MTB世界選手権エリート男子クロスカントリー。パリ五輪を目指す、マチュー・ファンデルプール、トム・ピドコック、ピーター・サガンがロード界から参戦する。
男子エリート過去の優勝者
2022: ニノ・シューター
2021: ニノ・シューター
2020: Jordan Sarrou
2019: ニノ・シューター
2018: ニノ・シューター
2017: ニノ・シューター
2016: ニノ・シューター
2015: ニノ・シューター
2014: Julien Absalon
2013: ニノ・シューター
女子は、INEOS Grenadiersのポリーヌ・フェランプレヴォがショートトラックで勝利。若いシクロクロス選手のパック・ピーテルスが挑戦する。
女子エリート過去の優勝者
2022: ポリーヌ・フェランプレヴォ
2021: イービー・リチャーズ
2020: ポリーヌ・フェランプレヴォ
2019: ポリーヌ・フェランプレヴォ
2018: ケート・コートニー
2017: Jolanda Neff
2016: Annika Langvad
2015: ポリーヌ・フェランプレヴォ
2014: Catharine Pendrel
2013: Julie Bresset
女子エリート グレントレスの森
スコットランドの首都エディンバラから車で南東に 1 時間のところにある人里離れたグレントレスの森で行われる。
ショートトラックでは、ポリーヌ・フェランプレヴォに続いたのはパック・ピーテルス。パック・ピーテルスは、欧州王者に、ワールドカップでも優勝を重ねている。
クロスカントリーではどうなるか。
優勝候補のパック・ピーテルス。ワールドカップリーダーだ。オランダ代表。少し雨が降っている。
ショートトラック優勝のポリーヌ・フェランプレヴォ。フランス代表。
さあ、スタート。
最初からポリーヌ・フェランプレヴォがトップ。それをパック・ピーテルスが追う。
2周目
ポリーヌ・フェランプレヴォ、パック・ピーテルスと続く。
ゴール地点からカメラが切り替わるとパック・ピーテルスが先頭に立っている。
後続は早くも遅れ始める。ここで、ロアナ・ルコンプトがアタックをかける。
ここで、ロアナ・ルコンプトがパック・ピーテルスを突き放した。
パック・ピーテルスは、2位グループに。
ロアナ・ルコンプトは、2位グループを引き離しにかかる。
しかし、また登りでポリーヌ・フェランプレヴォが前に。
3周目
ポリーヌ・フェランプレヴォが、同胞のロアナ・ルコンプトを引き離している。パック・ピーテルスは、完全に遅れた。
ロアナ・ルコンプトは、2位を確立している。
パック・ピーテルスは、3位のキープも危うい。
ポリーヌ・フェランプレヴォは、Pinarelloのマウンテンバイクで勝利に向かっている。
4周目
1位、2位はフランス勢が固めた。問題は3位争いとなる。
3位争いからスイスのアレッサンドラ・ケラーが抜け出すか。
まだ、登りでパック・ピーテルスが追いついてくる。3秒差。
6周目
ポリーヌ・フェランプレヴォは、すでに55秒引き離している。
パック・ピーテルスは、真後ろについてプレッシャーをかけている。あとは、アタックのタイミングか。
パック・ピーテルスが登りで仕掛ける。
3位争いは熾烈に。
銅メダル争いは抜きつ抜かれに。
7周目
1分6秒差でポリーヌ・フェランプレヴォは最終周に。
3位争いは、スイスのアレッサンドラ・ケラーが脱落。ミッター・ヴァルナーとパック・ピーテルスの戦いとなる。
あ~、パック・ピーテルスが離された。
ポリーヌ・フェランプレヴォは、独走を決めて勝利!
これで通算5度目の世界王者に。すでに視野はパリ五輪に向いている。
3位争いは、パック・ピーテルスが登りでアタック!
ミッター・ヴァルナーを引き離した。
パック・ピーテルスは銅メダルに。
リザルト
ポリーヌ・フェランプレヴォのコメント
とても厳しいレースだった。良いスタートが切れなかった。でも、自分のペースを守りたかった。フルスロットルで走るが、下り坂で回復する。
それは完璧に機能した。自分の計画を貫き通したので、とても誇りに思う。スタートがうまくいかなかった後は、考えすぎてしまうことがあるが、私はただこう考えた。今日は目標が 1 つあるので、それを達成しなければならない。
木曜日にショートトラックで世界チャンピオンに輝やきましたね。
今回のワールドカップは確かに大成功だった。先週の土曜日にここに来たときは、ラウンドしているとは感じなかった。でも今日は大丈夫だと感じた。素晴らしいとは言えないが、私は使命を持っており、フルスロットルで進み、最終結果を見たかった。
3位のパック・ピーテルスのコメント
私の目標は、最初のラウンドの後に20秒を確保し、それを積み重ねることだった。しかし、ベストを尽くして運転したが、彼らはまだ私から離れていった…そのとき私は、彼らが自爆するかもしれないと思ったが、それは起こらなかった。確かに精神的には大変でしたね。
しかし、そのようなシナリオも可能であり、それで試合が終わるわけではないことについて話し合っていた。
ブロンズは今どんな感じですか?
トラックは嘘をつきません。もし全力を尽くし、できる限りのことをやり遂げたのなら、私はまだエリートとして初めての世界選手権で銅メダルを獲得できたことに確かに満足できると思う。
来年の約束。私のシーズンも成功を収め、ヨーロッパタイトルと国内タイトルを獲得しました。私は現在、ワールドカップで4レースを残して首位に立っている。私もそれを終えることができればと思っています。
男子エリート グレントレスの森
男子エリートもコースは同じ。
なお、UCIのルール変更により、マチュー・ファンデルプール、トム・ピドコック、サガンは最後尾ではなく5列目からのスタートとなる。これには、MTBバイカーから批判が出ているけど、仕方がない。
1周目
さあ、スタート。
マチュー・ファンデルプールは、スタートから3分後、15位以内に入ってきた。
しかし、最終コーナーで派手にこけてしまった。
顔と膝から出血。
ここで落車とは~。
マチューは立ち上がれない。
マチューはリタイヤ。東京オリンピックに続いて、MTBとは縁がないのか。
トム・ピドコックは20番手くらいまで上がっている。
2周目
トム・ピドコックは、少し後ろにみえる。
5周目
4周目で3番手まで上がっていたトム・ピドコックは、ニノ・シューターに続いて2番手に。
先頭は3人に絞られた。
- ニノ・シューター スイス
- トム・ピドコック 英国
- アラン・ハザリー 南アフリカ
トム・ピドコックは、すでにサングラスを外しており、トップに立った。
6周目
ピドコック先頭で6周目に。
ピドコックが登りでリードを築き始める。
ニノ・シューターと二人の戦いとなる。
ピドコックは登りでアタック!
ピドコックはニノ・シューターを引き離した。世界王者に向かっている。
8周目
ピドコックは後続を15秒引き離している。
ピドコックが独走勝利!
5列目スタートなんて関係ない走りだった。ピドコックは2022シクロクロス世界王者。昨年のMTB世界選手権は4位だったけれど、今回は見事に優勝となった。
シクロクロスとMTBで世界チャンピオンを獲得だ。あとは、ロードだけとなる。そして、INEOS Grenadiersは、女子のポリーヌ・フェランプレヴォに続いて、男子も世界選手権を制することになった。
リザルト
トム・ピドコックのコメント
アタックしたとき、リアディレイラーが緩んでしまったんだ。チェーンが飛び続けたんだ。止まっていいのか悪いのかわからなかった。いつレースが終わってもおかしくないと思った。プレッシャーをかけたくなかったから、フルスピードで走ることはできなかった。だから最後のラップはストレスフルだった。
先頭集団に加わったのは3周目でしたね。
最初の5周はとてもハードで、前に出るのは本当に難しかった。昨年から、世界選手権はずっとレベルが高いことを知っているからね……。
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