第5ステージのクイーンステージでは、最後の超級山岳からの下りでBahrain Victoriousのジーノ・マーダーとINEOS Grenadiersのマグナス・シェフィールドが落車してしまった。
マグナス・シェフィールドは、脳震盪と打撲で自分の足で歩いて崖下からあがったけれど、ジーノマーダーは帰らぬ人となってしまった。
レムコ・エヴェネプールも言っているけど、クイーンステージで最後に下る必要があったのだろうか。表彰式の場所など大変なのはわかるけれど、選手の安全が考慮されないといけない。
ご冥福をお祈りしたします。
改定前 第6ステージ ・プント~オーバーヴィル・リエリ 215.3km
当初は、上記のようなステージが計画されていた。しかし、岩盤雪崩によりアルブラ峠(8.9キロ、標高6.8%)とランチュ峠(7.5キロ、7.5%)はカットされた。
選手はバスで移動の予定だった。
改定後 クール~オーバーヴィール=リーリ 140.9km
最後のゴールが登っているのは変わりないので、ゴール勝負となりそうだ。しかし、これもなくなった。
- 3級山岳 Kerenzerbergstrasse 5.9km・4.5%
- スプリントポイント Menzingen
- スプリントポイント Menzingen
- スプリントポイント Türlen
- 3級山岳 Islisberg 1.4km・8.3%
スタート前
第6ステージスタート時の4賞ジャージ着用者は
- 総合 マティアス・スケルモースイェンセン Trek-Segafredo
- ポイント賞 ワウト・ファンアールト Jumbo-Visma
- 山岳賞 パスカル・エーンクホーン Lotto-Dstny
- 新人賞 フェリックス・ガル AG2R Citroën Team
レースは無効に
ジーノ・マーダーの悲報を受けて、レースは無効化に。
ライダーはバスに乗り、残り30kmを追悼走行することに。
最初はAlpecin-Deceuninckのスイス人。シルヴァン・ディリエが先頭に。
Bahrain Victoriousが前に。
Bahrain Victoriousのメンバー先頭でゴールへ。
続いてプロトンも。
あまりにも悲しいゴールだ。
Bahrain Victoriousのメンバーは一人一人、天に指さしてゴール。
ゴール後に泣き崩れるヨハン・プリースパイタースンをカスパー・アスグリーンが慰める。
その後、多くのライダーが集まる光景が。
このツール・ド・スイスは続けられるのだろうか。ただ、ジーノ・マーダー本人は続けて欲しいと思うだろう。
ジーノ・マーダーは、川床に横たわっており、すでに脈はなかったそうだ。25分の心肺蘇生により生き返った。州立病院で外傷を治療したが、午前11時30分になくなっている。
26歳というあまりにも短い人生。地元スイスであまりにも悲しい出来事だ。改めてご冥福をお祈りしたい。
リザルト
リザルトは第5ステージのまま
第6ステージリザルト
総合
ポイント賞
山岳賞
新人賞
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