MAHLEは、電動自転車のモーターを作っているブランドで、多くのメーカーの電動バイクに搭載されている。
世界中の2台に1台はMAHLE製品が搭載されているほどだ。
そのMAHLEが、新しいXS Systemを発表。新しいシステムは、内蔵バッテリーなしで、eBike の必須コンポーネントのみで構成されている。
街乗りなど、近距離とか何十キロも乗らないならばボトルゲージに収まるバッテリーで十分だ。当然、内蔵バッテリーがないので軽くなるしフレームの改造もいらない。
MAHLE XS System
通常は、ダウンチューブに内蔵バッテリーが搭載され、ボトルゲージにつけるのはオプションの追加バッテリーという構成。
これをボトルゲージに取り付けるバッテリーだけにした訳だ。モーターはリアハブモーターなので、ホイールを取り換えるだけ。
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MAHLE は、システムの重量は、小型のX20 ハブ モーターと合わせて 2.5kg。
システムの構成は
- eX1 外部バッテリー 重量 : 1kg
- XS スマート コントローラー
- リアハブ モーター (X20 または X30) 重量X20 : 1.4kg
- トルク センサー
MAHLE は、このシステムで、自転車ブランドが eBike を設計する際に簡単に採用できるようになることを期待している。
電動アシストなしでも乗りたい場合は、バッテリーを取り外して、ペダルをこぐだけ。
構成が簡単なので、普通のロードバイクにつかないのかと思って公式サイトを見たのだけど、どうやらバイクメーカー向けの商品で、個人が購入できるものではないようだ。
今でも、ロードバイクに取り付けることができる電動システムはあるけれど、ここまでスマートなものはない。
ほんのちょっと坂でアシストしてくれれば、長い坂も上がれるんですけどね。多分。
先日、プロジェクトXで電動アシストの開発ドキュメンタリーをしていたけど、当初の電動アシストバイクから比べるといかに小さくなったことか。技術の進歩は凄い。
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