アークティック・レース・オブ・ノルウェーの総合は第3ステージでほぼ決まる。
最後の登りの一発勝負だ。ここでスプリンターが生き残ることはないだろう。短いけれど脚がないとゴールに残れない。
第3ステージ フーゾイ(セーニャ)~モルセルヴ 182km

コースプロフィール photo arctic-race-of-norway.com
毎年最後の登りで小集団となる。ここで総合トップにたって、最終ステージで守るというパターンとなる。
- 1級山岳 Husøy summit 2.1km・9.3%
- スプリントポイント Mefjordbotneidet
- 2級山岳 Bergsbotn summit 2.7km・5.8%
- 2級山岳 Gangskarberget summit 1.8km・6.8%
- スプリントポイント Finnsnes
- スプリントポイント Mellembygd
- 1級山岳 Målselv Fjellandsby 3.7km・7.8%
スタート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様
スタート。今日は晴れていて良かった。
ニュートラルスタート。
オフィシャルスタート。
またコンチネンタルチームの4人が抜け出す。
1級山岳 Husøy summit 2.1km・9.3%
これは長い旅になりそう。
1級山岳をクリアー。
スプリントポイント Mefjordbotneidet
先頭はスプリントポイントを通過。
残り152.3kmで2分47秒差。とても綺麗な景色。これで海外旅行いかなくて済む。いかれんけど。
2級山岳 Bergsbotn summit 2.7km・5.8%
2級山岳通過。
2級山岳 Gangskarberget summit 1.8km・6.8%
Q36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコックはとても静か。今日は出てくるか。
残り65.2kmで2分36秒差。
残り17.3km。逃げていた3人が捕まる。あと一人は単独で逃げている。
残り16.5km。11秒差で逃げつつける。
残り9.5km。まだ粘っている。
残り9.2kmで捕まった。
登りへの位置取りで猛烈にペースが上がっている。
アレクサンダー・クリストフはすでに切れている。
1級山岳 Målselv Fjellandsby 3.7km・7.8%
ここからが勝負だ。
XDS Astana Teamが引いて、さあトム・ピドコックがきた。
Q36.5 Pro Cycling Teamのミラン・ファーダーがトム・ピドコックを引く。リーダーのコービン・ストロングは4番手。
残り2km。どこでトム・ピドコックはアタックをかけるか。
コービン・ストロングが3番手にいる。
Israel – Premier Techのライリー・シーハンの引きから、トム・ピドコックがアタック。
残り1.2km。トム・ピドコックのアタックにコービン・ストロングが反応。
スプリンターのコービン・ストロングは登れるのか。
コービン・ストロングが離れない。
これはトム・ピドコックは誤算だろう。
勾配が緩くなるとコービン・ストロングに有利だ。
さあ、トム・ピドコックがスパートだ。
残り100m。コービン・ストロングがまくるか。
きた。コービン・ストロングか。
いや、コービン・ストロングが下を向いた。
トム・ピドコックが前に。
トム・ピドコックが最後までもがき切った。
トム・ピドコックが勝利だ~!
トム・ピドコックが久々の勝利で今シーズンの5勝目を飾った。
一気に総合トップとならなかったのは誤算だろう。
驚異的な粘りをみせたIsrael – Premier Techのコービン・ストロング。これは総合優勝がぐっと近づいた。
3位はXDS Astana Teamのクリスティアン・スカローニ。
リザルト
優勝したQ36.5 Pro Cycling Teamのトム・ピドコック
嬉しいけど…。今日はリーダージャージを獲得したかったんだけど、コービンはスプリンターとしては信じられないような登りを見せた。明日はレースになるけど、彼は強いライダーだし、今の状態もすごくいい。でも、ステージ優勝は嬉しい。
長いトレーニング期間があって、ロードレースも久しぶりだったので、シーズン前半の長い道のりを終えて、またフレッシュな気分だよ。最高の気分だよ。
最終ステージは、2つの難関な登りがある周回コースで行われる。最初の登りは800メートル、勾配8.3%、次の登りは1.2キロメートル、勾配6.8%。フィニッシュは最後の登りを終えて7.5キロメートル地点にありますね。
タフなコースだ。コービンは力強く、周りには優秀なチームもいるので、間違いなく厳しい戦いになるだろう。でも、自分たちの力を試してみようと思う。
第3ステージ リザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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