ツール・ド・ポローニュというと、下りゴールで危険とライダーからも声が上がっていたコース。
2020年の第1ステージでは、ファビオ・ヤコブセン(Deceuninck – Quick Step)がディラン・フルーネウェーヘン(Team Jumbo-Visma)にフェンス際に追いこまれてゴールで大落車が発生。
プラステックのゲートは簡単に壊れてしまいファビオ・ヤコブセンは選手生命にかかわる事故となる。これを受けて、ディラン・フルーネウェーヘンは、9か月の出場停止。
この事故を受けてUCIは、ゴールレイアウトの規則を変更。そして、ポローニュも、下りゴールから登りゴールへと変わっている。
だが、それでも2022ツール・ド・ポローニュ第1ステージではゴール前で大落車が起こってしまった。動画ではBORA – hansgroheのサム・ベネットがギリギリで回避しているのがわかる。
配置に問題か
Il Tour de Pologne deve sparire dal WT.#TdP22 #TDP2022 pic.twitter.com/Y99ZTEAFAD
— Leonardo (@Leonardo44447) July 30, 2022
レースは3車線を使っていたので十分に道端はあったのだけど、道路標識を囲むようにフェンスを張りだして設置していた。
ライダーがぶつかったのは、ちょうどフェンスが貼りだした部分。ここだけ道端が狭められている。
フェンスの配置は完全にはわからないけど、もう少し前から、なだらかに設置されていれば上手く回避できたかもしれない。
カーブを曲がってきており、後ろのライダーは前が見えていない状態だったと思われる。
端を走っていた多くのライダーが進路変更したために、影響は全体に及んでしまった。
多くのライダーが高速スピードで落車してしまう。
- EF Education-EasyPost マーク・バデュン
- EF Education-EasyPost ディエゴ・カマルゴ
- Trek-Segafredo ジャコポ・モスカ
- Trek-Segafredo メルハウィ・クドゥス
- Trek-Segafredo アントワン・トールク
- Cofidis ピート・アレハールト
- BORA – hansgrohe シェーン・アーチボルト
- BORA – hansgrohe ジョヴァンニ・アレオッティ
- Jumbo-Visma サム・オーメン
- Bahrain Victorious ペッリョ・ビルバオ
- Bahrain Victorious ステューブン・ウィリアムズ
- Movistar Team ヨハン・ヤコブス
- Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux ユリウス・ヨハンセン
- Alpecin-Deceuninck ダヴィド・ファンデルプール
ポローニュでは2年前からBoplanレースバリア
🚴♂️🟡 For the second year in a row the Polish roads will be tinged with yellow, not only as a symbol of the overall leader, but also representing Boplan’s safety solutions.
Boplan is the proud safety partner of @Tour_de_Pologne 2022
🔗 https://t.co/0OMDjsuKaf pic.twitter.com/5HCcXRyPbo— Boplan® Group (@Boplan) July 29, 2022
ツール・ド・ポローニュでは、2年前からBoplan社のレースバリアを導入しているけど、今回のは簡易版のようにみえる。
完全なレースバリアの様子はE3 Saxo Bank Classicや、フランダースクラッシックのレースで見られる。
今回は、残念ながら事故が起こてしまったが、フェンスの設置位置についても十分な検討することが必要だ。とくに、道端が変わるのは高速で走っていると対応が難しい。
ここは、レース主催者、UCIで十分に検討して改善していくしかないだろう。
2022ツール・ド・ポローニュ第1ステージのレース詳細はこちらで。
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