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2023-2024 X²Oバドカマートロフェー第1戦コッペンベルグ 泥のコッペンベルグクロスを制したのは?

海外情報
Photo credit: Andy Waterman on Visualhunt
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シクロクロス3大シリーズの一つである X²Oバドカマートロフェー第1戦は、ベルギーのコッペンベルグで開幕。

コッペンベルグと言えば、ロンド・ファン・フラーンデレンなどロードレースで勝負を分けることの多い石畳の登り坂。

このコッベンベルグの石畳の登りがコースの中に取り入れられていることから、最大の勝負所となるレイアウトとなっている。

 

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第1戦コッペンベルグ

コースマップ photo x2otrofee

 

コースは昨年よりも少しテクニカルに。スタートはコッペンベルグのふもとから。選手はアップなしで登り始める。フィニッシュラインを通過した最初の通過後にのみ、ライダーは右側のフィールドに飛び込む。

さらに少し上に登り、コッベンベルグの死刑執行人で勝負となる。石畳の登りを制するのは誰になるだろうか?

 

女子エリート

Tiz-cycling ストリーミング スクリーンショット以下同様

今日も優勝候補筆頭は世界王者のフェム・ファンエンペル。

 

さあ、石畳の登りからスタート。

 

先頭はサンヌ・カントとフェム・ファンエンペルが競っている。

 

だけど、フニッシュラインではフェム・ファンエンペルが前に。

 

後ろの皆が、押しているのにフェム・ファンエンペル一人だけ乗車したまま走っている。

 

2番手はデニス・ベッセマ。

 

泥の区間も乗車しているのはフェム・ファンエンペルのみ。

 

すでに差がついている。

 

あ~、もう後ろも見えない。

 

ここまで夏の衝突事故とトレーニングの滞りで不調だったデニス・ベッセマが単独2位になりそう。3番手はアンネマリー・ワースト。

 

もう、完全にフェム・ファンエンペルは飛んでいる。

 

もう、後ろのデニス・ベッセマは見えない。

 

残り2周

後ろのデニス・ベッセマは24秒差。

 

3位以下は混戦。777チームのライダーが連なっている。

 

やはり、パック・ピーテルスとシリン・ファンアンローイのライバル二人がいないと独走となるのか。

 

デニス・ベッセマはフェム・ファンエンペルの50秒遅れ程度で走っている。

 

残り1周

後ろのデニス・ベッセマは全く見えなくなった。

 

デニス・ベッセマは、1分15秒遅れで通過。3位はアンナ・ケイ。

 

フェム・ファンエンペルは次々とライダーをラップしていく。

 

フェム・ファンエンペルが雨で濡れて滑りやすいコッペンベルグを上がってくる。

 

フェム・ファンエンペルは指を立ててゴールへ。

 

フェム・ファンエンペルは、ゴールでバイクを掲げて勝利を祝う。これで開幕から6連勝となった。

 

2位には、デニス・ベッセマが入った。しかしタイム差は、1分58秒。3位は777のアンナ・ケイで2分8秒差でゴールしている。

 

リザルト

フェム・ファンエンペルのコメント

3ラウンドで終わってよかったわ。それでも、鉛のようだった。あれだけのパワーを出しているとは思えない。本当に前に進まない。

後輪は常に空回りしているし、できるだけ草地の縁を探すのがポイントだけど、危険なんだ。少しも気を抜くことはできない。だから、それなりにうまく走れた。

レースは来週土曜日にフランスのポンシャトーで開催されるヨーロッパ・シクロクロス選手権に向けた最後のテストでしたが、成功ですね。

今大事なことは、しっかり回復すること。選手権は常に別のレースだ。本当に楽しみにしている。

 

デニス・ベッセマのコメント

これは本当に素晴らしいこと。今日ここにいない選手もいるけれど、ここで2位になれたのは本当に嬉しい。

まだ完全には戻っていないかもしれないけど、物事は正しい方向に進んでいる。それはとてもうれしい。自分に勝ったような気分だ。

これは自信と士気を与えてくれる。今は本当に戻ってきたいとも思っている。特にタフなレースだったが、この2位にはとても満足している。

 

3位のアンナ・ケイのコメント

表彰台用のシューズも持っていなかったし、こんなにうまくいくとは思っていなかったから。これは私にとって大きな驚き。今までで一番難しいクロスのひとつだったと思う。

 

Rnk Rider Team Time
1
 VAN EMPEL Fem
Team Jumbo-Visma 0:43:23
2
 BETSEMA Denise
Pauwels Sauzen – Bingoal 1:50
3
 KAY Anna
Cyclocross Reds 2:08
4
 VAN DE STEENE Kim
Never Give Up by Jolien Verschueren 2:56
5
 CRABBÉ Kiona
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 3:09
6
 VAN ALPHEN Aniek
Cyclocross Reds 3:24
7
 WORST Annemarie
Cyclocross Reds 3:32
8
 CANT Sanne
Crelan – Corendon 5:41
9
 DOBBELAERE Jana
Duolar-Chevalmeire Cycling Team 6:21
10
 VANDERBEKEN Joyce
  7:11
11
 KRAHL Judith
Heizomat Radteam p/b Kloster Kitchen 8:01
12
 HURTELOUP Adèle
Proximus – AlphaMotorhomes – Doltcini CT 8:49
13
 DEFOUR Lara
  10:34
14
 DE VOS Nele
Never Give Up by Jolien Verschueren 10:47
15
 MCKINNON Elizabeth
  11:17
16
 BERTON Nina
  11:26
17
 BARTHELS Maïté
  12:41
18
 COOGAN CISEK Corey
  13:06
19
 DEVIGNE Camille
AWOL O’Shea 13:27
20
 STRATHDEE Ishbel
  13:46
21
 WHITESIDE Freya
  16:28
22
 DELCOMMUNE Juline
  16:58
23
 RUTTERFORD Mia
 
24
 DE CUYPER Emily
 
25
 VERSCHUEREN Jolisa
Never Give Up by Jolien Verschueren
26
 BLANCHAERT Jo
 
DNF
 BARTHELS Layla
 

 

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男子エリート

スタート前。

 

スタートは、マイケル・ファントーレンハウトが少し前に。

 

ピム・ロンハールが先頭か。

 

先頭は誰?

 

すぐにエリ・イーゼルビットが前に出る。

 

ティボー・ネイスも前にいる。

 

トップは、Tudor Pro Cycling Teamのランダー・ロックス。

 

ここで、ティボー・ネイスがトップに立った。

 

ティボー・ネイス、ピム・ロンハール、ランダー・ロックスと続く。

 

ティボー・ネイスがコッペンベルグで抜け出す。ロード組が強いコースなのか。

 

残り5周

ティボー・ネイスが抜け出した。これは飛べるか?

 

ティボー・ネイスの後ろにピム・ロンハールの姿が見えてこない。6秒から広がっているようだ。

 

2位にピム・ロンハールを抜いたエリ・イーゼルビットがくる。

 

エリ・イーゼルビット、ピム・ロンハール、マイケル・ファントーレンハウトが2位グループ。

 

2位を走るピム・ロンハールが泥で足を取られる。落車は免れたけれど、滑りやすい。

 

ピム・ロンハールがネットに引っかかってしまう。マイケル・ファントーレンハウトが抜いていく。

 

ティボー・ネイスの調子は今日は良いみたいだ。

 

残り4周

エリ・イーゼルビットが、22秒差の2番手で越えていく。

 

ティボー・ネイスは、サングラスをとっている。泥で前が見えないようだ。

 

2位争いは、エリ・イーゼルビット、ラース・ファンデルハール、マイケル・ファントーレンハウト、キャメロン・メイソンと続く。

 

序盤トップを走っていたTudor Pro Cycling Teamのランダー・ロックスが派手に落車。

 

エリ・イーゼルビットも、この区間では足をとられる。

 

先頭のティボー・ネイスも落車。すぐに立ち上がる。

 

ティボー・ネイスの足は止まらない。

 

残り3周

ティボー・ネイスが12秒差でフニッシュラインを越える。

 

2番手のエリ・イーゼルビットが滑ってしまい、逆向きになってしまう。

 

2位争いは先頭が次々とかわる。

 

残り2周

ティボー・ネイスは、エリ・イーゼルビットを20秒引き離した。

 

今日のティボー・ネイスは強い。自足勝負となるコッペンベルグでも足が回っている。

 

2位争いは、エリ・イーゼルビットとラース・ファンデルハールの二人になりそう。

 

ティボー・ネイスが足を取られて、バイクを降りて押す。

 

ティボー・ネイスは最後のコッペンベルグに。

 

最後のスパート。

 

ティボー・ネイスは、見事な独走劇で後続を寄せ付けずに勝利。

 

シクロクロスの皇帝、スヴェン・ネイスが最後にコッペンベルグで勝利して11年振りに、息子の勝利となった。

 

2位争いはエリ・イーゼルビットをラース・ファンデルハールが抜いていく。

 

2位にはラース・ファンデルハール、3位はエリ・イーゼルビットとなった。

 

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リザルト

ティボー・ネイスのコメント

コッペンクロスで独走優勝を飾った。それ以上の喜びはあるのだろうか?

いいえ、絶対にありません。スロークロスのひとつで、完全に体力を消耗した。自分のこと、自分のペースを見つけることだけに集中する。他のことは何も考えない。それは不思議な感覚だ。

最初のコッペンベルグで少しこけてしまい、順位を落としてましたが。

少し硬めのタイヤで、少し溝の少ない状態で上り坂を走ることにした。その後は自分の走りに徹した。誰とも顔を合わせず、クロスの間ずっと走り続けられるペースを探したんだ。

インターバルはほとんどない。でも、限界を見つけるのは難しいよ。そのときに自分の力をどう発揮するかがとても難しい。自分との戦いだった。

父親も9回優勝していることから、このクラシックレースでのネイスファミリーの優勝回数を10回に伸ばしましたね。

信じられないよ。私たちはついに10回を達成したんだ。今はただこれを楽しみたい。シーズンはすでに信じられないほど素晴らしい。日曜日に負けても気にしない。全力を尽くして、その結末を見届けたい。

 

2位のラース・ファンデルハールのコメント

今日はとてもタフだった。でも、ティボーがすぐに去ってしまったので、レース全体を余裕を持って走ることができた。

レース中、自分はマイケルやエリよりも優れていると感じていたので、それが終わるまで待った。走り去るための最後の登りだ。

 

3位のエリ・イーゼルビットのコメント

今日ここで2人の超強力なライダーと衝突したが、私は十分ではなかった。ここではドライエディションしか経験したことがなかったので、これは私にとってこれまでで最も厳しいコッペンベルククロスだった。

 

Rnk Rider Team Time
1
 NYS Thibau
Baloise Trek Lions 0:59:33
2
 VAN DER HAAR Lars
Baloise Trek Lions 0:07
3
 ISERBYT Eli
Pauwels Sauzen – Bingoal 0:17
4
 MASON Cameron
Cyclocross Reds 0:37
5
 VANTHOURENHOUT Michael
Pauwels Sauzen – Bingoal 1:16
6
 VANDEBOSCH Toon
Crelan – Corendon 2:13
7
 VAN KESSEL Corné
Deschacht – Hens – Maes 3:14
8
 AERTS Thijs
Circus – Reuz – Technord 4:01
9
 MEIN Thomas
Hope Factory Racing 4:07
10
 LOOCKX Lander
TDT-Unibet Cycling Team 4:13
11
 RONHAAR Pim
Baloise Trek Lions 4:54
12
 THOMAS Théo
Sebmotobikes CX Team 5:55
13
 MARASCO Lorenzo
Sebmotobikes CX Team 6:34
14
 VAN LOOVEREN Joachim
  6:57
15
 ALDERWEIRELD Robin
  7:32
16
 VERVOORT Wout
Stageco Cycling Team 7:59
17
 ROMBOUTS Seppe
  9:21
18
 DE VET Sander
  9:40
19
 BAESTAENS Vincent
Spits CX Team
20
 WUYTS Mathijs
 
21
 HAMM Florian
 
22
 GAßNER Michael
 
23
 RISBERG David
 
24
 TEIRLINCK Jens
 
25
 TAKENOUCHI Yu
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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