第4ステージで、タデイ・ポガチャルはプロ100勝目を達成。
マチュー・ファンデルプールは、タデイ・ポガチャルにスプリントで破れてしまった。さすがにゴールまでの距離が長かったけれど仕方ない。
さて、第5ステージは33kmの個人タイムトライヤル。世界TT王者のレムコ・エヴェネプールはタデイ・ポガチャルと58秒差。
クリテリウム・デュ・ドーフィネ第4ステージの個人タイムトライヤルでは、17.4kmでヨナス・ヴィンゲゴーに20秒、タデイ・ポガチャルに48秒差をつけた。
距離的にいうと十分に逆転可能ともいえるが果たして。
- 第5ステージ カーン~カーン 33.2km
- イバン・ロメオ Movistar Team
- ルーク・プラップ Team Jayco AlUla
- エドアルド・アッフィニ Team Visma | Lease a Bike
- ブルーノ・アルミライル Decathlon AG2R La Mondiale Team
- ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers
- ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike
- ベン・オコナー Team Jayco AlUla
- プリモッシュ・ログリッチ Red Bull – BORA – hansgrohe
- レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
- ジョアン・アルメイダ UAE Team Emirates – XRG
- ケヴィン・ヴォークリン Arkéa – B&B Hotels
- ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike
- タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates – XRG
- マチュー・ファンデルプール Alpecin-Deceuninck
- リザルト
第5ステージ カーン~カーン 33.2km

コースマップ photo letour.fr
カーンは、街の1000周年を記念している。カーンは街中に多くの教会や鐘の塔がそびえ立っていることから、「百の鐘の街」として知られている。

コースプロフィール photo letour.fr
高低差は200mほど。33kmと長いのでタイム差は大きくついてくるはず。総合トップ10の顔ぶれは変わってくるはずだ。
- 第1計測 8.2km
- 第2計測 16.4km
- 第3計測 24.8km
イバン・ロメオ Movistar Team
イバン・ロメオはいいタイム出しそう。
第1計測18分50秒でトップタイム更新。
イバン・ロメオは、37分44秒でパブロ・カスティーリョを抜いて暫定トップタイム。
ルーク・プラップ Team Jayco AlUla
ルーク・プラップは第1計測、第2計測でイバン・ロメオの記録を抜いていく。
ルーク・プラップは後半タイムが落ちて37分59秒で暫定2位。
エドアルド・アッフィニ Team Visma | Lease a Bike
エドアルド・アッフィニがイバン・ロメオの記録を29秒も更新。37分15秒でトップタイム更新。
ブルーノ・アルミライル Decathlon AG2R La Mondiale Team
ブルーノ・アルミライルは、エドアルド・アッフィニに2秒及ばず。暫定2位。
ゲラント・トーマス INEOS Grenadiers
ゲラント・トーマスのスタート。TTはあと何回だろうか。
ゲラント・トーマスは、39分15秒の暫定16位。
ワウト・ファンアールト Team Visma | Lease a Bike
ワウト・ファンアールトがスタートに。
ワウト・ファンアールトの調子は上がってくるだろうか。
ワウト・ファンアールトは、3分以上の遅れ。暫定70位。今後を考えて走ったのだろう。
ベン・オコナー Team Jayco AlUla
ベン・オコナーは39分29秒で暫定11位。
プリモッシュ・ログリッチ Red Bull – BORA – hansgrohe
プリモッシュ・ログリッチがスタート。
プリモッシュ・ログリッチは46秒遅れ。暫定7位。そこまで良いタイムではなかった。
レムコ・エヴェネプール Soudal – Quick Step
レムコ・エヴェネプールのコメント
これは今ツアー唯一の平坦なタイムトライアルだ。来週のペイラギュードへの登りタイムトライアルはまた別の話だからだ。ギアを決めるために、Veloviewerでコースを確認した。
少し登りがあって、少し厳しかったと思う。でも、他の総合優勝ライダーと比べると、今は道が少し平坦で、速くてうねりのある道になっているので、僕にとっては少しいい感じだ。
タイムトライアルは私にとって常に5つ星だ。勝利のため、そして総合順位への素晴らしい第一歩となるため、私にとってタイムトライアルは常に重要なんだ。
ここで既に差が出る可能性はある。コースは各選手にとって少し長いので、もう少し大きな差が出る可能性もある。私にとって、今日はおそらく最初の週で最も重要な日となる。
レムコ・エヴェネプールがスタート。
レムコ・エヴェネプールは第1計測で8秒遅れの暫定3位。おさえている。
レムコがエドアルド・アッフィニのペースを11秒上回る。
レムコは第3計測でトップに。28分4秒。
バーチャルで4位に。
レムコ・エヴェネプールは36分42秒。エドアルド・アッフィニの記録を33秒も更新した。
ジョアン・アルメイダ UAE Team Emirates – XRG
好調なジョアン・アルメイダがスタート。
ジョアン・アルメイダは、37分56秒で暫定6位。
ケヴィン・ヴォークリン Arkéa – B&B Hotels
来シーズンはビックチームへの移籍が報じられているケヴィン・ヴォークリンがスタート。
ケヴィン・ヴォークリンがエンリク・マスを抜いていく。
ケヴィン・ヴォークリンが暫定4位のタイム。37分31秒でゴール。フランス国民の期待を背負っている。
ヨナス・ヴィンゲゴー Team Visma | Lease a Bike
ヨナス・ヴィンゲゴーは、64のギアを使う。クランクは150だろうか。
ヨナス・ヴィンゲゴーはレムコから41秒も遅れている。これはやばい。
レムコに1分5秒遅れ。
ヨナス・ヴィンゲゴーは38分3秒の暫定12位。これはどうした~。
間違いなく悪い日を過ごしてしまった。
タデイ・ポガチャル UAE Team Emirates – XRG
タデイ・ポガチャルは、レムコ・エヴェネプールに、自分を抜くためにあんまり早くスタートしないでねと言っている。
レムコに2秒、ヨナス・ヴィンゲゴーに15秒のリード。
レムコに8秒遅れのペースに。
タデイ・ポガチャルは、間違いなくクリテリウム・デュ・ドーフィネの反省をしている。レムコから16秒遅れの暫定2位。いいタイムだ。
マチュー・ファンデルプール Alpecin-Deceuninck
マチュー・ファンデルプールは、スタート前にトム・デュムランにアドバイスを受けている。ただ、真っ当すぎて、あんまりアドバイスにはなってないような答え。
第1計測10分9秒。
第2計測19分45秒で暫定19位。
マチュー・ファンデルプールは、38分26秒。18位でゴール。
結局ステージ優勝はレムコ・エヴェネプール。総合はタデイ・ポガチャルに。TTも改善してきているタデイ・ポガチャルに死角はない。
結果的にタデイ・ポガチャルが独占。レムコ・エヴェネプールが新人賞に。
リザルト
優勝したSoudal – Quick Stepのレムコ・エヴェネプール
とても嬉しい。でも同時に、表彰台にはまだ遠い道のりがある。昨年のタイムトライアル後と同じ位置にいる。今日はかなり良い感触だった。
タイムトライアルは安定していて、これ以上速く走れたとは思えない。ペースをうまく維持でき、スプリットタイムにもそれが表れていた。
タデイだけが素晴らしいタイムトライアルを走った。彼はわずか17秒遅かっただけだ。1KMあたりわずか0.5秒の差だ。ドーフィネと比べると、彼は大きな進歩を遂げている。今年のツール・ド・フランスで彼が勝つべきライダーであることを示している。
表彰台への大きな一歩だが、まだ道のりは長い。チームと共にステージ優勝を確定させ、表彰台獲得に向けて全力を尽くす。
3位 Team Visma | Lease a Bikeのエドアルド・アッフィニ
タイムトライアルの方が大変でした(笑)。でも、今日のホットシートは本当に快適だった。今日の目標は全力で走り、できる限り良い結果を出すことだった。
自分のパフォーマンスには満足している。良いタイムトライアルだったし、結果は予想以上だった。
ヨナスは、タイムを失いそうですが。
もちろん、あんな風にタイムを失うのは良くない。でも、ツール・ド・フランスはまだ長い。もっといいタイムで走れたら良かったんだけど、まあ仕方ないね。今後数日間は、ヨナスを再び守ろうと努力する。あまりに厳しくなるようなら、私はそこにいないだろう。
5位 Arkéa – B&B Hotelsのケヴィン・ヴォークリン(チーム公式サイトより)
足の感覚がなかった。 ファンのみんな、応援のみんな…。 感無量だよ。 本当にありがとう、言葉もない。 僕のベストタイムのひとつだよ。 ペダルを思い切り踏み込んだら、うまく反応してくれた。
ときどきイヤホンで「歯を1本削れ」と言われたけど、僕にはそれをやり遂げる力があった。 タイムトライアルで、自分のホームグラウンドで、特徴的なジャージを着て走るなんて!
主催者のASOと、ツールディレクターのクリスチャン・プリュドム、サイクリング&競技ディレクターのティエリー・グーヴヌーに感謝したい。 残念ながら白のジャージは失ってしまったけれど、オリンピックチャンピオンで、この種目で2度の世界チャンピオンに輝いたレムコの前では、それはほとんど論理的なことだ。
この一瞬一瞬を楽しんでいるし、明日はファンクラブが道端に集まってくれるだろう。 何が起ころうとも、僕はステージを通してずっと笑っているし、また思い出に残るステージになるだろう。
第5ステージ リザルト
総合
タデイ・ポガチャルのコメント(チーム公式サイトより)
今日の走りにはとても満足している。 世界チャンピオン、オリンピックチャンピオン、そして今世界最高のタイムトライアリストであるレムコ・エヴェネプールから16秒差で走れたことは、とてもとても嬉しい。 GCでタイムを稼いで、レムコに少し負けただけで、超ハッピーだよ。
とても良い1日だったし、幸せだけど、今日が終わって、これからの日々に集中して、ツール・ド・フランスでこのボールを転がし続けることができる
最も重要なのはイエローだが、最も重要なのはゴール地点のシャンゼリゼ通りでイエローを手にすることだ。 今はいい気分だけど、重要なのはパリでそれを手にすることだ。
今年のパルクールは本当に慌ただしく設計されているので、どのステージでも注意しなければならない。 これまでのところ、本当にナーバスで超ハードだったから、明日以降も同じだと思う。
コントロールし、冷静さを保ち、自分たちを信じる必要がある。 チームには強いライダーがいるし、ひとつのゴールを信じている。 ここまでと同じように走り続ける。
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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