2025 ブラバンツ・パイル　フランダースクラシック最終戦　復帰したレムコの走りは?

フランダースクラシックが主催する最終戦。ブランバンツ・パイル。De Brabantse Pijl – La Flèche Brabançonne(1.Pro)

ここまでのフランダースクラシックの結果は

• オンループ・ヘットニュースブラッド  ソーレン・ヴァーレンショルト優勝
  
• ヘント〜ウェヴェルヘム    マッズ・ピーダスン優勝
  
• ドワルス・ドール・フラーンデレン　ニールソン・ポーレス優勝
• ロンド・ファン・フラーンデレン  タデイ・ポガチャル優勝
• シュヘルデプライス　ティム・メルリエ優勝
• ブラバンツ・パイル

 

過去の優勝者

• 2024   ブノワ・コヌフロワ
  
• 2023   ドリアン・ゴドン
  
• 2022　マグナス・シェフィールド
• 2021　トム・ピドコック
• 2020　ジュリアン・アラフィリップ
• 2019　マチュー・ファンデルプール
• 2018　ティム・ウェレンス
• 2017　ソンニ・コルブレッリ
• 2016　ペトル・ヴァコッチ
• 2015　ベン・ヘルマンス
• 2014　フィリップ・ジルベール
• 2013　ピーター・サガン

レムコ・エヴェネプールが復帰となるが、どんなレースを見せてくれるだろうか?

 

ベールセル～オーベレルエイセ 162.6km

 

スタートは、ルーヴェンではなく、ベールセルからスタートすることになる。主催者のフランダース・クラシックスは、2029年までの契約を締結したことを発表している。

今年は、距離も195.2kmから162.6kmに短縮されている。

 

 

決戦はオーベレルエイセ周辺の20kmのローカルラップ3周で決着となる。

 

1. Alsemberg (1.3 km・3.2%)
2. Bruineput (1 km・6.6%)
3. Beerselberg (0.6 km・6.3%)
4. Bruineput (1.2 km・4.7%)
5. Eigenbrakelsesteenweg (0.9 km・4.4%)
6. Chemin dit le Bois (1.3 km・3.7%)
7. Rue François Dubois (0.9 km・3.9%)
8. Hertstraat (0.7 km・3.9%)
9. S-Bocht Overijse (1.3 km・3.7%)
10. 残り3周
11. Hagaard (0.3 km・8.6%)
12. Hertstraat (0.7 km・3.9%)
13. Moskesstraat　0.5km 石畳
14. Moskesstraat (0.5 km・6.7%)
15. Holstheide (1 km・5.2%)
16. S-Bocht Overijse (1.3 km・3.7%)
17. 残り2周
18. Hagaard (0.3 km・8.6%)
19. Hertstraat (0.7 km・3.9%)
20. Moskesstraat　0.5km 石畳
21. Moskesstraat (0.5 km・6.7%)
22. Holstheide (1 km・5.2%)
23. S-Bocht Overijse (1.3 km・3.7%)
24. 残り1周
25. Hagaard (0.3 km・8.6%)
26. Hertstraat (0.7 km・3.9%)
27. Moskesstraat　0.5km 石畳
28. Moskesstraat (0.5 km・6.7%)
29. Holstheide (1 km・5.2%)

 

注目のライダーは

• Soudal Quick-Step　レムコ・エヴェネプール、イーサン・ヘイター
• Alpecin – Deceuninck　ティボール・デル・グロッソ、クイントン・ヘルマンス
• Intermarché – Wanty　
• Bahrain – Victorious
• Cofidis　ディラン・トゥーンズ、アレクサンデル・アランブル
• EF Education – EasyPost　ニールソン・ポーレス、留目 夕陽、マライン・ファンデンベルフ
• Team Visma | Lease a Bike　ワウト・ファンアールト、ティシュ・ベノート、ニクラス・ベーレンス
• UAE Team Emirates – XRG　ヨナタン・ナルバエス、アントニオ・モルガド、フロリアン・フェルメルシュ
• Lotto　アレック・セガート
• Israel – Premier Tech　アレクセイ・ルツェンコ、コービン・ストロング、ジョセフ・ブラックモア
• Q36.5 Pro Cycling Team　トム・ピドコック
• Tudor Pro Cycling Team　マッテオ・トレンティン
• Team TotalEnergies　アントニー・テュルジス
• Uno-X Mobility　アンドレアス・レックネスン

 

スタート

レムコ・エヴェネプールのコメント

1～2分の努力、そんなにはしてない。痛みを伴うだろうが、だからこそ私たちは前進するためにここにいる。

 

ワウト・ファンアールトのコメント

ルーベでの事故の後、気分が良くなるまで数日かかったが、その間に順調に回復した。

 

ワウト・ファンアールトのアシストはティシュ・ベノート。

 

Q36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコックはどう挑むのか。

 

スタート前。レムコはマッテオ・トレンティンと握手。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

6人の逃げ

6人が逃げている。

1. トゥール・デン　Team Flanders – Baloise
2. イェンス・レインダース (Wagner Bazin-WB)
3. Joren Bloem (Unibet-Tietema Rockets)
4. オーデネ・ホルター 　Uno-X Mobility
5. Iuri Leitao (Caja Rural)
6. アントニオ・ソト (Equipo Kern Pharma)

 

残り63km。ワウト・ファンアールトは最後尾。

 

残り61km。少し集団から抜け出しがあるが捕まる。

 

S-Bocht Overijse (1.3 km・3.7%)

残り61kmで1分9秒差。

 

残り3周

先頭は残り3周に。

 

タイム差は1分前後で変わらない。

 

残り53kmで19秒差に。EF Education-EasyPostが集団を引く。

 

Hertstraat (0.7 km・3.9%)

Team Visma | Lease a Bikeのティシュ・ベノートが先頭に。後ろはワウト・ファンアールトだ。

 

ティシュ・ベノートのアシストを受けたワウト・ファンアールトがアタックだ!

 

ここで抜け出すか。

 

ワウト・ファンアールトは、集団トップで駆け上がった。レムコは3番手。

 

さあ、ワウト・ファンアールトが抜け出したが、少し離れてレムコも後ろにいる。

 

先頭はもう捕まった。

 

さあ、レムコが先頭に出てアタックだ。

 

ワウト・ファンアールトが反応する。

 

ワウト・ファンアールトがアタック!

 

ワウト・ファンアールト、レムコ、ヨナタン・ナルバエスらが抜け出す。

 

レムコのアタックに後続が切れる。

 

レムコとワウトが抜け出した。ゴールまで47kmもあるぞ。

 

後続からIsrael – Premier Techのジョセフ・ブラックモアが追いついた。

 

残り44km。後ろはUno-X Mobilityのオーデネ・ホルターか。

 

追走は26秒差。ティボール・デル・グロッソ、トム・ピドコック、ヨナタン・ナルバエスがいる。

 

Holstheide (1 km・5.2%)

残り41km。タイム差は32秒に。

 

残り2周

先頭3人は残り2周に。

 

Hertstraat (0.7 km・3.9%)

残り36kmで53秒と開く。

 

Moskesstraat (0.5 km・6.7%)

ワウトが先頭で飛ばすが2人も切れない。

 

残り24kmで53秒と変わらない。

 

残り1周

はやい。残り1周だ。

 

各チームのアシストが引くがタイム差は少しずつしか縮まらない。

 

Hagaard (0.3 km・8.6%)

ジョセフ・ブラックモアが切れた。

 

残り15km。集団は30秒差。

 

Moskesstraat (0.5 km・6.7%)

レムコが前で引く。

 

集団先頭はEF Education-EasyPostのアレックス・ボーダン。

 

残り6.4kmで46秒と広がる。

 

残り3.2km。レムコはアタックをかけないのか。スプリントならば～。

 

2人は少し話しをした。

 

オーデネ・ホルターにアンドレアス・レックネスンが追いついた。

 

S-Bocht Overijse (1.3 km・3.7%)

レムコはここでアタックするか。

 

ワウトは前に出ない。

 

レムコは常に後ろに気を付けている。ワウトはすでに下ハンをもって臨戦態勢。

 

2人は牽制しながらゴールに。

 

これはレムコは不利だ。

 

もうゴール前まできた。

 

まだ、発射しない。

 

さあ、レムコが前でスプリント開始!

 

ワウトも腰をあげてもがく。

 

ワウトが並べない!  どうした～!

 

あ～、レムコが雄たけびだ～!

 

なんとレムコがツール・ド・フランスのポイント賞を獲得したワウト・ファンアールトをスプリントで破ってみせた。

 

しかも、これが復帰レースだ。

 

あ～、まさにスーパースター。これは素晴らしい。

 

ワウトはレムコを祝福。これは脱帽だろう。少し足が止まったような感じにも見えたので何かあったのだろうか。

 

集団スプリントはUAE Team Emirates – XRGのアントニオ・モルガドが頭を取った。これも凄いことだ。

 

リザルト

 

優勝したSoudal – Quick Stepのレムコ・エヴェネプール

スプリントで、頭から彼を倒すなんて……もう負けたと思ったよ。信じられないようなことだけど、自分の実力はわかっていた。 こんなに遠くから、調子を上げているワウトと一緒にレースを切り開くなんて……。

しかも100％自分に合わないコースで。 いい気分だったよ。 […）スプリントではもう負けたと思っていたけど、常にスプリントはいつでもできる。 実際、タフなレースの後でもスプリントはいいままだし、ここ数年で爆発力が増した。

だから自信があったんだけど、ワウトはツール・ド・フランスでも集団スプリントで優勝している。 だから自信はなかったけど、常にトライする必要がある。

衝突事故から長いリハビリを経て、レースに復帰した。 このパフォーマンスについては?

もちろん、トレーニングでは悪い日もあったけど、最近のシエラネバダでは調子が上がってきた。 どんどん良くなっていったし、強度の高いレースでもどんどん良くなっていった。 でも、それで勝つのはいつも難しい。

スクーターのトレーニングをしてくれた父にも感謝している。限界まで頑張ったことが報われた。

 

2位　Team Visma | Lease a Bikeのワウト・ファンアールト

 

3位　UAE Team Emirates – XRGのアントニオ・モルガド

とても満足している。今年は良い準備ができたし、調子も良かったが、オンループ・ヘットニュースブラッドの後でインフルエンザにかかってしまった。

合計9日間バイクに乗れなかったので、春は終わった。だから、この結果にはとても満足しているし、調子も上がってきているのを感じている。