2022年のブエルタ・ア・エスパーニャは、8月19日にオランダのユトレヒトのチームタイムトライアルでスタートし、9月11日にマドリードで終了する。
3週間で、3,281 kmのルートには、9つの登山ステージと4つの丘陵ステージ、スプリンターのための6つのフラットステージがある。
個人タイムトライヤルは第10ステージで、エルチェからアリカンテまでの31.1kmとなっている。初日はチームTTだけど、差がつくのは第10ステージだろう。
例年に比べて山岳の厳しさは少しゆるくなっているように感じるけどどうかな。
2022ブエルタ・ア・エスパーニャ
2020年にオランダからスタートする予定だったが、2年越しでようやくユトレヒトからブエルタは始まる。
ユトレヒトには、2010ジロ・デ・イタリア、2015ツール・ド・フランスも訪れており、3大ツール全てが行われる都市となる。
初日がチームタイムトライヤルというのも面白い。23.3kmだから、大きな差はつかないだろう。誰が最初のマイヨ・ロホを着るのか予測がつかない。
オランダで3レースを行ったあとに、休憩日で移動。
第4ステージから、バスク地方で戦いが再開され、バスクの3つの州すべてを訪れるレースが駆け巡ぐる。
第6ステージが最初の山頂フニッシュ 180km
ビルバオからスタートし、サンミゲルデアグアヨのゴールに向けて最後は登っていく。標高1000m近くを登っていかないといけないので、ここで最初の振り分けが行われるだろう。
どうみても、最後の登りが勝負ですね。
第10ステージ 個人タイムトライヤル 31.1km
個人タイムトライヤルのコースは平坦。距離は31.1kmあるので、結構タイム差はつきそう。だけど、クライマーとTTスペシャリストでも1分強のタイム差で収まれば良い勝負となるかも。
プリモッシュ・ログリッチとタデイ・ポガチャルがここでタイムを稼ぎそうだ。クライマーが2分もタイム差をつけられると厳しい。
第15ステージ マルトス~シエラネバダ 148.1km
シエラネバダ山脈を登るゴールは、海抜2500m。1級山岳をこなしてから、超級山岳の登るコースは暑さも問題となりそう。
ここで、大きなタイム差がつきそうだ。コースを全て見てみたけど、このステージが最も厳しいのではないかな。
例年に比べると、そこまで山岳ステージがきつくないので、クライマーが狙うステージは限られてくるかもしれない。
最終ステージは、マドリードでスプリント集団ゴールとなる。
ブエルタコース一覧
🆕🇪🇸 Desvelado el recorrido de #LaVuelta22
🆕🇬🇧 The route of #LaVuelta22
— La Vuelta (@lavuelta) December 16, 2021
- ステージ1:ユトレヒト–ユトレヒト、23.3km(チームタイムトライアル)
- ステージ2:ボルドゥケ–ユトレヒト、175.1km
- ステージ3:ブレダ–ブレダ、193.2km
- ステージ4:ビトリア-ガステイス-ラガーディア、153.5km
- ステージ5:イルン-ビルバオ、187km
- ステージ6:ビルバオ-サンミゲルデアグアヨ、180km
- ステージ7:カマルゴ-システィエルナ、190.1km
- ステージ8:ポラデラビアナ-コラウファンクアヤ、154.5 km
- ステージ9:ビリャビシオーサ –レスプラエレス、ナバ、175.5 km
- ステージ10:エルチェ–アリカンテ、31.1km(個別タイムトライアル)
- ステージ11:アルアマデムルシア–カボードガタ、193km
- ステージ12:サロブレナ–ペナスブランカス、エステポナ、195.5km
- ステージ13:ロンダ–モンティラ、171km
- ステージ14:モントロ–シエラデラパンデラ、160.3km
- ステージ15:マルトス–シエラネバダ、148.1km
- ステージ16:サンルカル・デ・バラメダ – トマレス、188.9km
- ステージ17:アラセナ –モナステリオ・テントゥディア、160km
- ステージ18:トルヒーリョ – ピオマル、191.7km
- ステージ19:タラベラ・デ・ラ・レイナ – タラベラ・デ・ラ・レイナ、132.7km
- ステージ20: モラルサルザル– ナバセラダ、175.5km
- ステージ21:ラスロサス–マドリード、100.5km
今回のブエルタには200kmを越えるステージはない。これも珍しいですね。
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