2025 カデル・エヴァンス・グレートオーシャンレース 　暑さを制したのは誰だ?

サントス・ツアー・ダウンアンダーに続いて、オーストラリアでカデル・エヴァンス・グレートオーシャンレースが開催。Cadel Evans Great Ocean Road Race(1.UWT)

こちらもワールドツアーレース。1月30日にあった、サーフ・コースト・クラシックではUno-X Mobilityのトビアス・ルンド・アンドレセンがRed Bull-BORA-hansgroheのサム・ウェルスフォードを破って勝利している。

 

過去の優勝者

• 2024   ローレンス・ピティ
  
• 2023   マリウス・マイヤーホーファー
  
• 2020　ドリース・デヴァイナンス
• 2019　エリア・ヴィヴィアーニ
• 2018　 ジェイ・マッカーシー
• 2017　ニキアス・アルント
• 2016　 ピーター・ケノー
  
• 2015　 ジャンニ・メールスマン

 

ジーロング～ジーロング　182.8km

 

第9回目となるカデルエヴァンスのコースは、第1回目と同じように時計まわりとなる。ビクトリアを通る110kmの大規模なループと、最後にジーロングで17kmの4周回のローカルラップを行う。

 

 

ジーロングは、オーストラリアのビクトリア州で 2 番目に大きな都市で、2010年に世界自転車選手権が開催されている。

 

1. 3級山岳 シャランブラ クレセント　 1.2km・8.1%
2. 残り3周
3. 3級山岳 シャランブラ クレセント　 1.2km・8.1%
4. 残り2周
5. 3級山岳 シャランブラ クレセント　 1.2km・8.1%
6. 残り1周

 

注目のライダーは

• Red Bull – BORA – hansgrohe サム・ウェルスフォード、フィン・フィッシャーブラック、ローレンス・ピティ
  
• Soudal Quick-Step　キャスパー・ピーダスン、ウィリアム・ジュニア・ルカーフ、パスカル・エーンクホーン
• Lidl – Trek　アンドレア・バジオーリ、フアン・ロペス、バウケ・モレマ
• INEOS Grenadiers　ゲラント・トーマス、マグナス・シェフィールド、ミハウ・クフィアトコフスキ、ベン・スウィフト
• Groupama – FDJ　レミ・ロシャス、マシュー・ウォールズ
• Movistar Team　グレゴール・ミュールベルガー、ナットネル・テスファション
• Team Jayco AlUla　マウロ・シュミット、ルーク・ダーブリッジ
• Intermarché – Wanty　タコ・ファンデルホールン、アンネ・マリット、ゲオルク・ツィンマーマン
• Team Picnic PostNL　トビアス・ルンド・アンドレセン、オスカー・オンリー
• Cofidis　ブライアン・コカール、ヨン・イサギレ
• XDS Astana Team　セルジオ・イギータ、アルベルト・ベッティオル、イーデ・シェリング
• Israel – Premier Tech　コービン・ストロング、マイケル・ウッズ、サイモンクラーク
• EF Education – EasyPost　エスデバン・チャベス

 

スタート

オーストラリアは30度になると言う中、スタート。

 

オフィシャルスタート。

 

 

スタート直後から、単独で逃げだしたのはSoudal – Quick Stepのアンドレア・ラッカーニ・ノヴィエロ。今シーズン開発チームから昇格した21歳のイタリア人。

 

残り82.6kmで3分45秒差。

 

登りの前の位置取りで集団は80km/h。

 

残り73km。そろそろ最初の登りとなる。タイム差は1分35秒に。

 

3級山岳 シャランブラ クレセント　 1.2km・8.1%

さあ、ここから登り。頂上まで持つかな。

 

タイム差39秒に。

 

集団が迫る中、なんとか単独で通過。しかし、こんなに早く捕まえるとあとが大変なのでは。

 

残り69.1kmでSoudal – Quick Stepのアンドレア・ラッカーニ・ノヴィエロは捕まってしまった。

 

次の逃げが出来るか。EF Education-EasyPostのマイケル・ベロキだ。

 

 INEOS Grenadiersのゲラント・トーマスもアタック!

 

2人がスモールギャップ。

1. ピーター・セリー　Soudal – Quick Step
2. オリバー・ブレディン　Australia

 

残り3周

2人が残り3周に。

 

残り57.3kmで49秒差。

 

Red Bull – BORA – hansgroheのライアン・ミューレンが少し前に出ていたけど、すぐに集団に戻る。

 

3級山岳 シャランブラ クレセント　 1.2km・8.1%

56秒差で通過。

 

集団が迫ってきた。

 

2人はあっと言う間に飲み込まれた。先頭は INEOS Grenadiersのベン・スウィフト。

 

集団から少し前に抜け出している。先頭は INEOS Grenadiersのコナー・スウィフト。

 

さらに4人が前に。

 

4人のメンバーは

1. コナー・スウィフト　 INEOS Grenadiers
2. クリス・ハーパー　Team Jayco AlUla
3. ルディ・ポーター　Australia(Team Jayco AlUla)
4. マックス・ウォーカー　EF Education-EasyPost

 

残り42.8kmで19秒差に。

 

残り2周

猛烈なスピードで駆け抜けていく。

 

3級山岳 シャランブラ クレセント　 1.2km・8.1%

3人で越える。

1. コナー・スウィフト　 INEOS Grenadiers
2. クリス・ハーパー　Team Jayco AlUla
3. ルディ・ポーター　Australia(Team Jayco AlUla)

 

集団は35秒差で越えていく。

 

残り28.9km。先頭は3人に。

 

先頭からクリス・ハーパーが飛び出した。

 

コナー・スウィフトは、追走に回っている。

 

残り21.8kmで35秒差。

 

残り1周

クリス・ハーパーが単独で残り1周に。

 

コナー・スウィフトは、そろそろ捕まりそう。

 

コナー・スウィフトは、捕まって最後尾に。

 

集団はIsrael – Premier Techのサイモン・クラークが引いている。

 

残り11kmで19秒差。サイモン・クラークとの戦い。

 

残り9.5km。集団が迫る。

 

残り9.4kmでクリス・ハーパーは捕まった。

 

Israel – Premier Techのマイケル・ウッズが先頭に。

 

先頭は10人くらいまで絞られて通過。先頭はMovistar Teamのハビエル・ロモ。

 

最後尾は INEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールド。

 

Team Jayco AlUlaのスイス王者、マウロ・シュミットが下りから単独で抜け出している。

 

これは追いつかれそう。

 

残り5.4km。マウロ・シュミットは捕まれば終わりだ。

 

残り2.7kmで11秒差。残り1kmまでタイム差を保てれば～。

 

11人が追走。昨年優勝のRed Bull – BORA – hansgroheのローレンス・ピティも入っている。

 

残り1.6km。この差だ。

 

追走は割れている。

 

残り300mの看板を越える。 これは逃げ切った!

 

追走は追いつかない。

 

迫りくる追走。

 

しかし、マウロ・シュミットはゆっくりと足を止める。

 

ゴールラインを越えて後ろを振り返り勝利のポーズ!

 

マウロ・シュミットは、見事な独走で今シーズンの初勝利を飾った。Team Jayco AlUlaはルーク・プラップが手首を痛めて出場できない中、地元で勝利を飾った。

 

 

2位はXDS Astana Teamのアーロン・ゲート、3位はRed Bull-BORA-hansgroheのローレンス・ピティ。

 

リザルト

優勝したTeam Jayco AlUlaのマウロ・シュミット