Bahrain Victoriousはジロ・デ・イタリアを総合17位で終えたアントニオ・ティベッリがエース。
同じくジロを総合5位で終えたダミアーノ・カルーゾはアシストに回ることになる。ただ、またアントニオ・ティベッリにアクシデントがあればエース交代だ。
Bahrain Victorious
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— Team Bahrain Victorious (@BHRVictorious) August 19, 2025
101.アントニオ・ティベッリ
102.サンティアゴ・ブイトラゴ
103.ニコロ・ブラッティ
104.ダミアーノ・カルーゾ
105.ロマン・エルマコフ
106.ジャック・ヘイグ
107.マタイス・パーシェンス
108.トースタイン・トレーエン
アントニオ・ティベッリ
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アントニオ・ティベッリは、2019 世界選手権ジュニアのタイムトライヤル王者。2020年8月にTrek-Segafredoにtrainee(研修生)として採用されている。
プロ初勝利は、2022 ツール・ド・ハンガリー第5ステージで、先行するエディ・ダンバーを登りで抜き去っている。
だが、彼を有名にしたのは、走りではなかった。サンマリノ共和国の元国家元首、現在観光大使の猫をエアガンで撃ったことだ。これによりチームを解雇。
Bahrain Victoriousが獲得している。
ただ、チームは疑心暗鬼の部分もあった。何故なら、彼は腰に爆弾を抱えており理学療法士とともに改善することから始まったのだ。
移籍後の、2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ総合18位。2024 ボルタ・ア・カタルーニャ総合8位、2024 ツアー・オブ・アルプスではエースとしてのぞみ総合3位に食い込んだ。
初出場の2024 ジロ・デ・イタリアでは総合5位に食い込む健闘。2024 ツアー・ルクセンブルクで総合優勝したのがプロ2勝目となった。
2025年シーズンは、ヴォルタ・アン・アルガルヴェ総合16位、2025 ティレーノ〜アドリアティコ 総合3位、ツアー・オブ・アルプスでは調子を崩したために、念のためにリタイヤしている。
エースで望んだ2025 ジロ・デ・イタリアでは第13ステージまで、総合3位に位置していた。だが、第14ステージの落車から一気に順位を下げている。
そして第17ステージで山岳から遅れていくアントニオ・ティベッリの姿がカメラでとらえられる。ゴールではステージ42位。総合順位は8位から15位と完全に脱落してしまった。
転倒した後、すぐに左の太ももを痛めており、最終総合17位でジロを終えている。直前ツール・ド・ポローニュではUAE Team Emirates – XRGのブランドン・マクナリティに29秒差で総合2位となっている。
アントニオ・ティベッリのコメント
ジロ・デ・イタリアの時と同じように、表彰台を目指す。チーム全体が私を信じてくれている。チームメイトも信頼しているし、このレースに向けて一緒に頑張ってきた。
コースは今回の方が自分に合っている。以前のような短くて急な登りではなく、長い登りが多い。総合順位に集中しているので、優勝を狙う特定のステージはない。
常に準備と気配りは怠らない。もし山岳ステージで調子が良くてチャンスがあれば、アタックして個人総合成績を狙うつもりだ。
ダミアーノ・カルーゾ
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アシストとしてのイメージが強いが、2014ブエルタ総合9位、2015ジロ総合8位など実力は素晴らしい。
BMCの解散にともない、ヴィンチェンツォ・ニバリに誘われて2019年Bahrain Meridaに移籍。ジロではニバリを助けて素晴らしい働きをしている。
2020年からはミケル・ランダをアシスト。長いプロ生活でアシストが多いので勝利はチームタイムトライヤルの勝利を除けば7勝。
2020年のサーキット・デ・ゲッチョの勝利もミケル・ランダが落車したために巡ってきている。
そして、再びミケル・ランダが2021ジロ・デ・イタリア第5ステージで落車。
このため、再びダミアーノ・カルーゾにチャンスが巡ってくる。第20ステージでは、見事にステージ優勝を決めて総合2位を不動のものとした。
2021ブエルタ第9ステージでは、70kmものスーパーな逃げ切りを見せてくれた。これほどの逃げを決める選手は中々いない。
2022年のジロ・デ・シチリアで総合優勝。
2023 ジロ・デ・イタリアでは総合4位。2023 ブエルタ・ア・エスパーニャではミケル・ランダをアシストして総合19位。2024 ジロ・デ・イタリアではアントニオ・ティベッリをアシストして総合17位。
2025 ジロ・デ・イタリアでは再びアントニオ・ティベッリをアシストしていが、落車により総合順位を落としたアントニオ・ティベッリにかわりエースとなり総合5位に入った。
どれだけスーパーなのか。久々の勝利は2025 ブエルタ・ア・ブルゴス第4ステージでやってきた。3年振りのキャリア8勝目を独走でつかみ取っている。
ダミアーノ・カルーゾは、2026年まで契約延長している。このブエルタでもアントニオ・ティベッリをアシストして総合上位に送り込むはずだ。
2023 ブエルタ・ア・エスパーニャ第17ステージのアングリルて8位となったサンティアゴ・ブイトラゴは、逃げを許されればステージを狙うことになりそう。
コメント
カルーゾ、手を骨折してしまい、ピカリングが代役のようですね…。
イネオスも体調不良でチームプレゼン欠席したルーカス・ハミルトンに代わりレネウィ・ツアー出場していたベン・ターナーを急遽招集とのこと。
情報ありがとうございます
明日修正しますと思ったら、もう今日ですね。 INEOS Grenadiersも散々だなあ~。