2024 ボルタ・ア・カタルーニャ第6ステージ タデイ・ポガチャルが攻撃か?

第6ステージは、またもタデイ・ポガチャルが仕掛けてきそうだ。

逃げも頑張りそうで、Lotto Dstnyのトーマス・デヘントは以前から、この第6ステージで逃げると公言している。

キャリア17勝のうち5回はボルタ・ア・カタルーニャでの逃げ切り勝利だ。ただ、全員がトーマス・デヘントの足を知っている。

彼が動けば、集団は黙っていない。

 

第6ステージ    ベルガ～ケラルト   154.7km

 

第6ステージは、獲得標高4,085mと最も厳しいステージの一つとなる。スタートとゴールの間は約6kmしかないが、大きくまわってくる。

5回の登りがあり、総合勢の動いてくるステージとなる。

 

1. スプリントポイント　Borredà
2. 3級山岳　バタローラ峠　11.8 km・3%
3. 2級山岳   カルロス峠　10 km・4.3%
4. 超級山岳　プラデル峠   14.6km・7.1%
5. 1級山岳 コラーダ・デ・サン・イシドル　4.9km・8.8%
6. スプリントポイント　ベルガ
7. 1級山岳 　ケラルト　6km・7.3%

 

スタート前

タデイ・ポガチャルのレース前コメント

レースがどう展開するかはまだ分からない。多くのライダーがブレイクアウェイに参加したいと思うだろう。我々はチェックして、最終的には何が可能かを確認する。

 

第6ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は

• 総合　タデイ・ポガチャル　UAE Team Emirates
• ポイント賞　
• 山岳賞　アロルド・テハダ　Astana Qazaqstan Team
• 新人賞　レニー・マルティネス　Groupama – FDJ

EF Education-EasyPostのマライン・ファンデンベルフがポイント賞ジャージを着る予定だったけれど、DNS。

 

オフィシャルスタート。

 

2人逃げ

二人が逃げに。

1. ヒュー・カーシー　EF Education-EasyPost　
2. バウケ・モレマ　Lidl – Trek　

 

スプリントポイント　Borredà

ポイント獲得順位は

1. ヒュー・カーシー　EF Education-EasyPost　3ポイント・3秒
2. バウケ・モレマ　Lidl – Trek　2ポイント・2秒
3. ドメン・ノヴァク　UAE Team Emirates　1ポイント・1秒

 

3級山岳　バタローラ峠　11.8 km・3%

ポイント獲得順位は

1. ヒュー・カーシー　EF Education-EasyPost　5ポイント
2. バウケ・モレマ　Lidl – Trek　3ポイント
3. ロベルト・ヘーシンク　Team Visma | Lease a Bike　2ポイント
4. ドメン・ノヴァク　UAE Team Emirates　1ポイント

 

ヒュー・カーシーとバウケ・モレマは少ないタイム差しか与えられていない。

 

集団はUAE Team EmiratesにTeam Visma | Lease a Bikeが手を貸している。セップ・クスが攻撃するということなのか。

 

二人は残り77.4kmで23秒差。このまま逃げつづるのは難しい。

 

超級山岳　プラデル峠   14.6km・7.1%

二人は超級山岳プラデルに。

 

バウケ・モレマは、集団が近づきあきらめてしまった。

 

逃げはヒュー・カーシー単独に。

 

バウケ・モレマは、集団に抜かれていく。

 

ヒュー・カーシーに集団が迫る。

 

ヒュー・カーシーは集団に捕まった。逃げはなくなった。

 

登りなのに落車が。

•  アンドレアス・クローン (Lotto Dstny)
•  CASTRILLO Pablo (Equipo Kern Pharma)

 

ずっと先頭を引いていたTeam Visma | Lease a Bikeのロベルト・ヘーシンクが仕事終了で集団最後尾に。

 

前日優勝のAlpecin-Deceuninckのアクセル・ローランスが切れている。

 

アクセル・ローランスは、首を切られたと。

 

誰もアタックをかけない。

 

EF Education-EasyPostのエスデバン・チャベスがアタック。

 

厳しい勾配でエスデバン・チャベスは捕まってしまう。

 

体調不良が伝えられているTeam Jayco AlUlaのサイモン・イェーツは集団から切れた。

 

先頭で引いていたゲラント・トーマスも切れている。

 

なんだ～。セップ・クスが切れてしまった。チームの引きは無駄になってしまったか。

 

頂上まで1.6km。集団は人数を減らしていく。

 

UAE Team Emiratesが集団先頭を固める。

 

ジョアン・アルメイダが少し遅れているが、山岳ポイントをクリアー。もう人数は12人しかいない。

 

UAE Team Emiratesは3人

1. タデイ・ポガチャル
2. マルク・ソレル
3. ジョアン・アルメイダ

 

Movistar Teamは3人。

1. エンリク・マス
2. イバン・ソーサ
3. エイネルアウグスト・ルビオ

 

Groupama – FDJのレニー・マルティネスがサポートカーを呼んでボトル補給。

 

集団は59秒遅れ。Team Visma | Lease a Bikeのセップ・クス、ステフェン・クライスヴァイク、シアン・エイテブルックスは集団先頭に。

 

下りでタイム差は38秒と縮小。

 

集団が16秒と迫る。

 

集団が見えてきた。

 

先頭は捕まってしまう。振り出しだ。てっきり、勝ち逃げがと思っていたのだけど。

 

先頭は50人くらいか。

 

1級山岳 コラーダ・デ・サン・イシドル　4.9km・8.8%

集団で山岳に。

 

UAE Team Emiratesが先頭だが、Movistar Teamが上がってくる。

 

Movistar Teamが先頭に。

 

タデイ・ポガチャルが2番手に。そろそろか。先頭はMovistar Teamのイバン・ソーサ。

 

一旦追いついたゲラント・トーマスがまた切れる。

 

タデイ・ポガチャルが先頭に立った。

 

少しダンシングすると、集団が縦長に。

 

あっという間に後ろがいなくなる。ミケル・ランダが粘れるか。

 

後ろが切れた。

 

もう単独だ。

 

もう後ろにライダーの姿は全く見えない。

 

エガン・ベルナルが追走からスパート。

 

タデイ・ポガチャルは、集団を55秒引き離した。

 

タデイ・ポガチャルが超級山岳をクリアー。

 

Soudal – Quick Stepのミケル・ランダが2番手でクリアー。

 

追走は下りで人数を増やしていきそうだ。

 

タデイ・ポガチャルは、残り23kmで53秒差。

 

エガン・ベルナルが下りで再加速か。51秒差で追っている。

 

エガン・ベルナルは3番手。後ろとは10秒程度しか離れていない。

 

やはり、追走の人数が増えてきた。

 

タデイ・ポガチャルは、残り17.2km。41秒差に。

 

エガン・ベルナルの前に小さくミケル・ランダが見えている。

 

凄い。エガン・ベルナルがミケル・ランダに追い付いた。

 

二人は協力して集団から逃げられるか。

 

残り13km。タデイ・ポガチャルまで54秒。

 

残り8.4km。タデイ・ポガチャルは補給をしっかりと取っている。

 

追走からMovistar Teamのエンリク・マスが単独で追ってきている。

 

残り6.2km。タデイ・ポガチャルはリードを1分9秒と広げる。

 

スプリントポイント　ベルガ

タデイ・ポガチャルがスプリントポイントを通過。

 

1級山岳 　ケラルト　6km・7.3%

エンリク・マスが4番手で最後の山岳に。

 

タデイ・ポガチャルが大歓声の中、最後の登りを上がっている。

 

ステージ優勝が迫っている。

 

追走は誰が抜け出すか。

 

残り4.1km。リードは変わらない。

 

セップ・クスは、追走集団からも切れてしまっている。

 

タデイ・ポガチャルが、残り1kmのゲートをくぐる。

 

タデイ・ポガチャルがバイクが邪魔だと怒っている。

 

タデイ・ポガチャルは、ゴールラインの手前から両手離し。

 

タデイ・ポガチャルがボルタ・ア・カタルーニャでの逃げ切り3勝目を決めた。

 

あまりにも強い。圧倒的だ。

 

明日も最後はショーを見せるのだろうか。

 

タデイ・ポガチャルは、あらんかぎりのポーズを決めてゴールした。新人賞ジャージ以外は全てタデイ・ポガチャルのものだ。

 

エガン・ベルナル事故以来、ワールドツアーレースで2位となった。エガン・ベルナルはこれで総合でも3位にジャンプアップ。明日、大きく崩れない限り、表彰台の一角を占めることになる。

 

4位にはMovistar Teamのエンリク・マスがTeam Jayco AlUlaのクリス・ハーパーの追撃をかわして入っている。

 

リザルト

タデイ・ポガチャルのコメント

今日はうまくコントロールできた。プラデル峠では、Team Visma | Lease a Bikeがイニシアチブを握った。彼らはタフな上りにしてくれた。

頂上では10人しか残っていなかった。チームメイトも2人いたので良かった。

モビスターが次の登りに挑戦したが、それは私次第だった。あとは歴史だね(笑)。

何人かの選手が最初に付いてきたけど、その後、僕はソロになった。とにかく今日は本当に頑張ったんだ。

 

2位のエガン・ベルナルのコメント

これは予想外だった。タデイ・ポガチャルが、また高いレベルを持っていることはわかっていたので、彼について行こうとはしなかった。

気分は良かったし、ミケル・ランダに追いつくことができた。その後、僕たちはうまく機能した。彼は本当に僕を助けてくれた。

カタルーニャでの最後の表彰台を目前にしましたね。

これでまた一歩前進した。でも、まだやるべきことがたくさんあるから、地に足をつけて走らなければならない。でも、この成績には満足しているし、誇りに思っている。

 

3位のミケル・ランダのコメント

再び新鮮で2015年の頃のエネルギーが戻ってきた。シーズンにとても興奮している。今日はポガチャルを追えなかった。もっと近いと思ったが、実際のところポガチャルは非常に強力で、従うのは難しい。

そこで、表彰台を獲得したいエガン・ベルナルを待つことにした。私たちは最後までお互いをよく理解していた。残りのシーズンに向けて、自信を与えてくれた。

ほぼ、初めてのレースなのでとても重要だ。これまでの仕事が良いものであることを知ることができてよかった。

 

第6ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞