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2023 ブリュッセル・サイクリングクラシック カペルミュールを乗り越えてゴールしたのは?

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Photo credit: JuanMercader on VisualHunt
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ブリュッセル・サイクリングクラシックは、パリ~ブリュッセルと呼ばれていたレースで1893年から始まっている。Brussels Cycling Classic(1.Pro)

最初は、400kmを越えるレースだったけど、エディ・メルクスが1973年に勝利した時には、294kmまで短縮。

更に、パリからスタートしなくなったので、ブリュッセルサイクリングクラッシックと改名されている。

 

過去の優勝者は

  • 2022   タコ・ファンデルホールン
  • 2021   レムコ・エヴェネプール
  • 2020 ティム・メルリエ
  • 2019 カレブ・ユアン
  • 2018 パスカル・アッカーマン
  • 2017 アルノー・デマール
  • 2016 トム・ボーネン
  • 2015 ディラン・フルーネウェーヘン
  • 2014 アンドレ・グライペル
  • 2013 アンドレ・グライペル
  • 2012 トム・ボーネン

前回優勝のタコ・ファンデルホールンは、脳震盪の影響が残っていて、レース復帰出来ないのが残念。

 

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ブリュッセル~ブリュッセル  207.1km

コースマップ photo brusselscyclingclassic

 

名前が示すように、ブリュッセルサイクリングクラシックは、ベルギーの首都ブリュッセルでスタートとフィニッシュのレース。

ブリュッセル サンカントネール公園近くで、ニュートラルスタート。クロワゾー通り、ロンキエールの傾斜面、ザヴェルストラートを経由して、ボスベルグ、コッペンベルグの周回コースに向かう。

 

コースプロフィール photo brusselscyclingclassic

 

決戦は、スタートから110kmにあるカペルミュールとボスベルグ、コッベンベルグで開始される。間違いなく、クラシックライダーの足の削り合いが見られるはず。スプリンターは生き残れるか?

 

  1. 山岳ポイント Rue du Croiseau  0.8km・6.7%
  2. 山岳ポイント ロンキエール 0.7km・2.8%
  3. 山岳ポイント ザヴェルストラート 1.6km・2.7%
  4. 山岳ポイント カペルミュール 1.2 km・7.4%
  5. 山岳ポイント ボスベルグ 1 km・5.5%
  6. 山岳ポイント コッペンベルグ 1.2 km・4.5%
  7. 山岳ポイント カペルミュール 1.2 km・7.4%
  8. 山岳ポイント ボスベルグ 1 km・5.5%
  9. 山岳ポイント コッペンベルグ 1.2 km・4.5%
  10. 山岳ポイント Heiligekruiswegstraat  0.7km・3.2%

 

注目のライダーは

  •  Intermarché – Circus – Wanty  ビニヤム・ギルマイ、ローレンツ・レックス、アルネ・マリット
  •  Soudal – Quick Step ティム・メルリエ
  •  AG2R Citroën Team マルク・サロー
  •  Alpecin-Deceuninck ドリース・デポンド
  •  Lotto Dstny セドリック・プレーレンス
  •  Cofidis マキシミリアン・ヴァルシャイド、ブライアン・コカール
  •  Groupama – FDJ アルノー・デマール
  •  Team Arkéa Samsic ダニエル・マクレイ、ナセル・ブアニ、デビット・デッカー
  •  Team DSM トビアス・ルンド・アンドレセン
  •  Team Jayco AlUla
  •  BORA – hansgrohe ヨルディ・メーウス
  •  Israel – Premier Tech ジャコモ・ニッツォーロ、イェンス・レイダース、デレク・ジー
  •  Q36.5 Pro Cycling Team マッティオ・モスケッテイ
  •  TotalEnergies アントニー・テュルジス
  •  Uno-X Pro Cycling Team アーランド・ブリクラ

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

昨日のヘイストス・ペイルでは、ゴール手前3kmで、後輪に突っ込まれてパンクしたティム・メルリエは今回は勝てるだろうか。

 

Intermarché – Circus – Wantyのビニヤム・ギルマイは久々の出場。脳震盪の後遺症はもうないようだ。

 

オフィシャルスタート。

 

すぐに逃げが出来上がる。

 

4人の逃げ

4人が逃げに。

  1. ポール・ラペイラ AG2R Citroën Team
  2. ルドヴィク・ロベート Bingoal  WB
  3. イェンス・レインダース Israel – Premier Tech
  4. ヨナス・アブラハムセン Uno-X Pro Cycling Team

 

山岳ポイント カペルミュール 1.2 km・7.4%

先頭はカペルミュールを通過。

 

追走は20人。Intermarché – Circus – Wantyが、登りで攻撃している。

 

先頭4人は、残り70kmで追走まで1分7秒。

 

追走は20人。スプリンターは

  1. ビニヤム・ギルマイ Intermarché – Circus – Wanty
  2. ブライアン・コカール Cofidis
  3. ロッペ・ヒス Alpecin-Deceuninck
  4. アルノー・デマール Groupama – FDJ
  5. ヨルディ・メーウス BORA-hansgrohe
  6. トビアス・ルンド・アンドレセン Team DSM

 

メイン集団には、ティム・メルリエが取り残されており、Soudal – Quick Stepが引いている。先頭まで1分44秒差。

 

残り61kmで追走と24秒差に。これは捕まる。

 

追走は、ビニヤム・ギルマイのためにローレンツ・レックスとスヴェンエリック・ビストラムが必死でひくが、メイン集団と11秒しか余裕がない。

 

山岳ポイント カペルミュール 1.2 km・7.4%

ビニヤム・ギルマイが、登りで抜け出した。

 

先頭はバラバラになりそう。

 

ヨナス・アブラハムセンが先頭で教会前を通過。

 

ビニヤム・ギルマイが先頭に迫る。

 

ビニヤム・ギルマイが先頭に追いついた。

  1. ポール・ラペイラ AG2R Citroën Team
  2. ルドヴィク・ロベート Bingoal  WB
  3. ヨナス・アブラハムセン Uno-X Pro Cycling Team
  4. ビニヤム・ギルマイ Intermarché – Circus – Wanty

 

しかし、4人は追いつかれてしまう。先頭集団は23人に。

 

残り51kmでメイン集団は52秒差となっている。

 

山岳ポイント コッペンベルグ 1.2 km・4.5%

メイン集団に41秒差で、先頭は逃げている。

 

残り40kmでメイン集団に57秒差となった。

 

ビニヤム・ギルマイはしっかりと先頭集団に。ロンド・ファン・フラーンデレン以来の出場だ。

 

先頭には、Cofidisからブライアン・コカールだけなので、しっかりと先頭交代に入る。

 

残り32kmで38秒差。Soudal – Quick Stepのヤニック・シュタイムレが全開で引くけれども、中々先頭を捕まえられない。

 

先頭には、ジロで大活躍のIsrael – Premier Techのデレク・ジーも乗っている。休みはいらないのか?

 

BORA-hansgroheのヨルディ・メーウスは、スプリントとなれば勝機がある。前日のヘイストス・ペイルでは、オラフ・コーイに僅差で2位だ。

 

メイン集団で落車。

 

残り25kmで23秒に。

 

Soudal – Quick Stepのヤニック・シュタイムレの引きで、11秒差まで迫られたが、また17秒まで戻した。

 

なんと~、前に先頭が見えているのだけど、引くチームがいなくなった。これは追いつかない。Soudal – Quick Stepは、ほぼ崩壊。

 

残り18kmで、36秒差と大きくタイム差が開いてきた。これは先頭の中から勝者が出る。

 

石畳でパンク。Lotto-Dstnyのティール・デ・デッカー。開発チームのライダーだ。

 

Intermarché – Circus – Wantyのアルネ・マリットもパンク。

 

山岳ポイント Heiligekruiswegstraat  0.7km・3.2%

ここでアタックがなければ、スプリントとなる。

 

Team Jayco AlUlaのケランド・オブライエンがペースをあげるが逃げられない。

 

ビニヤム・ギルマイのために、スヴェンエリック・ビストラムが引く。

 

2017年優勝のアルノー・デマールは集団最後尾。チームメイトのルイス・アスキーが先頭交代に入っている。

 

Lotto-Dstnyからは、セドリック・ブレーレンスが乗っている。今回エースナンバー。

 

また、Team Jayco AlUlaのケランド・オブライエンがアタックをかけるが決まらない。

 

Soudal – Quick Stepから一人だけ乗っている、スタンファン・トリヒトは先頭交代させないために前にいる。ただ、メイン集団が追いつくことはない。

 

デレク・ジーがアタック!

しかし、決まらない。

 

カウンターで、ケランド・オブライエンがアタック!

 

残り1.2km。かなり差を開いた。

 

Groupama – FDJのルイス・アスキーが全開で追っている。

 

ルイス・アスキーに変わってUno-X Pro Cycling Teamの二人が追う。

 

ケランド・オブライエンは捕まった。Uno-X Pro Cycling Teamのヨナス・アブラハムセンが、エリック・ラッセルを引いている。

 

ヨナス・アブラハムセン先頭。

 

ここで、ビニヤム・ギルマイがスプリント開始。

 

 

真ん中から、ビニヤム・ギルマイが出てくる。

 

左から、アルノー・デマール、ビニヤム・ギルマイ、Team DSMのトビアス・ルンド・アンドレセン。

 

3人のもがきが長い。トビアス・ルンド・アンドレセンが少しリードしている。

 

3人が並んだままゴール!

 

 

アルノー・デマールがおもっきり伸びているが~。

 

アルノー・デマールが勝利のポーズだ!

 

 

アルノー・デマールが、Team DSMのトビアス・ルンド・アンドレセンを破っている。

アルノー・デマールは、今シーズンの2勝目となった。

 

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リザルト

アルノー・デマールのコメント

ブックル・ドゥ・ラ・マイエンヌの時、自分は良かったが、まだ一歩足りないと感じた。今日のような難しいコースでは、それが反応するのがわかった。

2017年以来の2度目の勝利ですね。

コースは変わり、今はさらに困難になっている。私がパリ〜ブリュッセルを知ったのはネオプロだった頃だ。カペルミュールなどが加わり、大変な一日だったけど、それも私には合っていたよ。

攻撃を恐れていたが、予想より少なかった。チームごとにライダーは2人か3人だけだったので、コントロールするのは難しかった。フィニッシュストレートの一番下に着いたら、最後の力をあまり早く出さないように賢明でなければならない。

長いので辛抱しなければならないことはわかっていた。偽の平地を登っていくと、1kmごとにラインが見える。その日の疲れで、あまりにも早くスタートしても整列できると自分に言い聞かせた。

忍耐強くて良かったが、私の体格に比べて少し忍耐強すぎたのかもしれない。

Team DSMのデンマーク人、トビアス・ルンド・アンドレセンが先にスタートしてましたが、なんとか勝ちましたね。

たまたまだけど、起こってしまった。彼は待っていたが、飛び出すと、あまり爆発力がないと感じた。

シーズンの始まりは難しかった。私は自分のレベルにまったく達しておらず、調子を模索していた。回復して仕事をする十分な時間がなかった。私は非常に楽観的で、UAEツアー、パリ〜ニース、ミラノ~サンレモを連鎖させれば必ず戻ってくると自分に言い聞かせて、たくさんのレースをしていた。だが、戻ってこなかった。

この休暇は自分にとって本当に良いものだった。モチベーションはたくさんあったが、エネルギーはなかった。自分の体力でやっていた。1月のインターンシップの終わりのコロナで壊れたと思う。

回復した調子を生かしてツール・ド・フランスに並ぶでしょうか?

私のカレンダーにはツールが入っているので、当然のことながら、私はツールに参加する。来週は、ツール・ド・スイスに10日間参加する予定だ。一連の努力が続編への足を与えるだろう。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 DÉMARE Arnaud
Groupama – FDJ 200 4:41:51
2
 ANDRESEN Tobias Lund
Team DSM 150 ,,
3
 MEEUS Jordi
BORA – hansgrohe 125 ,,
4
 GIRMAY Biniam
Intermarché – Circus – Wanty 100 ,,
5
 VAN GESTEL Dries
TotalEnergies 85 ,,
6
 VENTURINI Clément
AG2R Citroën Team 70 ,,
7
 LOUVEL Matis
Team Arkéa Samsic 60 ,,
8
 VAN ASBROECK Tom
Israel – Premier Tech 50 ,,
9
 BEULLENS Cedric
Lotto Dstny 40 ,,
10
 GEE Derek
Israel – Premier Tech 35 ,,
11
 VAN TRICHT Stan
Soudal – Quick Step 30 ,,
12
 PARISINI Nicolò
Q36.5 Pro Cycling Team 25 ,,
13
 RESELL Erik Nordsæter
Uno-X Pro Cycling Team 20 ,,
14
 ABRAHAMSEN Jonas 
Uno-X Pro Cycling Team 15 ,,
15
 BONNET Thomas
TotalEnergies 10 ,,
16
 COQUARD Bryan
Cofidis 5 ,,
17
 ROBEET Ludovic 
Bingoal WB 5 ,,
18
 O’BRIEN Kelland
Team Jayco AlUla 5 0:09
19
 BYSTRØM Sven Erik
Intermarché – Circus – Wanty 5 ,,
20
 GHYS Robbe
Alpecin-Deceuninck 5 ,,
21
 ASKEY Lewis
Groupama – FDJ 5 0:19
22
 KOCH Jonas
BORA – hansgrohe 5 0:33
23
 MARIT Arne
Intermarché – Circus – Wanty 5 ,,
24
 WALSCHEID Max
Cofidis 5 ,,
25
 LAURANCE Axel
Alpecin-Deceuninck 5 ,,
26
 TOWNSEND Rory
Bolton Equities Black Spoke 5 ,,
27
 PITHIE Laurence
Groupama – FDJ 5 ,,
28
 PLANCKAERT Edward
Alpecin-Deceuninck 5 ,,
29
 WÆRENSKJOLD Søren
Uno-X Pro Cycling Team 5 ,,
30
 GAUTHERAT Pierre
AG2R Citroën Team 5 ,,

 

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