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2024 X²Oバドカマートロフェー第4戦GPスヴェンネイス 元旦から3強対決!

海外情報
Photo credit: sarflondondunc on Visualhunt
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恒例の元旦シクロ。GPスヴェンネイスがバールで開催。

INEOS Grenadiersのトム・ピドコックが急遽参戦して、元旦から3強対決となった。

X2Oトロフェーのスポンサーは、ベルギーのX2O Badkamersというバスルームを作っているブランド。全7戦が行われるが、今年の初戦は第4戦目。

2020年まではDVVトロフィーシリーズと呼ばれていた。ワールドカップ、スーパープレステージュと並んで、3大シクロクロスシリーズの一つだ。

 

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第4戦GPスヴェンネイス

コースマップ photo azencross

 

元旦から行われるこのレースは、シクロクロスの帝王と呼ばれるスヴェン・ネイス(Sven Nys)を称えて2007年から始まっている。

コースの最多優勝者はスヴェン・ネイス自身の12回。

スヴェン・ネイスは、プロとしての18のシクロクロスシーズンで291の勝利を記録。688回のレースで490回表彰台に上がっている怪物。2016年に引退している。

シクロクロス界の皇帝の以外の呼び名は、バールの人食い人種。コッペンベルクの王。ミスタースーパープレスティージュとも言われる生きる伝説のライダー。

コースには、2016年からスヴェン・ネイスサイクリングセンターが開設されている。コースの85%は自然環境が使われており、2021年から変更されていない。

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

世界王者のフェム・ファンエンペルは、まだ体調が半分で大変だと言っている。果たして元旦決戦での調子は?

 

スタートではフェム・ファンエンペルがトップに。

 

後続はカーブで大渋滞。

 

2番手にはルシンダ・ブランドが上がってきた。

 

すぐにルシンダ・ブランドがフェム・ファンエンペルをかわしていく。

 

ぬかるみからのブリッジなのでスピードが乗せにくい。

 

はやくも二人の対決に。

 

かなり走路はドロドロ。

 

フェム・ファンエンペルが少し前に出る。

 

下りで落車。ライダーはフェンスに寄りかかっているけど、バイクは真ん中に。

 

これはひどい。かなりの泥となっている。

 

少しルシンダ・ブランドがリード。

 

登りではフェム・ファンエンペルが前に。

 

3位以下は、サンヌ・カント、クララ・ホンシガーと続く。

 

残り3周

3位のクララ・ホンシガーが1分16秒差で通過。かなりの差がついている。

 

ルシンダ・ブランドが前で飛ばしている。

 

ルシンダ・ブランドがリードを広げる。

 

登りでフェム・ファンエンペルが追いつき、バイク交換のピットでルシンダ・ブランドを抜いた。

 

これはもう少し競いそうだ。

 

3位は米国王者のクララ・ホンシガー、4位はサンヌ・カントと変わらない。

 

残り2周

二人が23分台で通過。

 

3位争いは3人に絞られた。3位通過はクララ・ホンシガー、サンヌ・カント、アバ・ホルムグレンと続く。

 

フェム・ファンエンペルが少しだけリード。

 

ルシンダ・ブランドが前に。

 

泥区間では、ルシンダ・ブランドが有利か。

 

泥でフェム・ファンエンペルがこけてしまう。

 

だが、フェム・ファンエンペルがすぐに前に出る。ランニングが速い。

 

二人の争いは互角。

 

今度は、ルシンダ・ブランドがスパート。

 

残り1周

ルシンダ・ブランドが2秒リードしてラスト周回に。

 

フェム・ファンエンペルが登りで追いつく。

 

フェム・ファンエンペルが前に。

 

階段前にルシンダ・ブランドが足をつく。

 

またもルシンダ・ブランドが足をつく。

 

もう、少しでもぬかるみで足を取られると先頭が変わる。

 

フェム・ファンエンペルは、落車しないためにフェンスを持って担ぎ。

 

二人の差が一気に開く。

 

フェム・ファンエンペルが得意の登りでペースを上げる。これは決まったか?

 

フェム・ファンエンペルが登りで完全にルシンダ・ブランドを引き離す。

 

フェム・ファンエンペルが13回目の優勝を独走で飾った。

 

まだ、調子は本調子ではないかもしれないけれど、確実に戻してきている。何度か落車したけれど、これだけの悪コンデションでも勝てるのだから凄い。

 

2位はルシンダ・ブランドがはいった。最後は25秒も離されてしまった。この泥では仕方ないけれど、何度か滑ったりして離されたのがいけなかった。

 

3位のアバ・ホルムグレンが入った。アバ・ホルムグレンは、2023カナダ王者、18歳でこれがキャリア2勝目となった。世界王者の二人に続いての勝利は素晴らしいものがある。

アバ・ホルムグレンは、昨年ジュニア・クロスの世界チャンピオンになったイザベラ・ホルムグレンの双子の妹。双子の姉のイザベラ・ホルムグレンは、胃腸炎からの復帰で9位となっている。

サンヌ・カントは、下りでフェンスにぶつかりそうになり4位に沈む。5位にはクララ・ホンシガーが入っている。

 

リザルト

優勝したフェム・ファンエンペルのコメント

最近、自分のテクニックに失望していることに気づいたんだ。突然操縦できなくなったわけではないんだけど……。どうやら、やるべきことが残っているようだ。

それが彼女の自信にも関係しているでしょうか?

それは全て自分の頭の中にあると思う。いつもはうまく立ち回れるんだけどね。わからないけど、クロスバイクでもっと頻繁に練習する必要があるのかもしれない。

クロスの途中、ランニングレーンで転倒して、すでに片膝を痛めていたが、今度はもう片方の膝も痛めてしまったのでは?

はい。まだ気づいていませんでした。私のプログラムが調整されるかどうか?

しばらくはわかりません。でも、特に新しいスポンサーと一緒に、勝利で1年をスタートできるのはいいことだよ。

 

2位のルシンダ・ブランドのコメント

とてもタフだった。歩いたほうがいいところも多かったけど、とてもきつかった。回復できるラップではなかった。

最終ラップまで、トップ争いを演じてましたね。

フェムは、グリップをキープしなければならない上り坂のほうが得意だったと思う。プレッシャーをかけたかったから、ちょっと小さなミスが多かった。ちょっと欲張りすぎたかもしれない。

技術的にはプレッシャーをかけることができたと思うが、もちろん自分自身は完璧でなければならない。勝つためには、すべてをうまくやらなければならない。彼女はとても上手で、自分を狂わせないんだ。

フィニッシュ後に心拍数を見たら、もうそんなに上がっていなかった。でも、誰もがそれに対処しなければならないんだ。

 

3位のアバ・ホルムグレンのコメント

レースはかなりうまくスタートできた。3位は射程圏内だから、ベストを尽くしてミスをしないようにしよう。突然、3位になったので、こう思った。今、ミスは許されない、全力を尽くさなければ。

とてもタフで、泥だらけだった。他のレースほど泥が自転車に付着することはなかった。楽しめたよ。

双子の姉のイザベラは最近胃腸炎を患い、バールでは9位に終わってますね。

彼女が戻ってきてくれてとても嬉しい。

 

Rnk Rider Team Time
1
 VAN EMPEL Fem
Team Visma | Lease a Bike 0:47:12
2
 BRAND Lucinda
Baloise Trek Lions 0:25
3
 HOLMGREN Ava
Stimulus Orbea Cycling Team 3:15
4
 CANT Sanne
Crelan – Corendon 3:59
5
 HONSINGER Clara
Team S&M 4:13
6
 KELLER Alessandra
  4:55
7
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 5:00
8
 KAY Anna
Cyclocross Reds 6:08
9
 HOLMGREN Isabella
Stimulus Orbea Cycling Team 6:51
10
 CARRIER Rafaelle
  7:34
11
 MOORS Fleur
Baloise Trek Lions 7:36
12
 DE SCHEPPER Lore
  7:43
13
 WOLFF Imogen
  7:51
14
 DE WILDE Julie
Fenix-Deceuninck 8:49
15
 LOPEZ Vida
  9:20
16
 JEŘÁBKOVÁ Barbora
Brilon Racing Team MB 9:28
17
 CREES Xan
Team Spectra Cannondale p/b DAS 9:39
18
 DOBBELAERE Jana
Duolar-Chevalmeire Cycling Team 10:07
19
 COUZENS Millie
Fenix-Deceuninck 10:11
20
 DAY Elena
Team Spectra Cannondale p/b DAS 10:14
21
 DEVIGNE Camille
Doltcini O’Shea 10:23
22
 VERVLOET Sterre
  10:47
23
 BORELLO Carlotta
  11:20
24
 LEV-TOV Rachel
  11:30
25
 MAROIS Lily Rose
  11:33
26
 BASTIAENSSEN Fauve
  11:40
27
 HEZINOVÁ Daniela
  11:57
28
 GUNSALUS Lizzy
  ,,
29
 BRENNEMAN Ella
CXD Trek Bikes 12:18
30
 HURTELOUP Adèle
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 12:20

 

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男子エリート

マチュー・ファンデルプールが最前列に。レース前コメントでは

「スタート時にはすでにフレッシュだった。非常に厳しいコースだけど乗れる部分もある。ワウトはどんなコースにも対応できるし、彼が成長しているのは目に見えている。きっとうまくなると思うよ。」

 

ワウト・ファンアールトも最前列だ。ワウトのレース前コメントは

「大みそかにこんなに早く寝たのは初めて(笑)。でも、子供が二人もいるとちょっと大変。11時半にはもう寝ていました。今日は仕事の日だ。水たまりや道が良く見えないので、とても大変だと思う。

私がここでうまくいくという判断が正しいことを願っている。クロスをするたびに良くなっていることに気付いた。何が起こるのか見てみよう。良い脚を見つけたので、素晴らしい時間を過ごしたい。」

 

スタートダッシュは、マチュー・ファンデルプールとラース・ファンデルハールが先頭。

 

ワウト・ファンアールトが先頭にたった。

 

今日のワウトは調子が良い。

 

すでに二人を全員が追うパターンに。

 

これは二人のボクシングデーか。

 

ワウトはバイク交換で少し遅れる。

 

下りも凄いペースだ。

 

ワウトが詰まって足をつく。

 

下りでワウトが前に。

 

下りで落車が。

 

後続が追いついてきたか。

 

ピム・ロンハールが追いついてきた。

 

トム・ピドコックは新ユニフォームで少し色が違う。

 

残り5周

ビドコックは7位で通過。

 

三つ巴となっている。ピム・ロンハールは相当調子がいい。

 

今日のワウトは互角だ。ピム・ロンハールは少し離される。

 

ランニングパートも二人は速い。

 

4位はティボー・ネイス、マイケル・ファントーレンハウト、ラース・ファンデルハール、トム・ピドコックと続いている。

 

ワウトは泥で滑って足をつく。

 

 

少しワウトが離される。

 

マチュー・ファンデルプールが登りで全開に。ここが今日のアタックポイントだ!

 

下りも猛烈なスピードでカーブをクリアー。

 

マチューがワウトを引き離した。

 

残り4周

 

マチュー・ファンデルプールが単独に。

 

ワウトは10秒引き離された。

 

4位のピドコックは44秒差。

 

なんと、ワウトが泥で失敗し、ピム・ロンハールに追い抜かれた。

 

マチューは孤高の走りを披露し始めた。

 

ワウトがピム・ロンハールにランニング区間で追いつく。

 

ワウトがピム・ロンハールの前に出る。

 

ピドコックはマイケル・ファントーレンハウトを引き離していない。

 

登りでワウトが前だったけれど、頂上でピム・ロンハールに抜かれる。

 

ピドコックもマイケル・ファントーレンハウトも泥で足をついてしまう。

 

残り3周

マチュー・ファンデルプールは48秒ワウトとピム・ロンハールを引きなして通過。もう完全に飛んでいる。

 

ピドコックは1分32秒引き離されて通過。

 

ワウトがピム・ロンハールを引き離している。

 

ワウトはピム・ロンハールを引き離したが、マチューにはまだ互角で最後まで競うことが出来ない。

 

ピドコックはラース・ファンデルハールとマイケル・ファントーレンハウトに追いつかれた。

 

マチュー・ファンデルプールは、ライダーを次々に周回遅れに。

 

残り2周

マチューは、ワウトを1分5秒も引き離して通過。

 

マチューは泥を遊び場にしている。ドリフトしながらクリアーすることもある。

 

ピドコックは3人のパックから遅れた。

 

ワウトは単独の2位。

 

残り1周

マチューはラスト1周。

 

2位のワウトは1分20秒も離されている。

 

5位のマイケル・ファントーレンハウトで3分7秒差。6位はティボー・ネイス。トム・ピドコックは3分35秒遅れの10位まで落ちている。どうしたのか?

 

マチューは登りのスピードも誰よりも早い。

 

マチューがゴールに帰ってきた。

 

マチュー・ファンデルプールは、8戦中8勝。今日のペースも凄かった。

 

ワウト・ファンアールトは、マチューと互角に戦うことは出来なかった。まだ1時間全開で走り続けることは出来ないようだ。もう数レース必要なのか。

 

3位はピム・ロンハール。2分44秒遅れでゴール。これほど差をつけられるとは~。

 

リザルト

優勝したマチュー・ファンデルプールのコメント

ここを走るのは久しぶりだったが、やはり楽しいクロスで、自分にはよく合っている。シクロクロスライダーとして、特にここが一番楽しい。深いトラックでとてもテクニカルだ。すごくトリッキーなんだ。それが一番フェアで楽しいといつも思う。

序盤、ワウトにプレッシャーをかけられているように見えましたが?

ワウトはすぐに強いペースになった。彼がミスをしたかどうかはわからない。その後、僕はクリアに走った。いい一日だった。特にこのようなマッドクロスでは、ホイールで優位に立とうとしてもあまり意味がない。

 

2位のワウト・ファンアールトのコメント

マチューのためにもう少し難しくしたかったんだ。最初のうちはうまくいった。でも、自分が何をやっているのかわかっているから、この順位でゴールできるんだ。(…)

マチューの後ろでゴールしたのは意外だった。彼はとても強かった。私はこのタフなコースでベストを尽くすことしかできなかった。本当に苦しかったけど、2位が最高だった。

1月4日、コクサイデでクロスに出場する。それは良いことなのだろうか?

そうだね。そのあとは週末に休養があるから、それも楽しみだよ。ここ数週間は、クロスも含めてかなりハードに働いてきた。とても集中した。コクサイデではいいクロスに乗れるといいな。楽しみだよ。

 

3位のピム・ロンハールのコメント

本当にタフだった。超深追いはできなかったけど、基本的なペースはすごく高かった。マチューとワウトとはすぐに一緒に走ることができた。

というのも、ハイペースをキープするためには、いくつかのパートでハンドルを握れるかどうかが重要だからだ。かなり長い時間、ついて行くことができた。ワウトはマチューに抜かれたけど、その後、また加速していた。3位が最高位だった。

マチューとワウトのハイペースにつくと自爆すると思ったことはないのですか?

でも、去年よりステップアップできた。最初の数周は自分の回転数以上で走り、ハイペースに戻ることができるようになった。もう失速はしない。シーズン序盤は、まだ時折悪いレースもあったけれど、今はとても満足している。

 

Rnk Rider Team Time
1
 VAN DER POEL Mathieu
Alpecin – Deceuninck 0:57:22
2
 VAN AERT Wout
Team Visma | Lease a Bike 1:55
3
 RONHAAR Pim
Baloise Trek Lions 2:44
4
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 3:31
5
 VANTHOURENHOUT Michael
Pauwels Sauzen – Bingoal 3:47
6
 NYS Thibau
Baloise Trek Lions 3:49
7
 VERSTRYNGE Emiel
Crelan – Corendon 3:59
8
 MASON Cameron
Cyclocross Reds 4:02
9
 ADAMS Jens
Athletes for Hope 4:08
10
 NIEUWENHUIS Joris
Baloise Trek Lions 4:16
11
 ORTS Felipe
Burgos-BH 4:58
12
 PIDCOCK Tom
INEOS Grenadiers 5:24
13
 VANDEBOSCH Toon
Crelan – Corendon 8:02
14
 AERTS Thijs
Charles Liégeois Roastery CX 8:25
15
 SWEECK Laurens
Crelan – Corendon 8:35
16
 MOTTIEZ Gilles
  8:41
17
 ASKEY Lewis
  8:50
18
 BAESTAENS Vincent
Spits CX Team 9:13
19
 WUYTS Mathijs
  9:21
20
 DE VET Sander
  9:38
21
 MEIN Thomas
Hope Factory Racing 9:49
22
 ROMBOUTS Seppe
  9:57
23
 BETON Damien
  10:30
24
 VAN DEN BROECK Arno
  10:56
25
 ŠTYBAR Zdeněk
 
26
 SWARTZ Caleb
 
27
 PAVAN Marco
 
28
 RISBERG David
 
29
 HAMM Florian
 
30
 GAßNER Michael
 

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