2022ツアー・オブ・オマーン第4ステージ　独走で逆転総合に立ったのは?

第3ステージでは、アンソニー・チャーミグ(Uno-X Pro Cycling Team)がプロ初勝利。

今日から、集団はUno-X Pro Cycling Teamがコントロールするはず。山岳ポイントがあり、活性化した集団を抑えるのは容易ではない。

しかも、アンソニー・チャーミングは開発チームから昇格して、ブロレース数も今日で9レース目だ。

まだ勝利をあげていないワールドチームは果敢に攻撃を仕掛けるだろう。今回は、逃げも簡単にも決まらないのでは。

 

第4ステージ 　アルシファ～マスカット  119.5 km

 

アルシファのビーチでスタート。フィニッシュはマスカットのロイヤルオペラハウス。

山岳ポイントが4か所設定されている。前半の山岳から逃げグループは活性化するはず。逃げ切りが狙えるコースだからね。

アルジャバルストリートの登りは、40 kmの周回で3回、わずかに長い側から2回、短い側から1回登る。最後のスプリントポイント頂上からゴールまで15km。

絶対に逃げれるかというと、2018年にはスプリントで決着となっているので、勝負の行方はわからない。

 

1. スプリントポイント　アルジサ
2. 山岳ポイント　アルジサ　1.0km・9.6%
3. 山岳ポイント　アル・ワディ・アル・カビール  2.3km・6.0%
   
4. 山岳ポイント　アルジャバルストリート  4.0km・6.7%
   
5. 山岳ポイント　アルジャバルストリート  3.6km・8.9%
6. スプリントポイント　アルジャバルストリート  4.0km・6.7%

 

スタート

リーダーのアンソニー・チャーミグの隣にはボイント賞のマーク・カヴェンディシュが並ぶ。

 

 

その後ろには、オマーンの地元選手が並んでいる。地元だからインタビューも受けてましたね。

 

リアルスタートで飛び出すけど。

 

まだ、様子見だ。

 

最初から登っているのでバラバラと逃げたい選手が前に出てくる。

 

まだ、集団は長く連なっている。これは中々決まらないパターンだ。

 

総合で1分以内に30人いるので、誰にでもトップに立つ可能性がある。

 

集団から二人が飛び出した。決まるのかな。昨日も逃げにのったサミュエル・ゾッカラートだ。

1. 95 サミュエル・ゾッカラート (Bardiani-CSF-Faizanè)
2. 115 フレン・イリサル (Euskaltel – Euskadi)

 

二人は30秒差で最初の丘を越えていく。ただ、下りでは集団有利だ。追走が一人いるけど、10秒後ろ。まあ追いつくかな。

 

3人の逃げが完成

一人がジョイン。ミハエル・ククルレで、キャリア2勝を上げており、2021年チェコロードチャンピオンだ。

1. 95 サミュエル・ゾッカラート (Bardiani-CSF-Faizanè)
2. 115 フレン・イリサル (Euskaltel – Euskadi)
3. 122 ミハエル・ククルレ(Gazprom – RusVelo) 

 

集団はUno-X Pro Cycling Teamと、総合2位のヤン・ヒルトを要するIntermarché – Wanty – Gobert Matériauxが引く。

残り100kmで1分25秒と離れてきた。今日はタイム差はあまり与えないのでは。

 

あ～、後ろに集団が見えてきた。これは捕まるパターンだ。この後3人は捕まってしまう。

 

3人を捕まえた集団はTeam DSMが引く。いたのかという感じ。全く存在感がなく目立ってなかった。

 

山岳ポイント　アルジサ　1.0km・9.6%

集団は長くなっている。

 

10名程度が前に出たのだけど、どうかな。

 

先頭集団には、リーダーが入っているのでこれは逃げれないだろう。ルイ・コスタもいるし。

 

アンソニー・チャーミグ(Uno-X Pro Cycling Team)は集団に戻る。

 

5人の逃げ

先頭は5人となる。だが、タイム差は離れておらず集団からは見えている状態。

1. 4 マウロ・シュミット (Quick-Step Alpha Vinyl Team)
2. 11　セーアン・クラーウアナスン(Team DSM)
3. 13  ヨナス・ヴィデバーグ (Team DSM)
4. 23 アントワーヌ・デュシェーヌ(Groupama-FDJ)
5. 121 マルコ・カノラ( Gazprom – RusVelo)

 

山岳ポイント　アル・ワディ・アル・カビール  2.3km・6.0%

先頭5人が山岳に入った。タイム差は50秒。長い直線ではまだ集団から見えている。

 

なんと、後ろから最初に逃げていたサミュエル・ゾッカラート (Bardiani-CSF-Faizanè)が追いついて、そのままKOMも取ってしまった。

なんとしても逃げたいみたいだ。

1. 95 サミュエル・ゾッカラート (Bardiani-CSF-Faizanè)　3ポイント
2. 23 アントワーヌ・デュシェーヌ(Groupama-FDJ)　2ポイント
3. 4 マウロ・シュミット (Quick-Step Alpha Vinyl Team)　1ポイント

 

なんと、サミュエル・ゾッカラートは追いついただけでは満足せず、先頭からアタック!

 

山岳ポイント　アル・ワディ・アル・カビール  2.3km・6.0%

単独で2回目の山岳ポイントに挑む。

 

後方からマウロ・シュミットが追いついて、そのまま抜いていく。

 

集団からもアタックがかかる。

 

集団も伸びいていく。もう前に逃げが見えている。

 

マウロ・シュミットが単独で山岳ポイントを目指す。サミュエル・ゾッカラートはついていけない。

 

結構登っている。

 

リーダーのアンソニー・チャーミグ(Uno-X Pro Cycling Team)はアシストもなく遅れている。

この前にファウスト・マスナダとヤン・ヒルトがいる。

 

アンソニー・チャーミグ(Uno-X Pro Cycling Team)は前を捕まえた。追走は8人となる。

 

マウロ・シュミットは単独で下っていく。逃げれるだけ逃げて、後ろのファウスト・マスナダのアシストだ。

シューズが大写しになったけど、新しいスぺシャのシューズかどうかはわからなかった。マーク・カヴェンディシュも履いているらしいけど、チームメイトはどうなのかな。

 

下りで後ろから、登りで遅れたライダーが合流。かなり人数が増えた。

 

追走は40人。次の山岳でシャッフルがあるだろう。

 

少し、マウロ・シュミットは疲れてきたか。

 

スプリントポイント　アルジャバルストリート  4.0km・6.7%

集団も登りに入っている。

 

マウロ・シュミットの後ろに集団から抜け出したライダーが見えている。

 

マウロ・シュミットにアルケア・サムシックのケヴィン・ルダノワが追いついた。

 

ケヴィン・ルダノワがアタックをかける。20歳の若者だ。

 

ケヴィン・ルダノワがトップ通過。

 

小さくなった追走からファウスト・マスナダが下りでペースを上げる。

 

追走は5人。ここからステージ優勝が出るのか?

 

ケヴィン・ルダノワは、後ろに追走が見えているので捕まりそうだ。

 

やはり下りで追いつかれた。

 

出た!  下りでファウスト・マスナダがアタックだ!

 

後方からヤン・ヒルトが追っているが差が開いていく。

 

ヤン・ヒルトは後続に捕まった。こうなると、マウロ・シュミットが後ろにいるファウスト・マスナダは有利だ。

 

追走では、マウロ・シュミットがうまく先頭交代を邪魔する。

 

総合1位、2位のアンソニー・チャーミグとヤン・ヒルトが二人で追走から抜け出して前を追う。

 

だが、後方につかまり元に戻る。これは追走が機能しない。

 

ファウスト・マスナダは逆転総合に向かって突き進む。

 

後方ではマウロ・シュミットがいい働きをしている。

 

ファウスト・マスナダは、後続に1分7秒もの大差をつけて単独ゴール!

これで、総合でもトップに立ち、2位のアンソニー・チャーミグに55秒の差をつけた。明日のクイーンステージでは、リーダージャージを死守しなければならない。

チームメイトのマウロ・シュミットの独走からバトンタッチして、見事なチームプレイだった。

 

 

リザルト

第4ステージ　リザルト

ファウスト・マスナダはゴール後のインタビューで

勝ったときは、それはいつも素晴らしい日だ。特に登りが暑かったので、厳しいレースだったと思う。

私のチームメイト（マウロ・シュミット）は一日中レースの最前線にいた。彼は逃げ切ろうとした。そして、決勝では、私は自分のカードをプレイし、適切な瞬間を選んだ。

チームで最初の勝利を収めた。

分類リーダーになることは常に良いことであり、重要だ。特に明日を視野に入れて、クイーンステージが厳しい上り坂のフィニッシュだが、ジャージを守るために戦う。

Team CCCから移籍して、初めての勝利をファウスト・マスナダは掴んだ。あとは総合優勝を飾るだけだ。

 

総合

ポイント賞

新人賞

アンソニー・チャーミグは総合2位に落ちたが、ネオプロでこの成績は素晴らしい。