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フルームがツールで勝てる準備が出来ているとは思わないとチームディレクターが発言

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Photo by Ümit Bulut on Unsplash
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INEOSのテクニカルディレクターであるCarsten Jeppesenは、「彼が勝つために必要な場所にたどり着くことができると私は100%確信していない」と発言している。

チーム内部からの発言であり、これはツールでのリーダーシップの問題に再び火をつけることになるかもしれない。

ディレクターがフルームの準備不足をあげる理由とはなんだろうか?

 

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100%とは言えない

クリス・フルームは、2013年、2015年、2016年、2017年にツール・ド・フランスで優勝した。

今年、35歳のフルームはツール・ド・フランスで5回目の優勝することを明確な目標としている。だが、INEOSチームのテクニカルディレクターであるCarsten Jeppesenは、それが起こるかどうか確信がないと言う。

 

彼が多くの仕事をしたことは間違いない。クリスはいつものように素晴らしいアスリートであり、信じられないほど熱心だった。
このコロナウイルスの危機の間に、彼のように一生懸命トレーニングした人がいたとは思えない。

まず、ディレクターはフルームが献身的で素晴らしいアスリートであることを認めている。

その上で、ツールで優勝という目標達成が難しいのではないかと懸念を示している。

 

フルームが最後に勝って以来、多くのことが起った。トーマスとベルナルの二人でツールに勝った。そして、フルームは年をとって成長し、昨年、非常に深刻なクラッシュに見舞われている。

実際、フルームが最後に勝利したのは、2018ジロが最後となる。実に2年以上勝利から遠ざかっていることは事実だ。

2018年では33歳であり、昨年大きなケガをして復帰した今は35歳だ。年齢が上がるにつれて更に強くなっていくということは考えにくい。

まして、キャリアを脅かすほどのケガを負ったのだから、なおさらだ。

 

Carsten Jeppesenは2010年からチームに加わっており、ライダーが使用する機器の管理とスポンサー関係を担当している。チームを内部から長年支えている存在だ。

彼は、フルームの移籍は決定しているが、3人のリーダーがいても問題は起きないと考えている。

 

クリスについて一つ言えることがあるとすれば、それは彼がプロであるということだ。

このような状況になってしまったので、ちょっとした言葉に聞こえるかもしれないが、大抵の場合、ベストマンが勝つということ。彼らは皆、お互いに尊敬し合っているから問題はないと思う。

と語っている。

チームには多くのリーダーがおり、ツールのただ1人のキャプテンとしての役割をフルームに保証することができなった。これは今年も将来も一緒だ。

今回のディレクターの発言は、チーム内部の問題に火をつけるのか、それともフルームをリーダーとして扱わないための伏線なのか、それはわからない。

ただ、フルームは100%移籍する。将来的に考えるとチーム内部でフルームに有利に働く考えが出てくるとは考えにくい。

ひょっとして、フルームをツールのメンバーに選出しないための伏線とは考えられないだろうか?  そうなるとちょっと寂しい結果となりそうだけど。

フルームは自力でリーダーを座を勝ち取るしかない。

 

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