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2023 レニューイ・ツアー第5ステージ 選手のストライキ勃発!

海外情報
Photo credit: sodele on VisualHunt
この記事は約18分で読めます。

レニューイ・ツアーも最終日。

最終日は、周回コースの中に登りはあるけれど、スプリントで決着がつきそうだ。総合リーダーは、UAE Team Emiratesのティム・ウェレンス。

総合2位のフロリアン・フェルメルシュ(Lotto-Dstny)、イヴ・ランパールト(Soudal – Quick Step)までは23秒。

アクシデントがなければ、総合は決まりだろう。そうなると注目はゴール勝者となる。果たして誰が、最後のゴールをおとしいれるか。

 

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第5ステージ    リームスト~ビルゼン 187.3km

コースマップ photo renewitour

 

最終ステージに坂は4箇所だけど、数回登らないといけない。ケイバーグ (0.4 km・6.4%) は 4 回メニューにあり、この日の最後の坂でもある。

ゴールまでは4km。数十人でのゴール勝負となりそうだ。

 

コースプロフィール Image credit: renewitour

 

  1. 山岳ポイント コート・ド・ハレンバイ 1km・5%
  2. 山岳ポイント コート・ド・ウォンク  0.6km・7.4%
  3. 山岳ポイント ケイバーグ  0.4km・6.4%
  4. スプリントポイント 
  5. 山岳ポイント スリンガーベルク  0.6km・7.3%
  6. 山岳ポイント コート・ド・ハレンバイ  1km・5%
  7. 山岳ポイント コート・ド・ウォンク  0.6km・7.4%
  8. 山岳ポイント ケイバーグ  0.4km・6.4%
  9. スプリントポイント 
  10. 山岳ポイント スリンガーベルク  0.6km・7.3%
  11. 山岳ポイント コート・ド・ハレンバイ  1km・5%
  12. 山岳ポイント コート・ド・ウォンク  0.6km・7.4%
  13. 山岳ポイント ケイバーグ  0.4km・6.4%
  14. Green KM
  15. 山岳ポイント スリンガーベルク  0.6km・7.3%
  16. 山岳ポイント ケイバーグ  0.4km・6.4%

 

スタート前

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

ジャスパー・フィリップセンをアシストするメンバーは、落車により3人しかいない。残っているのは

  • セーアン・クラーウアナスン
  • センヌ・レイセン
  • ジョナス・リカールト
  • ジャスパー・フィリップセン

 

Intermarché – Circus – Wantyのマイク・テウニッセンは、最後のゴールをまたも落とすか。

 

Lotto-Dstnyのアルノー・デリーは、是非勝利が欲しいところだ。

 

さあ、ニュートラルスタート。

 

9人の逃げ

残り174kmから9人の逃げが完成

  1.  センヌ・レイセン (Alpecin-Deceuninck)
  2.  ニコロ・ブラッティ (Bahrain – Victorious)
  3.  ドゥシャン・ラヨヴィッチ (Bahrain – Victorious)
  4.  キャメロン・ワーフ (INEOS Grenadiers)
  5.  ルーク・プラップ (INEOS Grenadiers)
  6.  アンドレイ・アマドール (EF Education-EasyPost)
  7.  オリヴィエ・ルガック (Groupama – FDJ)
  8.  デレク・ジー (Israel – Premier Tech)
  9.  カール・パトリック (Bingoal WB)

 

ストライキ勃発

あっとライダーがストライキに。

選手たちは、コースが危険すぎると判断し、抗議するためにフィニッシュラインに立ち止まった。

 

リーダーのティム・ウェレンスも抗議をする。

 

ようやく再スタート。結論は、タイムはフィニッシュから5.1km地点で計測されることになった。ゴールのボーナスタイムもない。ゴールに至る道がかなり狭いため、危険を避けたいとライダーが考えたようだ。

ステージ優勝を目指すことになる。

 

先頭9人は、残り83.9kmで4分11秒差に。

 

山岳ポイント コート・ド・ハレンバイ  1km・5%

.

残り66.1kmで3分27秒差に。

 

残り59.8km。集団はUAE Team EmiratesとLotto-Dstnyが引いている。

 

ジャスパー・フィリップセンは、AG2R Citroën Teamのグレッグ・ファンアーベルマートと話しながら走っている。

 

先頭集団には国内チャンピオンが多数。

  •  ドゥシャン・ラヨヴィッチ (Bahrain – Victorious) セルビア
  •  ルーク・プラップ (INEOS Grenadiers) オーストラリア
  •   カール・パトリック (Bingoal WB) エストニア
  • デレク・ジー (Israel – Premier Tech) カナダTT王者

 

山岳ポイント コート・ド・ウォンク  0.6km・7.4%

先頭は登りに。

 

山岳ポイント ケイバーグ  0.4km・6.4%

本当にかなり道端は狭い。これを集団で走ろうと思ったら、登りまでの位置取り争いは大変なことになる。

 

でた。またもジャスパー・フィリップセンが集団先頭で攻撃。

 

ジャスパー・フィリップセンは攻撃を止めない。

 

ジャスパー・フィリップセンの攻撃にBahrain Victoriousのジョナサン・ミランが切れてしまう。作戦成功だ。

 

登りは本当に狭い。

 

Alpecin-Deceuninckのジョナス・リカールトがパンク。ジャスパー・フィリップセンのリードアウトに間に合うか。

 

残り1周

37秒差で集団が残り1周に。

 

Alpecin-Deceuninckのセーアン・クラーウアナスンが集団を引きのばす。リーダーのティム・ウェレンスはしっかりと前にいる。

 

セーアン・クラーウアナスンは、集団ちぎってしまう勢いだ。

 

先頭を走るINEOS Grenadiersのキャメロン・ワーフは40歳。トライアスロンと掛け持ちだ。

 

ジャスパー・フィリップセンがセーアン・クラーウアナスンの勢いを引き継ぐ。チームの人数が少ないので自力でスプリント勝利を狙っている。

 

12秒差となって集団が見えてくる。ただ、集団の人数も絞られている。

 

先頭からGroupama – FDJのオリヴィエ・ルガックが前に。

 

残り29.5kmで先頭が捕まった。

 

先頭集団には、ジャスパー・フィリップセン、アルノー・デリーがいる。後続の集団にはオラフ・コーイとティム・メルリエ。

 

先頭にいるアルノー・デリーはジャスパー・フィリップセンとスプリント対決となるか。チームメイトは先頭に3人いる。

 

残り25.3km。後続と12秒差。

 

残り24.7kmで13秒差。

 

凄い。先頭は残り17.7kmで38秒まで開くことに成功。

 

先頭から二人が攻撃。これはマテイ・モホリッチをマッテオ・トレンティンがマークしている。

 

マテイ・モホリッチは単独となったが、これは無理だろう。

 

マテイ・モホリッチは捕まった。

 

先頭は16人。Lotto-Dstnyのジャンニ・フェルメルシュが先頭を引く。

 

AG2R Citroën Teamからはスタン・デウルフのみが先頭に。

 

UAE Team Emiratesは、ティム・ウェレンス、マッテオ・トレンティン、マルク・ヒルシと3人乗っている。

 

Intermarché – Circus – Wantyからは、マイク・テウニッセンとアルネ・マリット。

 

残り6.9km。集団が12秒まで近づいてきた。追いつかれると集団スプリントだ。

 

これは捕まりそう。

 

山岳ポイント ケイバーグ  0.4km・6.4%

集団が追いついた。

 

ティム・ウェレンスは先頭から降りて行く。すでに、ここで総合タイムは決定しており前で無理をして走ることはない。

 

先頭はSoudal – Quick Stepのフロリアン・セネシャル。

 

残り2.7kmでセーアン・クラーウアナスンがアタック!

 

セーアン・クラーウアナスンは、捕まってもそのまま先頭を引く。

 

残り1.3km。セーアン・クラーウアナスン先頭。

 

ゴール前では、Lidl-Trekのジャスバー・ストゥイヴェンが先頭に。

 

ジャスバー・ストゥイヴェンがはずれて、再びセーアン・クラーウアナスンが先頭に立つ。

 

セーアン・クラーウアナスンが先頭でスプリント開始。

 

セーアン・クラーウアナスンをマテイ・モホリッチとマッテオ・トレンティンが抜いた。さらにマテイ・モホリッチがマッテオ・トレンティンをまくる。

 

マテイ・モホリッチがスプリンターのマッテオ・トレンティンを抜いた。

 

マテイ・モホリッチが最終ステージの勝利を飾った!

マテイ・モホリッチは、今シーズンの5勝目。好調さを保っている。

 

ティム・ウェレンスは、ルール変更により安全にゴール。ティム・ウェレンスは、今シーズンの2勝目となった。

ロンド・ファン・フラーデレンで鎖骨骨折したためにツール出場も逃してしまい不本意なシーズンだった。だが、これで納得ではないだろうか。

 

表彰式では引退するグレッグ・ファンアーベルマートに似顔絵が送られていた。

 

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リザルト

マテイ・モホリッチのコメント(チーム公式サイトより)

現時点ではとても良い気分だ。私の状態は最高潮に達している。今はバイクに乗ることを楽しんでいて、入ったすべてのステージを最大限に活用しようと努めている。

今日のことにはとても満足している。 非常に複雑なフィニッシュだったので、ライダーたちはフィニッシュを争う際にクラッシュのリスクを負いたくなかった。これは難しい決断だった。

私たちは組織を尊重する必要がある。コースがどうなるかは何か月前から分かっていたので、この決定はレース中ではなくレース前に下すべきだった。

今日、プロトンは声明を発表したいと考えていた。このようなことをしたのは主催者には申し訳なく思ったし、主催者にとって不公平だったのかもしれないが、何かをする時期が来たと感じている。

おそらく私たちは、UCI とルール作成者に対し、特定のステージ レースで何が許容され、何が許容されないかについてより正確にするよう促すことができるかもしれない。

なぜなら、この規模のプロトンにとって、それは理想的ではなかったからだ。 また、自分の都合に合わせて偏見を持っている可能性があるので、客観的になるのは難しいかもしれないが、ルールはもっと明確にする必要があると思う。

そして何よりもまず、これらのことはレース当日ではなく、事前に決定する必要がある。

私は残り17kmでギャップを作り、自分の力でGCを目指して戦おうとした。しかし、逆風が強すぎたし、UAEは断然最強のチームを持っていたので、チームを立て直すことができた。

その後は再び集中して回復に努め、ステージ優勝を目指して全力を尽くしたが、それをやり遂げることができてとても嬉しい。

チームとして、私たちは最初からこのステージを予定していた。GC でアドバンテージを活かせる日になるかもしれないことは分かっていたが、残念ながら最終的にはタイムボーナスは得られなかった。

チーム全員の素晴らしい努力だった。私がアタックしようとしたものの、違いを生むことができなかったとき、最後の登りで素晴らしいリードアウトをしてくれた。総合優勝にふさわしいティム・ウェレンスにおめでとう。

ラインが最終コーナーからかなり離れていると分かっていたので遅くまで待った。私は完全に膝をついていたので、コースの性質上、後ろの人たちも同じだろうと思っていた。

常に難しいものだった。ステージを争うためには最初の 3 つのポジションにいる必要があるが、適切な瞬間を待つ必要がある。今日はスピードというよりも、勢いとタイミングが重要だった。 少し幸運だったが、このパフォーマンスをとても誇りに思う。

第5ステージリザルト

Rnk Rider Team UCI Time
1
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 50 4:07:00
2
 TRENTIN Matteo
UAE Team Emirates 30 ,,
3
 KRAGH ANDERSEN Søren
Alpecin-Deceuninck 25 ,,
4
 DE BUYST Jasper
Lotto Dstny 20 ,,
5
 DE LIE Arnaud
Lotto Dstny 15 ,,
6
 STUYVEN Jasper
Lidl – Trek 10 ,,
7
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Deceuninck 8 ,,
8
 TEUNISSEN Mike
Intermarché – Circus – Wanty 6 ,,
9
 ZINGLE Axel
Cofidis 3 ,,
10
 LAMPAERT Yves
Soudal – Quick Step 1 ,,
11
 SÉNÉCHAL Florian
Soudal – Quick Step   ,,
12
 DEWULF Stan
AG2R Citroën Team   ,,
13
 MARIT Arne
Intermarché – Circus – Wanty   ,,
14
 EEKHOFF Nils
Team dsm – firmenich   0:07
15
 LOUVEL Matis
Team Arkéa Samsic   ,,
16
 DELETTRE Alexandre
Cofidis   ,,
17
 VAN ASBROECK Tom
Israel – Premier Tech   ,,
18
 KANTER Max
Movistar Team   ,,
19
 STEWART Jake
Groupama – FDJ   ,,
20
 VAN AVERMAET Greg
AG2R Citroën Team   ,,
21
 GROENEWEGEN Dylan
Team Jayco AlUla   ,,
22
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe   ,,
23
 BJERG Mikkel
UAE Team Emirates   ,,
24
 DOULL Owain
EF Education-EasyPost   ,,
25
 PASQUALON Andrea
Bahrain – Victorious   ,,
26
 AMADOR Andrey
EF Education-EasyPost   ,,
27
 VERMEERSCH Florian
Lotto Dstny   0:00
28
 MERLIER Tim
Soudal – Quick Step   0:07
29
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma   ,,
30
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates   0:00

総合

総合優勝のティム・ウェレンスのコメント

今はツアー・オブ・広西に集中している。アルデンヌのステージがなければ非常に難しいものになるだろうとは分かっていた。だが、タイムトライアルに集中したので、ヘラールツベルゲンではとても良い一日を過ごすことができた。

2つのステージが非常に重要になることは分かっていた。そこではとても良かった。

決勝が狭すぎて危険すぎると感じた選手たちのストライキについては?

解決策を見つけるために立ち止まったが、それは良い選択だった。話し合いをしたが全員が同意したわけではない。しかし、全員の意見を一致させるのは難しいことでもある。しかし、私たちは良い選択をした。

Rnk Rider Team UCI Time
1
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 50 4:07:00
2
 TRENTIN Matteo
UAE Team Emirates 30 ,,
3
 KRAGH ANDERSEN Søren
Alpecin-Deceuninck 25 ,,
4
 DE BUYST Jasper
Lotto Dstny 20 ,,
5
 DE LIE Arnaud
Lotto Dstny 15 ,,
6
 STUYVEN Jasper
Lidl – Trek 10 ,,
7
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Deceuninck 8 ,,
8
 TEUNISSEN Mike
Intermarché – Circus – Wanty 6 ,,
9
 ZINGLE Axel
Cofidis 3 ,,
10
 LAMPAERT Yves
Soudal – Quick Step 1 ,,
11
 SÉNÉCHAL Florian
Soudal – Quick Step   ,,
12
 DEWULF Stan
AG2R Citroën Team   ,,
13
 MARIT Arne
Intermarché – Circus – Wanty   ,,
14
 EEKHOFF Nils
Team dsm – firmenich   0:07
15
 LOUVEL Matis
Team Arkéa Samsic   ,,
16
 DELETTRE Alexandre
Cofidis   ,,
17
 VAN ASBROECK Tom
Israel – Premier Tech   ,,
18
 KANTER Max
Movistar Team   ,,
19
 STEWART Jake
Groupama – FDJ   ,,
20
 VAN AVERMAET Greg
AG2R Citroën Team   ,,
21
 GROENEWEGEN Dylan
Team Jayco AlUla   ,,
22
 ALEOTTI Giovanni
BORA – hansgrohe   ,,
23
 BJERG Mikkel
UAE Team Emirates   ,,
24
 DOULL Owain
EF Education-EasyPost   ,,
25
 PASQUALON Andrea
Bahrain – Victorious   ,,
26
 AMADOR Andrey
EF Education-EasyPost   ,,
27
 VERMEERSCH Florian
Lotto Dstny   0:00
28
 MERLIER Tim
Soudal – Quick Step   0:07
29
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma   ,,
30
 HIRSCHI Marc
UAE Team Emirates   0:00

ポイント賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Points
1 1
 DE LIE Arnaud
Lotto Dstny 70
2 2
 PHILIPSEN Jasper
Alpecin-Deceuninck 65
3 13 ▲10
 MOHORIČ Matej
Bahrain – Victorious 52
4 3 ▼1
 WELLENS Tim
UAE Team Emirates 50
5 4 ▼1
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma 47
6 5 ▼1
 MERLIER Tim
Soudal – Quick Step 44
7 6 ▼1
 LAMPAERT Yves
Soudal – Quick Step 43
8 8
 TEUNISSEN Mike
Intermarché – Circus – Wanty 42
9 19 ▲10
 TRENTIN Matteo
UAE Team Emirates 40
10 16 ▲6
 STUYVEN Jasper
Lidl – Trek 34

新人賞

Rnk Prev ▼▲ Rider Team Time
1 1
 DE LIE Arnaud
Lotto Dstny 15:52:56
2 4 ▲2
 BURATTI Nicolò
Bahrain – Victorious 5:41
3 5 ▲2
 DE POOTER Dries
Intermarché – Circus – Wanty 5:42
4 3 ▼1
 NYS Thibau
Lidl – Trek 6:47
5 7 ▲2
 KOOIJ Olav
Jumbo-Visma 9:34
6 8 ▲2
 VAN UDEN Casper
Team dsm – firmenich 9:36
7 9 ▲2
 TULETT Ben
INEOS Grenadiers 11:28
8 11 ▲3
 WANDAHL Frederik
BORA – hansgrohe 12:10
9 12 ▲3
 PITHIE Laurence
Groupama – FDJ 12:42
10 10
 FRETIN Milan
Team Flanders – Baloise 15:54
こちらはハイライト動画

 

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