1876年初開催の古いレース。今年で106回目となるミラノ~トリノ。Milano – Torino(1.Pro)
ミラノ~トリノは、ミラノ~サンレモの準備レースとして、この時期に開催される。
過去の優勝者は
- 2024 アルベルト・ベッティオル
- 2023 アーヴィッド・デクレイン
- 2022 マーク・カヴェンディシュ
- 2021 プリモッシュ・ログリッチ
- 2020 アルノー・デマール
- 2019 マイケル・ウッズ
- 2018 ティボー・ピノ
- 2017 リゴベルト・ウラン
- 2016 ミゲルアンヘル・ロペス
- 2015 ディエゴ・ローザ
- 2014 ジャンパオロ・カルーソ
- 2013 ディエゴ・ウリッシ
- 2012 アルベルト・コンタドール
ロー~トリノ 174km

コースプロフィール photo milanotorino.it
ミラノ~トリノは3年振りにスペルガ峠が戻ってきた。これによりスプリンターのためのレースではなくクライマーの争いのゴールとなる。
距離は短いけれど平均勾配9.2%はタイム差をつけるには十分だ。
- 山岳 スペルガ峠 (4.2 km・9.2%)
- 山岳 スペルガ峠 (4.2 km・9.2%)
注目のライダーは
- XDS Astana Team アルベルト・ベッティオル、ディエゴ・ウリッシ、ロレンツォ・フォルトゥナート、アロルド・テハダ、二コラ・コンチ
- EF Education – EasyPost リチャル・カラパス、サムエーレ・バティステッラ、ジェフェルソン・セペダエルナンデス
- Intermarché – Wanty ヨナス・ルッチ、コービー・ホーセンス
- Israel – Premier Tech マイケル・ウッズ、ジョージ・ベネット
- JCL Team UKYO 石橋学、鎌田 晃輝、小林海、増田成幸
- Movistar Team ダヴィデ・フォルモロ、エイネルアウグスト・ルビオ
- Q36.5 Pro Cycling Team ダビ・デラクラス、ミラン・ファーダー
- Team Picnic PostNL
- Team Visma | Lease a Bike ベン・トゥレット
- Team TotalEnergies ピエール・ラトゥール、ステフ・クラス
- Tudor Pro Cycling Team マイケル・ストーラー、マルク・ヒルシ
- UAE Team Emirates – XRG アダム・イェーツ、アイザック・デルトロ
- Uno-X Mobility ヨナス・アブラハムセン、トビアスハラン・ヨハンネンセン
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
EF Education-EasyPostからはリチャル・カラパス。ここまでのレースでは目立った成績は残していない。今年はジロとツールのダブル。

Q36.5 Pro Cycling Teamはダビ・デラクラスが狙うか。

Tudor Pro Cycling Teamのマイケル・ストーラーはパリ~ニース第7ステージで優勝しており優勝候補の一人だ。

ニュートラルスタート。

オフィシャルスタート。

スタートから4人が飛び出す。
5人の逃げ

JCL Team UKYOの増田成幸が入った5人の逃げに。残り55.7kmで1分38秒差。
- ヨナス・ルッチ Intermarché – Wanty
- マッティア・バイス Team Polti Kometa
- 増田成幸 JCL Team UKYO
- クリスチャン・ズバラーリ Team Solution Tech – Vini Fantini
- ダビデ・バルダッチーニ Team Solution Tech – Vini Fantini

集団はUAE Team Emirates – XRG、Tudor Pro Cycling Teamが引いている。

増田成幸は2019・2021日本TTチャンピオン。41歳と大ベテラン。
山岳 スペルガ峠 (4.2 km・9.2%)

ここから登りだ。

勾配がきつくなる。

ズバラーリが最初に切れた。2023年までAlpecin-Deceuninckに在籍。続いて増田成幸が切れる。

ダビデ・バルダッチーニ(Team Solution Tech – Vini Fantini)もきれる。

先頭は2人に。
- ヨナス・ルッチ Intermarché – Wanty
- マッティア・バイス Team Polti Kometa

増田成幸が集団に捕まる。

集団が見えてくる。

ディフェンディングチャンピオンのアルベルト・ベッティオルは、すでに集団から切れている。パンチャーにはきついコースだ。

ヨナス・ルッチが粘るけど、頂上まで持つか。

Team Polti Kometaのマッティア・バイスが捕まった。

ヨナス・ルッチは、なんとか単独で頂上を越えた。

ヨナス・ルッチは、残り10.3kmで17秒差。

残り6.4kmで14秒差。
山岳 スペルガ峠 (4.2 km・9.2%)

集団が迫る。

ヨナス・ルッチが一気に捕まる。

UAE Team Emirates XRGのアレッサンドロ・コーヴィが先頭に。

集団最後尾はXDS Astana Teamのディエゴ・ウリッシ。

残り3km。

ここで本命のアダム・イェーツが先頭に。

アダム・イェーツは、自分のペースで上がるいつものパターンだ。

残り2.4km。どんどん集団が小さくなっていく。

もう先頭は6人か。

残り1.6km。これはアイザック・デルトロのアシストなのか。

残り1.3kmでアイザック・デルトロがアタック!

Uno-X Mobilityのトビアスハラン・ヨハンネンセンとTeam Visma | Lease a Bikeのベン・トゥレットのみがついていく。

これは3人の争いとなる。

少し牽制。

Uno-X Mobilityのトビアスハラン・ヨハンネンセンがアタック!

ベン・トゥレットがカウンターアタック!

アイザック・デルトロが余裕でついている。

ここでアイザック・デルトロがアタック!

ベン・トゥレットとスピードが違う。

アイザック・デルトロは、後ろを確認。

アイザック・デルトロは、ご覧あれとポーズ。

なんと強いライダーなのか。今回はトビアスハラン・ヨハンネンセンをベン・トゥレットに追わせて最後は自分がいった。

アイザック・デルトロは今シーズンの初勝利。だけど、他のチームならばもっと勝利しているはず。

今回は、なんとアダム・イェーツがアイザック・デルトロのアシストとなるとは~。なんというチームなんだ。
リザルト

優勝したUAE Team Emirates – XRGのアイザック・デルトロ
ゲームがうまくなり始めている。はい、私は自分の戦略をうまく実行した。特に最後の1キロは完璧だった。私たちはチームとしてこの勝利に本当に値した。
とても嬉しい。このレースが大好きだし、今年初めての勝利だ。チームがうまくいくと事前に確信していたし、ゴールから3キロのところでアダム・イェーツがスタートを切ったのも完璧だった。チームとの計画も完璧で、これ以上嬉しいことはない。

2位 Team Visma | Lease a Bikeのベン・トゥレット(チーム公式サイトより)
この結果には満足しているが、勝利に非常に近かったので、少し悔しい思いもある。最後の登りでは、ずっとペースが速かった。私はアダム・イェーツにできるだけついて行こうとし、アイザック・デルトロが攻撃してきたときには、私も飛びついていった。
振り返ってみると、スプリントを始めるのが少し早すぎたが、それは一瞬の判断だった。結局、アイザックの方がほんの少しだけ強かった。
ミラノ〜トリノは、今年はクライマーのためのレースとなり、スペルガの登りがメニューに戻ってましたが。
とても静かに始まったが、スペルガの最初の通過に向けて緊張が高まっていった。 決勝戦はとても緊迫したものだった。幸運にも私たちは時間通りに到着し、いるべき場所にいた。
我々は良い結果を出したと思う。この厳しいミラノ〜トリノでチームに表彰台をもたらすことができて嬉しい。次のレースでもこのレベルを維持しなければならない。

| Rnk | Rider | Team | UCI | Time |
|---|---|---|---|---|
| 1 |
DEL TORO Isaac
|
UAE Team Emirates – XRG | 200 | 3:56:49 |
| 2 |
TULETT Ben
|
Team Visma | Lease a Bike | 150 | 0:01 |
| 3 |
JOHANNESSEN Tobias Halland
|
Uno-X Mobility | 125 | 0:09 |
| 4 |
YATES Adam
|
UAE Team Emirates – XRG | 100 | 0:24 |
| 5 |
RUBIO Einer
|
Movistar Team | 85 | 0:27 |
| 6 |
JOHANNESSEN Anders Halland
|
Uno-X Mobility | 70 | 0:34 |
| 7 |
CEPEDA Jefferson Alexander
|
EF Education – EasyPost | 60 | 0:37 |
| 8 |
FORTUNATO Lorenzo
|
XDS Astana Team | 50 | 0:38 |
| 9 |
LÓPEZ Harold Martín
|
XDS Astana Team | 40 | 0:40 |
| 10 |
STORER Michael
|
Tudor Pro Cycling Team | 35 | 0:41 |
| 11 |
CRAS Steff
|
Team TotalEnergies | 30 | 0:43 |
| 12 |
ULISSI Diego
|
XDS Astana Team | 25 | 0:45 |
| 13 |
JEGAT Jordan
|
Team TotalEnergies | 20 | 0:48 |
| 14 |
HIRSCHI Marc
|
Tudor Pro Cycling Team | 15 | 0:49 |
| 15 |
HOWSON Damien
|
Q36.5 Pro Cycling Team | 10 | ,, |
| 16 |
CARAPAZ Richard
|
EF Education – EasyPost | 5 | 0:52 |
| 17 |
DE LA CRUZ David
|
Q36.5 Pro Cycling Team | 5 | ,, |
| 18 |
PINARELLO Alessandro
|
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè | 5 | 0:58 |
| 19 |
PARRA José Félix
|
Equipo Kern Pharma | 5 | 1:05 |
| 20 |
ZERAY Nahom
|
JCL Team UKYO | 5 | 1:08 |
| 21 |
SOSA Iván Ramiro
|
Equipo Kern Pharma | 5 | 1:15 |
| 22 |
BERRADE Urko
|
Equipo Kern Pharma | 5 | ,, |
| 23 |
GÓMEZ Germán Darío
|
Team Polti VisitMalta | 5 | 1:17 |
| 24 |
MARTINEZ Guillermo Juan
|
Team Picnic PostNL | 5 | 1:21 |
| 25 |
BENNETT George
|
Israel – Premier Tech | 5 | 1:40 |
| 26 |
GUALDI Simone
|
Intermarché – Wanty | 5 | 1:48 |
| 27 |
VERMAERKE Kevin
|
Team Picnic PostNL | 5 | 1:54 |
| 28 |
STORK Florian
|
Tudor Pro Cycling Team | 5 | ,, |
| 29 |
TOLIO Alex
|
VF Group – Bardiani CSF – Faizanè | 5 | 1:56 |
| 30 |
VADER Milan
|
Q36.5 Pro Cycling Team | 5 | 1:59 |


コメント