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2025 ノケレ・コールス  鬼神の強さを見せつけたジャスパー・フィリップセンが~

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Photo credit: Cindy Trossaert on Visualhunt.com
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ベルギーのセミクラシック、ダニリス・ノケレ・コールスDanilith Nokere Koerse(1.Pro)

Danilithは、スポンサーの建築会社の名前。1944年に初開催された伝統的なレース。2013年は大雪でキャンセル。2020年はコロナで中止。

フランターズのパリ~ルーベを目指しており、コースには25kmの石畳のコースが盛り込まれている。

 

過去の優勝者は

  • 2024 ティム・メルリエ
  • 2023 ティム・メルリエ
  • 2022 ティム・メルリエ
  • 2021 ルドヴィク・ロベート
  • 2019 ケース・ボル
  • 2018 ファビオ・ヤコブセン
  • 2017 ナセル・ブアニ
  • 2016 ティモシー・デュポン
  • 2015 クリス・ブックマンス

 

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ダインゼ~ノケレ  188.1km

コースプロフィール  photo nokerekoerse

 

ノケレ・コールスの特徴は石畳だけど、今年はゴール地点が変わっている。これは毎年のように下りから登りへのかかる場面で落車が相次いでいるから。

2019年にはマチュー・ファンデルプールが落車して救急車で運ばれている。

31.3kmのローカルラップを2周し、さらに長い37.8kmの最終ラップで決着。最後の登りは700mで4.6%勾配。石畳ではないのでスプリンター対決は変わらない。

 

注目のライダーは

  • Soudal Quick-Step ルーク・ランペルティ
  • UAE Team Emirates – XRG フアン・モラノ、フロリアン・フェルメルシュ、フィリッポ・バロンチーニ
  • Lidl – Trek シモーネ・コンソンニ
  • Alpecin – Deceuninck ジャスパー・フィリップセン
  • Groupama – FDJ ルイス・アスキー、マシュー・ウォールズ
  • Intermarché – Wanty アルネ・マリット
  • Team Picnic PostNL パベル・ビトナー、ニルス・エークホフ
  • Bahrain – Victorious 
  • Cofidis ミラン・フレティン
  • XDS Astana Team ケース・ボル、マックス・カンター
  • Lotto アルノー・デリー、ミラン・メンテン
  • Israel – Premier Tech ユーゴ・オフステテール、イーサン・バーノン、トム・ファンアスブロック
  • Uno-X Mobility アーランド・ブリクラ
  • Tudor Pro Cycling Team アルベルト・ダイネーゼ
  • Q36.5 Pro Cycling Team マッティオ・モスケッティ、ジャコモ・ニッツォーロ

 

スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ティム・メルリエがいないので、優勝候補はAlpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセン。高地トレーニングから帰ったばかりなのでコンデションがわからないと。

 

対抗はLottoのアルノー・デリーだけど、トレーニング中の感覚は良くなかったと言っている。

 

ニュートラルスタート。

 

4人の逃げ

4人が逃げている。残り95.5kmで39秒差。

  1. ラスマス・ボーグ・ワリン (Uno-X Mobility)
  2. イェル・ヨハニンク (Unibet Tietema Rockets) 
  3. アレックス・コールマン(Team Flanders – Baloise)
  4. Teugels Lennert (Tarteletto – Isorex)

 

石畳のない部分を走っている。残り76.3kmで1分16秒差。

 

集団から結構な人数のライダーが離脱。しかし、これは逃がして貰えない。

 

UAE Team Emirates XRGのフロリアン・フェルメルシュが攻めている。

 

フロリアン・フェルメルシュが4人で抜けだした。

 

UAE Team Emirates XRGのフアン・モラノもきたが、うまく回らない。

 

集団が追いつきそう。

 

先頭はスプリントポイントを越えている。

 

残り49.9km。XDS Astana Teamのミケーレ・ガッゾーリがアタックするがすぐに捕まる。

 

残り47km。先頭は3人に。

  1. ラスマス・ボーグ・ワリン (Uno-X Mobility)
  2. イェル・ヨハニンク (Unibet Tietema Rockets) 
  3. Teugels Lennert (Tarteletto – Isorex)

 

あっと落車。

  • Dhondt Robbe (Team Picnic PostNL)
  •  Kogut Oded (Israel – Premier Tech)

 

ジャスパー・フィリップセンが攻めている。

 

ジャスパー・フィリップセンは、ずっと引いている。

 

あららっ、アルノー・デリーも切れてしまった。

 

ジャスパー・フィリップセンは、集団を粉砕。Tudor Pro Cycling Teamのアーサー・クルッカーズだけがついている。

 

ジャスパー・フィリップセンは、少し足を緩める。

 

Unibet Tietema Rocketsのルカーシュ・クビシュも追いついたけれど前に出れない。

 

ジャスパー・フィリップセンにUAE Team Emirates – XRGのフロリアン・フェルメルシュらが追いつく。

 

残り1周

先頭は残り1周に。

 

ジャスパー・フィリップセンに粉砕された集団もきた。

 

ジャスパー・フィリップセンの第2集団は集団から6秒差。

 

残り33.4kmで、集団に追い付かれる。

 

残り30km。先頭は2人。

  1. ラスマス・ボーグ・ワリン (Uno-X Mobility)
  2. イェル・ヨハニンク (Unibet Tietema Rockets) 

 

ここでUno-X Mobilityのラスマス・ボーグ・ワリンが単独に。凄いスピードで抜け出していった。

 

ラスマス・ボーグ・ワリンは、2023 ツアー・オブ・エストニアでステージ1勝と総合優勝している29歳のデンマーク人。

 

集団は残り20.2kmで28秒差。

 

残り14.1kmで40秒差。

 

ジャスパー・フィリップセンは集団の2番手。

 

エドワード・プランカールトが引いて集団を分断している。

 

アルノー・デリーは集団最後尾。

 

先頭が追い付かれる。

 

フロリアン・フェルメルシュが攻撃。

 

ジャスパー・フィリップセンが先頭で攻める。

 

ジャスパー・フィリップセンの脚は違う。

 

これまた集団が分断された。

 

ジャスパー・フィリップセンに逃げ切られても困るし、一緒にいくと負けるし。

 

残り6.2km。先頭はまとまらない。

 

ジャスパー・フィリップセンは、逃げ切れても捕まってもどっちでもいいはず。

 

残り3.8kmで先頭は捕まる。

 

残り2.9km。フロリアン・フェルメルシュが先頭を引く。

 

フロリアン・フェルメルシュが下がって、Alpecin-Deceuninckのジョナス・リカールトが引く。

 

残り1kmのゲートをくぐった。

 

なんと落車。

 

あ~、ジャスパー・フィリップセンだ!   なんとここにきて落車とは~。

 

これで優勝の行方がわからなくなった。

 

先頭は誰だ?

 

Team dsm-firmenich PostNLのニルス・エークホフが先頭にたった。

 

ニルス・エークホフが先頭で立ち上がってくる。

 

後ろは、Q36.5 Pro Cycling Teamのマッテオ・モスケッティだ。

 

さらにSoudal – Quick Stepのルーク・ランペルティも追い込んでいるが~。

 

ニルス・エークホフが譲らない!

 

ニルス・エークホフは、2025 アラウル・ツアー第3ステージで街灯にぶつかり顎を骨折。復帰して第1戦で勝ってみせた。

 

月曜日には、まだ歯の治療が残っていたほど。それでも勝てたのは素晴らしい結果だ。2023 ZLMツアーのプロローグに次ぐキャリア2勝目の勝利となった。

 

擦過傷と打撲のあるジャスパー・フィリップセンは救急車に乗り込む。治療だけで運ばれはしなかった。ミラノ~サンレモは出れるのだろうか。これは別記事で。

 

リザルト

優勝したTeam Picnic PostNLのニルス・エークホフ

これは僕にとってかなり重要な勝利だ。これまではタイムトライアルでしか勝ったことがなかったんだ。 今日は完走できてうれしい。 アルウルツアーで大転倒してから数週間は大変だった。 このカムバックには信じられないほど満足している。

顎の骨折で、すぐに春を全休する必要はないとわかった。 良いレベルに戻るために懸命に働いた。 それは成功したと思う。

スプリントについては?

長くて引きずられた。 実はチームメイトのパヴェル・ビットナーを位置づけたんだ。 その後、みんなが遠くからアタックしてきたけど、みんな死に始めた。 私はしばらく待った。 ラインまで走り続けたけど、誰にも抜かれなかった。

スプリントは石畳側では行われなかった。 安全上の理由から、主催者は別のアスファルト側からのフィニッシュを選んでましたね。

トリッキーなフィニッシュだった。 ここに来るのは初めてだったから、みんなタイミングを合わせるのが難しかった。 とても長いスプリントでもあった。

 

2位 Q36.5 Pro Cycling Teamのマッテオ・モスケッティ

 

3位 Soudal – Quick Stepのルーク・ランペルティ

 

Rnk Rider Team UCI Time
1
 EEKHOFF Nils
Team Picnic PostNL 200 4:15:42
2
 MOSCHETTI Matteo
Q36.5 Pro Cycling Team 150 ,,
3
 LAMPERTI Luke
Soudal Quick-Step 125 ,,
4
 FRETIN Milan
Cofidis 100 ,,
5
 MENTEN Milan
Lotto 85 ,,
6
 ALLEGAERT Piet
Cofidis 70 ,,
7
 ASKEY Lewis
Groupama – FDJ 60 ,,
8
 DAINESE Alberto
Tudor Pro Cycling Team 50 ,,
9
 KUBIŠ Lukáš
Unibet Tietema Rockets 40 ,,
10
 HOFSTETTER Hugo
Israel – Premier Tech 35 ,,
11
 FREDHEIM Stian
Uno-X Mobility 30 ,,
12
 RENARD Alexis
Cofidis 25 ,,
13
 LIVYNS Arjen
Lotto 20 ,,
14
 HESTERS Jules
Team Flanders – Baloise 15 ,,
15
 BRAET Vito
Intermarché – Wanty 10 ,,
16
 PARISINI Nicolò
Q36.5 Pro Cycling Team 5 ,,
17
 BARONCINI Filippo
UAE Team Emirates – XRG 5 ,,
18
 MARTÍN Gotzon
Euskaltel – Euskadi 5 ,,
19
 VAN ASBROECK Tom
Israel – Premier Tech 5 ,,
20
 BJERG Mikkel
UAE Team Emirates – XRG 5 0:05
21
 STOKBRO Andreas
Unibet Tietema Rockets 5 ,,
22
 MOLANO Juan Sebastián
UAE Team Emirates – XRG 5 0:08
23
 VAN HAUTEGEM Leander
Wagner Bazin WB 5 ,,
24
 NIZZOLO Giacomo
Q36.5 Pro Cycling Team 5 ,,
25
 GEENS Jonas
Team Flanders – Baloise 5 ,,
26
 TOUZÉ Damien
Cofidis 5 ,,
27
 BLIKRA Erlend
Uno-X Mobility 5 ,,
28
 RESELL Erik Nordsæter
Uno-X Mobility 5 0:12
29
 RENARD-HAQUIN Henri-François
Wagner Bazin WB 5 ,,
30
 BITTNER Pavel
Team Picnic PostNL 5 0:14

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