙っていたんだ。私たちの目標にとっては大きな痛手だ。彼は絶好調で、チームは彼に大きな信頼を寄せていた。
チームは総合を狙うライダーがいなくなりました。戦術の変更は?
彼を失ったことは、本当に残念だ。それが自転車レースであり、スポーツである以上、対処しなければならない。
昨日、みんなで集まって、頭を整理したんだ。いくつかのステージをターゲットにして、レースで最大限の力を発揮できるようにするために、いくつかの異なる戦略を考え出したんだ。
コロナの影響は大きい
フルームは、ブエルタに並ぶ元チャンピオンの一人として、再びレースに参加している。ナイロ・キンタナがいないのが残念。
- 2009年 アレハンドロ・バルベルデ
- 2010年 ヴィンチェンツォ・ニバリ
- 2011・2017年 クリス・フルーム
- 2018年 サイモン・イェーツ
- 2019・2020・2021 プリモッシュ・ログリッチ
フルームは2011年と2017年に優勝しているが、ツール・ド・フランスから追放されたコロナが大きく影響していると認めている。
正直なところ、私はツールに参加するときと同じ状態ではない。コロナは、その後の数週間、私に大きな打撃を与えた。自分のフォームに苦しみ、それが私の準備に大きな影響を与えた。
ブエルタ前半のレースで脚を鍛え、ブエルタ後半で1つか2つのステージに挑戦するつもりだ。
スペインのステージは厳しいものが続きますが、どう考えますか?
特にバスク地方では、本当に素晴らしいレースが期待できそうだ。ブエルタの典型的な登り坂で、とても急で、パンチが効いている。
この数日間、プロトンに大きなダメージが与えられると思う。
現在、クリス・フルームは16分48秒遅れの総合133位。すでに逃げに乗れる資格があるが、実際にステージを狙うのはブエルタ後半になると言う。
もう少し遅れたほうが逃げに乗っても警戒もされない。
コロナの後遺症というか、影響の残り具合は人によって違う。フルームの場合には、かなり打撃を受けているのは間違いない。
後半にかけて少しでもコンデションが良くなるように願いたい。
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