2023 ツール・ド・ランカウェイ第3ステージ　山岳ステージでトップとなったのは?

ランカウェイは3日目で山岳ステージを迎える。

ゲンティンハイランドのように登りゴールではないけれど、前半には長い1級山岳が待っている。しかし、勾配はそれほどでもないので、欧州のスプリンターは越えてくるかもしれない。

そろそろアジア勢の活躍もみたいところだけどどうだろうか?

 

第3ステージ  ジェリ～バリン 183.1km

 

ジェリでのスタート直後、同じ名前の登り坂を上る。合計28kmの登りを、14kmずつ2つのステップでカバーする必要がある。

 最初の14kmは平均3.5%、その後の 14kmは平均2.6% であるため、それほど急な坂ではない。

それよりも、次のスリ・バンディング（8.1km4.2%）は厳しいものとなるだろう。難しいスタートの後、フィナーレはそれほど厳しいものではない。

スプリンターが戻ってこれるだろうか。

 

1. スプリントポイント　ジョリ
2. 2級山岳　ジョリ　14.1km・3.5%
3. 1級山岳　Puncak Titiwangsa 　14.1km・2.6%
4. スプリントポイント　Tasik Temenggor
5. 2級山岳　スリ・バンディング　8.1km・4.2%
6. 3級山岳　スンガイ・ルイ　2.3km・6.2%

 

スタート前

スタート前には、民族舞踊の踊りがライダーの前で披露されていた。

 

オフィシャルスタートからライダーが飛び出す。

 

4人が抜け出した。

1.  CURRIE Logan (Bolton Equities Black Spoke)
2.  GANI Abdul (Nusantara Cycling Team)
3.  MOHD SHUKRI Muhammad Shaiful Adlan (Malaysia)
4.  AZMAN Muhamad Zawawi (Malaysia)

 

スプリントポイント　ジョリ

先頭がスプリントポイントを通過。

1. AZMAN Muhamad Zawawi (Malaysia)　3ポイント・3秒
2. CURRIE Logan (Bolton Equities Black Spoke)　2ポイント・2秒
3.  MOHD SHUKRI Muhammad Shaiful Adlan (Malaysia)　1ポイント・1秒 

 

集団は欧州勢が動きだす。タイム差は1分19秒。先頭はいつの間にか捕まっていた。

 

2級山岳　ジョリ　14.1km・3.5%

登りで9名がぬけだした。

 

20秒のタイム差をつけている。

 

EF Education-EasyPostのサイモン・カーの入った先頭集団は2分12秒のタイム差を稼ぎだす。

 

1級山岳　Puncak Titiwangsa 　14.1km・2.6%

Tudor Pro Cycling Teamからは、Trek-Segafredoで走っていたシモン・ペローが乗っている。

 

1級山岳頂上はシモン・ペローがトップ通過。

1. シモン・ペロー　Tudor Pro Cycling Team　5ポイント
2. パブロ・カステライーリョ　Equipo Kern Pharma　3ポイント
3. ルカ・コヴィリ　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　2ポイント
4. マッテオ・スカルコ　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　1ポイント

 

残り133km。タイム差は2分10秒に。下りなので集団有利か。

 

スプリントポイント　Tasik Temenggor

スプリントポイント獲得順位。

1. ジョアン・ボウ　Euskaltel – Euskadi　3ポイント・3秒
2. サイモン・カー　EF Education-EasyPost　2ポイント・2秒
3. パブロ・カステライーリョ　Equipo Kern Pharma　1ポイント・1秒

 

2級山岳　スリ・バンディング　8.1km・4.2%

先頭は1分50秒差。少し雨が降ってきている。

 

シモン・ペローが後方から勢いをつけて猛ダッシュで山岳ポイントゲット。これでシモン・ペローが山岳賞トップに。

1. シモン・ペロー　Tudor Pro Cycling Team　5ポイント
2. ルカ・コヴィリ　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　3ポイント
3. マッテオ・スカルコ　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　2ポイント
4. Adne van Engelen(Roojai Online Insurance)　1ポイント

 

残り86km。タイム差は1分40秒。アーヴィッド・デクレインは、スプリントに参加出来そうかな。

 

残り68km。また、大雨に。スコールか。

 

残り54kmで1分25秒差。雨は止んでいる。

 

集団は、ニュージーランドのプロチーム、Bolton Equities Black SpokeとAstana Qazaqstan Team が引いている。

 

3級山岳　スンガイ・ルイ　2.3km・6.2%

先頭は最後の山岳に。先頭は4人となっている。

1. サイモン・カー　EF Education-EasyPost
2. シモン・ペロー　Tudor Pro Cycling Team
3. ポール・ダブル　Human Powered Health　
4. ルカ・コヴィリ　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　

 

ここはサイモン・カーがトップ通過。

1. サイモン・カー　EF Education-EasyPost　3ポイント
2. ポール・ダブル　Human Powered Health　2ポイント
3. ルカ・コヴィリ　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　1ポイント

 

下りで2人追いついてきた。残り25kmでタイム差1分6秒。

1. サイモン・カー　EF Education-EasyPost
2. シモン・ペロー　Tudor Pro Cycling Team
3. ポール・ダブル　Human Powered Health　
4. ルカ・コヴィリ　Green Project-Bardiani CSF-Faizanè　
5. ジョアン・ボウ　Euskaltel – Euskadi
6. パブロ・カステライーリョ　Equipo Kern Pharma　

 

残り16kmで1分7秒差。もう少しタイム差が欲しいところ。

 

残り11kmで38秒差に。集団はTeam CorratecとBolton Equities Black Spokeが引いている。

 

Team CorratecSelle Italiaの引きは強烈で残り10kmで22秒まで詰めてきた。これは捕まえそうだ。

 

残り9kmで後ろに集団が迫ってくる。

 

残り8kmで捕まってしまった。

 

3人ほどが前に出るが、集団は逃がさない。

 

残り5km。集団は後ろだ。

 

残り4km。逃げれる距離ではない。

 

残り3km。Green Project-Bardiani CSF-Faizanèが先頭を固める。

 

残り1km。

 

残り500m。Human Powered Health、Green Project-Bardiani CSF-Faizanèが先頭。

 

残り400m。EF Education-EasyPostのミケル・ヴァルグレンが一人で先頭を引いている。誰のためだ?

 

残り300mでGreen Project-Bardiani CSF-Faizanèが再びトップに。

 

残り200mを切って、Green Project-Bardiani CSF-Faizanèのロレンツォ・コンフォルティのリードアウトから、エンリコ・ザノンチェッロが発射。

 

残り100mでBolton Equities Black Spokeのジョージ・ジャクソンとエンリコ・ザノンチェッロの一騎打ちに。

 

ジョージ・ジャクソンがわずかに前にでたか。

 

ジョージ・ジャクソンがエンリコ・ザノンチェッロを破った!

 

ジョージ・ジャクソンはうまく、エンリコ・ザノンチェッロの後ろからリードアウト代わりにしてスプリントをしていた。

ジョージ・ジャクソンは、これで今シーズンの4勝目となった。ただ、総合はステージ2位となったエンリコ・ザノンチェッロが同タイムだけどトップに立っている。なんでだろう。

 

リザルト

ジョージ・ジャクソンのコメント

今日の勝利にはかなり満足している。厳しいレースだったが、選手たちは一日中リーダーを追いかける素晴らしい仕事をした。

残り300mに向けて、マット・ボストックが私をリードし、最終コーナーで4位になり、ラインまで全力疾走した。

 

第3ステージリザルト

総合

ステージ2位と総合トップとなったエンリコ・ザノンチェッロのコメント

今日は勝利を狙っていたが、最終的にはジョージの方が優れたライダーだった。がっかりしているし、今日のジャージは私にとって慰めだ。

ポイント賞

山岳賞