2024 ティレーノ〜アドリアティコ第6ステージ クイーンステージでヨナス・ヴィンゲゴー!

前日の第5ステージで、29kmの独走劇を見事に決めたヨナス・ヴィンゲゴー。

このクイーンステージの注目も、ヨナス・ヴィンゲゴーのアタックに誰がついていけるのかという点に絞られそうだ。

最後の発射台は、またしても、ベン・トゥレットとなるか?

 

第6ステージ サッソフェラート～カリ180km

 

クイーンステージでは、サッソフェラートからモンテ・ペトラーノの頂上まで、10kmを平均勾配8%で登る。

ただ、決戦の場に至るまでもアップダウンが繰り返される。平坦は全くないのだ。

 

1. 山岳ポイント　ラ・フォルケッタ 7.2km・4.5%
2. スプリントポイント　Pian di Trebbio
3. 山岳ポイント 　モリナ　2.4 km・8.6%
4. 超級山岳　モンテ・ペトラノ 　10km・8%

 

スタート前

ヨナス・ヴィンゲゴーは、さらにダメ押しをするのか。

 

BORA – hansgroheのジェイ・ヒンドレーは総合3位。2022ジロ・デ・イタリア王者はヨナス・ヴィンゲゴーに対抗できるのか。

 

第6ステージのスタート時の4賞着用選手は

• 総合　ヨナス・ヴィンゲゴー　Team Visma | Lease a Bike
• ポイント賞　ジョナサン・ミラン　Bahrain Victorious
• 山岳賞　アイザック・デルトロ　UAE Team Emirates
• 新人賞　フアン・アユソー　UAE Team Emirates

なお、第5ステージで、Astana Qazaqstan Teamのマーク・カヴェンディシュとミケル・モルコフは、32分遅れでゴールしてタイムオーバーとなっている。

さらにスタートしないライダーは

•  ダミアン・ホーゾン (Q36.5 Pro Cycling Team)
•  ロマン・バルデ (Team dsm-firmenich PostNL)
•  スチュワート・キャンベル (Team Jayco AlUla)
•  マッテオ・ファッブロ (Team Polti Kometa)
•  フィリッポ・フィオレッリ (VF Group – Bardiani CSF – Faizanè)

ロマン・バルデは、落車により脳震盪の症状がある。

 

ニュートラルスタート。

 

オフィシャルスタート。

 

残り72kmで大きな落車が。

•  ヨルディ・ワルロップ (Soudal – Quick Step)
•  マグナス・コルトニールセン (Uno-X Mobility)
•  ファウスト・マスナダ (Soudal – Quick Step)
•  マックス・プール (Team dsm-firmenich PostNL)

 

もっともダメージをうけたマックス・ブールは救急車で病院に直行。

 

9人の逃げ

ベン・ヒーリーのアタックにジュリアン・アラフリップが合流。さらに人数が増えた。

1. アクセル・ザングレ (Cofidis)
2. ナンズ・ピーターズ　Decathlon AG2R La Mondiale Team
3. リチャル・カラパス (EF Education – EasyPost)
4. ベン・ヒーリー　EF Education-EasyPost
5. ミハウ・クフィアトコフスキ (INEOS Grenadiers)
6. イバン・ガルシア (Movistar Team)
7. ジュリアン・アラフリップ　Soudal – Quick Step
   
8. アンドレアス・レックネスン (Uno-X Mobility)
9.  ニキアス・アルント (Bahrain – Victorious)

 

山岳ポイント　ラ・フォルケッタ 7.2km・4.5%

ポイント獲得順位は

1. ベン・ヒーリー　EF Education-EasyPost　5ポイント
2.  リチャル・カラパス (EF Education – EasyPost)　3ポイント
3.  アンドレアス・レックネスン (Uno-X Mobility)　2ポイント
4.  ニキアス・アルント (Bahrain – Victorious)　1ポイント

 

残り75.5kmで2分26秒差に。

 

集団はTeam Visma | Lease a Bikeが引く。

 

残り64.8kmで、ベン・ヒーリーが先頭から少し抜けている。

 

ベン・ヒーリーは戻り、ジュリアン・アラフリップが先頭を引く。

 

リチャル・カラパスも逃げに入っている。豪華メンバーだ。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、チームに守られている。

 

ベン・ヒーリーの引きが速すぎて、先頭が割れている。

 

残り55.5km。1分33秒差に。

 

とにかく登りは、ベン・ヒーリーの引きが速い。ジュリアン・アラフリップは、上りで切れている。

 

 INEOS Grenadiersのミハウ・クフィアトコフスキも切れてしまう。

 

Decathlon AG2R La Mondiale Teamのナンズ・ピーターズも切れた。

 

スプリントポイント　Pian di Trebbio

先頭は4人に。

1. リチャル・カラパス (EF Education – EasyPost)
2. ベン・ヒーリー　EF Education-EasyPost
3. イバン・ガルシア　Movistar Team
4. アンドレアス・レックネスン　Uno-X Mobility

 

ベン・ヒーリーが先頭で通過。

1. ベン・ヒーリー　EF Education-EasyPost　5ポイント・3秒
2. リチャル・カラパス (EF Education – EasyPost)　3ポイント・2秒
3. イバン・ガルシア　Movistar Team　2ポイント・1秒
4. アンドレアス・レックネスン　Uno-X Mobility　1ポイント

 

ベン・ヒーリーが下りで少し遅れている。

 

山岳ポイント 　モリナ　2.4 km・8.6%

先頭は次の山岳へ。

 

UAE Team Emiratesのフアン・アユソーがバイク交換。

 

フアン・アユソーが必死で集団に戻っている。

 

先頭からベン・ヒーリーが切れた。

 

フアン・アユソーは、アレッサンドロ・コーヴィのアシストされた集団復帰。

 

先頭は二人に。

1. リチャル・カラパス (EF Education – EasyPost)　
2. アンドレアス・レックネスン　Uno-X Mobility

 

残り25kmのゲートを集団がくぐる。ヨナス・ヴィンゲゴーもしっかりと前にいる。

 

ベン・ヒーリーとイバン・イバン・ガルシアは切れている。

 

ベン・ヒーリーは、もう足を止めている。

 

 

ベン・ヒーリーとイバン・ガルシアが残り16.6kmで集団にキャッチされる。

 

残り14.7kmで1分52秒差に。

 

集団先頭は、Team Visma | Lease a Bikeのアッティラ・ヴァルテル。

 

残り11.9kmで1分52秒のタイム差。これは微妙。上りを頑張れば逃げ切れるか。

 

ベン・ヒーリーは、集団の最後尾に。

 

残り10.4kmに。

 

超級山岳　モンテ・ペトラノ 　10km・8%

1分19秒差で上り始める。

 

残り10kmゲートをくぐる。

 

残り9.7kmでリチャル・カラパスがアタック!

 

集団はDecathlon AG2R La Mondiale Teamが引く。

 

残り9.5km。BORA – hansgroheのダニエル・マルティネスが先頭に。

 

リチャル・カラパスは残り9.7km。

 

アンドレアス・レックネスンは追いつけない。

 

残り9km。ダニエル・マルティネスが集団を絞っていく。

 

残り8.3km。リチャル・カラパスとは47秒差に。

 

リチャル・カラパスとは、11秒となった。

 

残り6.6kmでレーナード・ケムナが外れた瞬間にジェイ・ヒンドレーがアタック!

 

ジェイ・ヒンドレーにヨナス・ヴィンゲゴーとフアン・アユソーが反応。

 

リチャル・カラパスが、追いつかれた。

 

リチャル・カラパスの粘りもここまでだ。

 

ジェイ・ヒンドレーが先頭を引く。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが後ろを確認。

 

ここでヨナス・ヴィンゲゴーがアタックだ。

 

フアン・アユソーとジェイ・ヒンドレーが反応する。

 

フアン・アユソーが後ろをみた。もう離れている。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーが飛びたってしまった!

 

その差は、みるみるうちに広がる。

 

こちらは第2グループ。

 

残り3km。ヨナス・ヴィンゲゴーは29秒差をつけた。

 

第2グループは56秒差。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーはステージ連勝が見えてきた。

 

なんと、マシントラブルで遅れていたUAE Team Emiratesのアイザック・デルトロがアタック。

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、残り1kmのゲートをくぐる。

 

ジェイ・ヒンドレーとアイザック・デルトロの決着もついていない。

 

アイザック・デルトロから、フアン・アユソーが見えてきた。スプリントは強いは、上りも速い。なんという新人なのか。

 

 

ヨナス・ヴィンゲゴーは、またも単独でゴールに。

 

いつものポーズでゴールを越える。

 

強い。ツール・ド・フランス連覇の男は、すでに絶好調だ。

 

2位には、フアン・アユソー。3位はジェイ・ヒンドレー。4位にはアイザック・デルトロが入っている。

 

リザルト

ヨナス・ヴィンゲゴーのコメント

チームは今日も1日中トップを走り続けた。僕自身にとっても、また優勝できてうれしい。ステージ2勝で、今週は完璧だ。明日の最終ステージでリーダージャージをキープしなければならない。

最後の上りの麓でペースを握ったのは、Team Visma | Lease a BikeではなくBORA – hansgroheでしたね。その後、ジャイ・ヒンドレーがボールを開けた。

彼らはハイテンポで走った。あの瞬間、私たちはこう思った。攻めるなら、ハイペースであるに越したことはない。それからヒンドリーが何度か行った。

あるとき、自分でアタックすることに決めたんだ。そこからはフィニッシュまでのタイムトライアルだった。

 

2位のフアン・アユソーのコメント

彼が去ったとき、私は彼のハンドルに留まろうとした。しかし、誰もが分かるように、再び空気を吸うためには完全に我慢しなければならなかった。爆発してしまったが、挑戦してステージ優勝を目指したので良かったと思う。

無理だったけど、昨日よりは良くなった。私は正しい道を進んでいる。

引き続きユース部門のリーダーであり、ステージ2位のおかげでジョナサン・ミランからポイントジャージも引き継ぎました。ジェイ・ヒンドリーをスプリントで破った時、知っていましたか？

正直に言って、いいえ。しかし、ここで世界最高のライダーの一人に次ぐ2位になることは、ゴールまで常に戦いたいものだ。

だからこそ、いつものように全力を尽くした。ポイントジャージを手に入れられたのは嬉しいが、明日はスプリンターにとってはまた別のステージとなるだろう。ミランはまだ近いので、おそらくこのジャージを私から奪うことになるだろう。

 

第6ステージ　リザルト

総合

ポイント賞

山岳賞

新人賞