2022 ファメンヌ アルデンヌ クラシック ベルギーのクラシックレースを制したのは?

ファメンヌ アルデンヌ クラシックは2017年からベルギーのワロンヌ地方で行われるワンデーレース。Famenne Ardenne Classic(1.1)

今年からLottoがスポンサーについているので長く続くことを期待したい。公式サイトではレース名は、2022年からロト ファメンヌ アルデンヌ クラシックとなっている。

 

過去の優勝者は

• 2019　ディミトリ・クレイス
• 2018　ギョーム・ボワヴァン
• 2017　モレノ・ホフラント　2021年引退

 

マルシュ＝アン＝ファメンヌ～マルシュ＝アン＝ファメンヌ　188km

 

コースは114 kmの大きなループを走った後に、24kmのローカルサーキットを3周してゴールする。

 

1. 山岳ポイント　Cote de Nassogne   11.6km・2.9%
2. 山岳ポイント    Cote d’Ortho  2.9km・5.5%
   
3. 山岳ポイント    Cote de Nisramont    3.3km・4.1%
   
4. 山岳ポイント   Cote de Warisy   3.1km・5.2%
   
5. 山岳ポイント    Cote de Roy   2.3km・4.9%  
   
6. 山岳ポイント    Cote de Roy   3.4km・4.2%  
   
7. 山岳ポイント    Cote de Roy   3.4km・4.2%  
8. 山岳ポイント    Cote de Roy   3.4km・4.2%  

 

注目のライダーは

•  Intermarché – Wanty – Gobert Matériaux　ディミトリ・クレイス、ビニヤム・ギルマイ、タコ・ファンデルホールン
•  Lotto Soudal　アルノー・デリー、ヴィクトール・カンペナールツ、フロリアン・フェルメルシュ
•  AG2R Citroën Team　グレッグ・ファンアーヴェルマート、オリバー・ナーセン
•  Cofidis　アクセル・ザングレ
•  Israel – Premier Tech　ギョーム・ボワヴァン、ジャコモ・ニッツォーロ、セップ・ファンマルク
•  Trek – Segafredo　エドワード・トゥーンス
•  Team Arkéa Samsic　コナー・スウィフト、ユーゴ・オフステテール
•  Alpecin-Deceuninck　ティム・メルリエ、ドリース・デポンド
•  TotalEnergies　アントニー・テュルジス、ニキ・テルプストラ

 

スタート前

Intermarché – Wanty – Gobert Matériauxのビニヤム・ギルマイはスプリントに絡めるか。

 

 

AG2R Citroën Teamは、グレッグ・ファンアーヴェルマートとオリバー・ナーセンで最後は逃げを狙いたいけど、スプリンター有利のコースだ。

 

Alpecin-Deceuninckのティム・メルリエは勝利を掴めるか。

 

Lotto Soudalは、アルノー・デリーで勝利を狙う。

 

スタートは室内から。

 

6人の逃げ

残り87.6kmで逃げているのは6人。

1. 106.HECHT Gage(Human Powered Health)
2. 137.ZIJLAARD Maikel( VolkerWessels Cycling Team)
3. 154.TEGGART Matthew(WiV SunGod)
4. 164.MARSMAN Tim(Metec – SOLARWATT p/b Mantel)
5. 181.BOUTS Jordy(BEAT Cycling)
6. 197.STEWART Mark(Bolton Equities Black Spoke Pro Cycling)

 

雨なのでレインジャケットを着ていて誰だかわからないのが困りものだ。

 

残り80.5kmでタイム差2分33秒。Lotto Soudalが先頭で引く。

 

残り3周

先頭がフニッシュラインを通過。

 

集団後方でカーブで落車。Team Arkéa Samsicのマーカス・パジュールだ。

 

 

集団もフニッシュラインを通過。

 

ヴィクトール・カンペナールツは3番手に位置している。

 

山岳ポイント    Cote de Roy   2.3km・4.9%  

登りで先頭から一人ずつ、ちぎれていく。

1. 137.ZIJLAARD Maikel( VolkerWessels Cycling Team)

 

先頭は4人に。

1. 106.HECHT Gage(Human Powered Health)
2. 164.MARSMAN Tim(Metec – SOLARWATT p/b Mantel)
3. 181.BOUTS Jordy(BEAT Cycling)
4. 197.STEWART Mark(Bolton Equities Black Spoke Pro Cycling)

 

集団からSport Vlaanderen – Baloiseのケニース・ファンローイがアタック!

 

しかし、Sport Vlaanderen – Baloiseのケニース・ファンローイは、集団に捕まる。一人では追いつかないか。

 

残り50.4kmで2分16秒差。雨はやみそうにない。

 

先頭からまた一人切れる。

1.  106.HECHT Gage(Human Powered Health)

 

残り2周

2分2秒差で先頭が通過。

1. 164.MARSMAN Tim(Metec – SOLARWATT p/b Mantel)
2. 181.BOUTS Jordy(BEAT Cycling)
3. 197.STEWART Mark(Bolton Equities Black Spoke Pro Cycling)

 

集団もフニッシュラインを通過。タイム差は残り47kmで2分1秒に。

 

山岳ポイント    Cote de Roy   3.4km・4.2%  

Lotto Soudalのブレント・ファンムールとフロリアン・フェルメルシュが集団を牽引。

 

残り40.1kmで1分38秒差に。

 

山岳ポイント    Cote de Roy   3.4km・4.2%  

3人は山岳ポイントを通過。

 

先頭は2人となってしまう。

1. 181.BOUTS Jordy(BEAT Cycling)
2. 197.STEWART Mark(Bolton Equities Black Spoke Pro Cycling)

 

逃げていた一人は集団に吸収される。

1. 164.MARSMAN Tim(Metec – SOLARWATT p/b Mantel)

 

残り1周

集団が後ろに迫ってきた。

 

残り23.6kmで後ろにつかれる。

 

残り23.5kmで逃げは消滅。

 

集団は活性化。

 

アタックが掛かり続ける。TotalEnergiesのアントニー・テュルジスがアタックだ。

 

しかし、アントニー・テュルジスは、逃がしては貰えない。

 

ヴィクトール・カンペナールツは集団最後尾。今日は仕事終了だ。

 

Trek-Segafredoのトムス・スクインシュが攻撃をかける。

 

残り15.2km。まあ、スプリントに向けて逃げだすことは難しいだろう。

 

トムス・スクインシュの引きで、集団が大きく割れてしまった。

 

先頭は20人くらい。追走も30人はいない。

 

一列棒状だけど、集団は繋がった。60人くらいか。

 

AG2R Citroën Teamのグレッグ・ファンアーヴェルマートがパンク。これは痛い。

 

残り8km。

 

残り5.7km。Lotto Soudal先頭で牽引。

 

TotalEnergiesのアントニー・テュルジスがアタック!

 

AG2R Citroën Teamのスタン・デウルフが追走。

 

 

スタン・デウルフが追いつきそうだ。

 

Israel – Premier Techのオマール・ゴールドスタインが追いついてきた。

 

Lotto Soudalのフロリアン・フェルメルシュは最後尾。

 

残り2.2kmで逃げていたアントニー・テュルジスとオマール・ゴールドスタインは捕まる。

 

これはバンチスプリントとなるか。

 

かなりの人数がいる。

 

残り1.3kmでTrek-Segafredoが先頭。

 

残り1.1km。ここは石畳だ。

 

あっと、カーブで落車。なんと、Lotto Soudalのアルノー・デリーが落車してしまう。すぐに立ち上がったけれど、もう無理だ。

 

先頭はTeam Arkéa Samsic。

 

AG2R Citroën Teamも出てくる。

 

先頭はAG2R Citroën Teamのスタン・デウルフ。オリバー・ナーセンでゴールを狙う。

 

Lotto Soudalは、アルノー・デリーがいないので諦めている。

 

先頭はTeam Arkéa Samsicのユーゴ・オフステテール。

 

Alpecin-Deceuninckのティム・メルリエはフェンス際で何度も足を止めている。位置が悪い。Team Arkéa Samsicは、ユーゴ・オフステテールとアモリ・カピオの二人が並んでスプリントだ。

 

後ろから、AG2R Citroën Teamのオリバー・ナーセンも上がってくるが。

 

先にゴールラインを越えたのはCofidisのアクセル・ザングレだ～!

見事に、混戦のスプリントを制して見せた。アクセル・ザングレは、2022ルート・アデリ・ド・ヴィトレ、2022アークティック・レース・オブ・ノルウェー第1ステージの優勝に続いて今シーズンの3勝目となった。

 

とにかく、こういった登りスプリントには滅法強いライダーだ。ジャパンカップにも来日するので、これは楽しみなレースが期待出来そうだ。

 

 リザルト

アクセル・ザングレのコメント(公式サイトより)

この勝利はとてもうれしい。ここ数週間、ちょっと調子が悪かったのだが、感覚が戻ってきたような気がする。今日はとても気分が良かった。この最終決戦はうまくいってよかったと思う。

残り1,5kmから狭くなり、早め早めの行動が必要な、拷問のようなコースだった。最後の数メートルで前が開き、さらにスピードを上げて到着した。勝つことが見えていたので、少し楽しむことができた。