落車の多い石畳のゴールレイアウトだったので、アスファルト舗装の長い登りスプリントに変わったノケレ・コールス。
だが、今回も落車が起こってしまった。レース中は鬼神ごとく自ら集団を破壊すること2回の攻撃をみせたAlpecin-Deceuninckのジャスパー・フィリップセンが落車してしまった。
落車の様子
Jasper Philipsen crashed very hard just four days before Milano Sanremo at Nokere Koerse. He immediately went to ambulance. 😢 #DanilithNokereKoerse pic.twitter.com/aSskYXXkl4
— Lukáš Ronald Lukács (@lucasaganronald) March 19, 2025
ゴール前では、Alpecin-Deceuninckのジョナス・リカールトが集団けん引。右側にそれていく場面で集団が揺れた。
先に転倒したのはIntermarché – Wantyのアンネ・マリットで、彼はSoudal – Quick Stepのルーク・ランペルティの後ろにいた。
ジャスパー・フィリップセンは、アルネ・マリットに倒れ掛かられて落車している。かなり激しく、右半身を打ち付けられているのが動画でもわかる。

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット
ジャスパー・フィリップセンは、一旦横づけされていた救急車に乗り込む。この時には大変なことになったと思っていたけれど、救急車の中で治療を受けていた。
バイクを押しながら歩いていたので、大丈夫そうにみえたけど右膝からは出血。かなり痛そうにしていた。
チームのスポーツディレクターのプレベン・ファン・ヘッケがインタビュー答えている。
ジャスパー・フィリップセンのケガの状態
素晴らしいレースだった。良いレースができたし、その後も集団スプリントに向かった。そして不運なクラッシュがあった。残念だ、これ以上は何も言えない。
ジャスパーは怒り、失望した。転倒は実際には彼の後ろで起こった。彼はどこにも行けなかった。彼らは後ろから彼にぶつかって倒れたのだ。残念だ。
転倒後、すぐに救急車に乗り込み治療を受けた。彼を病院に連れて行く必要はなかった。
彼の右側には浅い擦り傷がある。 彼の手、つまり2本の指の間も縫う必要があるだろう。しかし、主な原因は打撲だ。強く転んだ場合、打撲や硬直が残る。
この転倒でミラノ〜サンレモでの彼のチャンスは台無しになるだろうか?
待って見なければならない。彼が明日の朝どのように起きるかは、今夜わかるだろう。様子を見よう。通常、彼は明日の夜にイタリアに出発する。
ジャスパー・フィリップセンはミラノ~サンレモのスタートラインに立てるだろうか。仮にスタートできたとしても、打撲の後遺症、また指を縫うならばハンドリングにも影響が出る。
Alpecin-Deceuninckは、マチュー・ファンデルプールの独走、小集団スプリントならばジャスパー・フィリップセンのスプリントでの勝利というシナリオが崩れてしまう。
ベストな状態で走れるとは思えない。とても残念な状況だ。
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